助けてきわめ人
- 2016.09.11 Sunday
- 15:25
合気道から学ぶコミュニケーションの極意
テレビを見ていたらお悩みを極め人に解決してもらうという
「助けてきわめびと」という番組をやっていた。
その回は、喧嘩ばかりしている3人組の女芸人が合気道の達人に
コミュニケーションスキルを上げる極意を学ぼうというものだった。
グループの一人が 一生懸命過ぎて他の二人の意見に 全く聞く耳を
持たないのが原因で グループはまとまらず 話し合いにならないので
このままではグループは解散寸前のところまで来ているという。
そんな危機的状況にあるグループを 助けるのは、合気道のきわめ人。
合気道で コミュニケーションスキルを学べるの?
まず、おもしろかったのは知っているようで知らなかった合気道というもの。
ついこの間、武田鉄矢さんのラジオ番組で 「合気道っていうのはね。
相手のなすが儘に逆らわないこと。相手の好きなようにさせることなんだ」
って 武田さんが力説していて 「ふーーん そんなもんかい???」と
納得はしなかったものの おもしろいなあと思っていたところだった。
やはり同じことを理解するにあたり耳で聞くだけなのと、目で見るのでは
格段に違う。
画面で見る合気道の相手の倒し方(=手を握って抑え込んでいる相手を
転がすその間合い)が ただの力技でなくて 上手に相手の力を使って転がすと
いうことだった。
そして、当然、グループの中で一人力んでいたその子は、
合気道の間合いが分からず、いくら倒そうと思っても
まったく 相手を動かすことができなかった。
合気道というのは、すなわち、いかに相手に合わせるかが大事なんだって。
合気道に敵はいない。敵を倒すのではなく相手と同じように動くこと。
それが相手をかわすことなんだそうな。
すなわち、
「相手を感じることができる=他者とコミュニケーションができる」
相手(敵)を愛しちゃうことが 合気道の極意だって武田さんは言ってた。
数日間の合気道合宿の最終日、そこまで時間をかけても まだできなかった
トラブルメーカーの一人が 最後の最後で 仲間と心を通わせる。
そして、その瞬間に 相手を転がすことに成功する。
もう一つ その子が学んだことは かっとなった時の対処の仕方。
大きく深呼吸。息を吸うときも おなかの下のほうに吸う。
肩で吸わないこと。そして、吸った息を上手に吐くことで
怒りを鎮めるやり方。
舞台とか大事な場面で舞い上がらないようにするためにも
使えるのだとか。
さすが、日本。
合気道のすご技。
そのさりげなさ、日本だわあ。
この呼吸法、アレキサンダーテクニックの呼吸法と似てた。
リラックスする方法として 同じなんだなあ。
と、納得。
きわめ人の極意、全世界で通じるところがあるのかも。
アレキサンダーテクニックについては↓
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