人生の終わり方
- 2017.03.30 Thursday
- 15:10
久しぶりに映画館で映画を見た。
「The Last Word」シャーリーマクレーン主演
Facebookの宣伝で この映画のことを知った。
なかなか良さそう!
観たいと思っていると・・・。
なんと映画の招待券(フリーチケット)が2枚 降ってきた。
これも初めての経験なのだが、
トリプルA でかなり待たされた後、係の若い子が
「辛抱強く待ってくれてほんとうにありがとう。
待たせてしまって申し訳なかったから
この映画のチケットをどうぞ!」
と、くれたのだ。
かなり待ったからね。それも文句も言わずに。
ご褒美ってわけね。
映画好きな友人を誘ったら 付き合ってくれるという。
で、行ってきた。
ちょっとあらすじなど・・・
ハリエットは自分の周りをすべて思い通りにコントロールしないと
気が済まないという鼻っ柱の強い女性。
81歳。仕事を引退し、悠々自適の毎日。
裕福で 小奇麗なそこそこ大きな家に何不自由ない一人暮らし。
だが、できる、いや、でき過ぎる女だけに、
暇とエネルギーを持て余している。
ある眠れない夜、ワインを飲みながら、睡眠薬を多めに飲んでしまう。
案の定、救急車で運ばれることに・・・。
主治医は 「ひょっとして自殺未遂?」と彼女を疑うが
ハリエットは間違ったのだと言い張る。
いくらコントロールフリークのハリエットだとしても、
人生に自ら終止符を打つのは キリスト教徒の彼女には許されない。
その数日後、やっぱり薬瓶を眺めているハリエット。
おもむろに4〜5錠の薬を取り出し・・・
と、ワイングラスを倒して中のワインが机の上にこぼれる。
慌ててこぼれたワインを拭こうとして新聞を取り出す。
そこで、偶然見つけたのが美辞麗句で飾られた知人の新聞死亡広告。
それを見たハリエットはあることを思いつく。
新聞社に出かけていき、記事を書いた若い女性記者アンに
自分の新聞死亡記事を書いてほしいと頼む。
生きている間に 死亡記事を書くという奇抜なアイデアに
最初は、面食らうアンだが・・・。
ハリエットの記事を書くために彼女のことを調べ始め
ますます面食らうアン。
アンと知り合って ハリエットは変わっていく。
ハリエット、何でも自分の思い通りにしたいがために
夫とは離婚、娘とは絶縁状態、友達もいない。
お金はある、仕事にも成功したけれど
孤独でさみしい人生の最期を迎えつつあったハリエットの不安は
若いアンとブレンダによって解消され、幸せなものになっていく。
できる女ハリエットの孤独が、
嫌味な老女ハリエットの心の裏側の魅力が
なんだかとっても心にしみる作品。
こんな風に人生の幕引きができたら いいなあ。
コントロールフリークだって、
嫌味な仕事のできる成功した女だっていいじゃない。
離婚してたって 子供に嫌われてたって
自分を生ききったら こんなに幸せになれるんだ!
人生って素晴らしい!
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