先月から日本に来ている。
あちらを留守している間に 北カリフォルニアと南カリフォルニア(家の近く)で
大きな山火事。
北カリフォルニアでは ワインの産地 ソノマカウンティー、サンタローザや
ナパで大きな被害が出た。
同時に 南カリフォルニアの家の近くでも山火事は起こり
その近くを走っている有料道路が 当分の間 封鎖とのお知らせが
イーメールで送られてきた。
カリフォルニアでは 山火事は毎年のように起こり
そのたびに怖い思いをする。
幸いにして、今回も直接の被害に遭わなかったことに感謝。
さて、サンタローザであるが
今をさかのぼること、130年前、薩摩出身の日本人、長澤鼎が
ワイン作りに成功し、ワインのプリンスと呼ばれ
現地の人々の尊敬を集めていた。
彼の生きた証は、パラダイスリッジというワイナリーの展示室に
保管されていたのだが、
今回の火事で焼失してしまったという。
ワインのプリンスに憧れて かの地を訪れたのは 3年前(2014年)の夏だった。
形あるものは 壊れ命あるものは死にゆくのが定めだと分かってはいるが・・・。
悲しい。
こんな時だから、今一度、思い出は永遠・・・
きっかけは、
「ワインのプリンスに恋」(2014年4月)
http://americajijo.jugem.jp/?eid=871
「やっと会えたプリンス、長澤に」(2014年7月)
http://americajijo.jugem.jp/?eid=892
「ラウンドバーン(ワインのプリンスの馬小屋)」
http://americajijo.jugem.jp/?eid=891
いにしへの苦難を思ひ心するプリンスと呼ばれし薩摩人(さつまびと) ___みつこ