あきれるぜ、このいい加減さ!
またしてもいい加減で不当な請求にあきれ返るの図。
我が家では 電話、テレビ、インターネットのすべてを
ケーブルテレビ会社と契約している。
1995年の夏、オレンジカウンティーのIrvineに暮らし始めたときから
3回の引越しをしたが ずっと同じ会社を使っている。
インターネットの契約は はじめからではないかもしれないが、
15年以上にはなるに違いない。
最初は ワイファイなどなかったから家中にワイヤーを這わせていた。
とにかく、この会社とは長いお付き合いをしている。
年々 じりじりと使用料金は 上がり
大体毎月210〜220ドル前後の請求が来る。
が、それほど大幅に増えたり減ったりすることはない。
ところが 先月の請求額は 270ドル近かった。
自動支払いになっているので 気がついたのは
銀行の明細書を確認しているときだった。
「やけに高いなあ?そういえば、いつもより頻繁に日本に電話したから
国際電話料金がかかったのかな?どんだけ日本に電話したのだろうか?」
と、早速 ウェブで自分のアカウントを開いて 何がいつもと違うのかを
調べると・・・、おかしなものを発見。
「One time charges and credits」 =臨時料金と預かり金
という項目があり、
Service Appointment Aug. 11 =修理 8月11日
60ドルとある。
そういえば、確かに そのころ 突然テレビが映らなくなり
修理を頼んだ。修理の人がやってきて なんとか直ったのだった。
でも、おかしい!!
そういう場合の修理代は払わなくていいように
毎月5ドル、保険を払っているはず。
何年か前、ケーブルの不具合などが続き、
短い間に何度も修理に来てもらった時期があった。
その際、一度につき かなり高額な修理代を請求された。
そんなとき、月5ドル払えば 何度修理を呼んでも カバーされる
といわれ、毎月5ドル 何もなくても 払っておけば
不具合が出たとき 心置きなく修理を頼めるならと払うことにした。
それほど 不具合が出ること事態 おかしいと思うだが
ここはアメリカ、悲しいかな、そういうことは 起こりうる。
毎月の5ドルはそのために支払っているのだから
この60ドルはおかしい。
そこで、カスタマーサービスに電話をすることに。
クレームの電話、嫌い。いやだけど、60ドルの仕事と思って
がんばるぞ!と自分を励まして・・・。
今日 電話口に出たのは ブライアンという男性だった。
B「何かお困りですか?」
私「9月分の請求で質問があります。
8月11日の修理、一時請求 60ドルとは何ですか?」
B「サービスがお宅に伺って 修理をした分です」
私「私はそういう場合に備えて毎月5ドルを支払っているのですが
それは補填されないのですか?」
B「そうですか?5ドルお支払いされていますか。
その場合、早速、次の請求に60ドルを返金します。
ほかに何か御用はありますか?」
私「それだけです。あなたのお名前をもう一度教えてください」
B「ブライアンです」
私「ありがとう。ブライアン」
というわけで、あっさりと60ドルは返金されることになった。
クレームを入れて すぐに解決したのは いいのだけれど、
電話を切ってから そういえば ブライアンは一度も謝らなかったなと
気がついた。だいたいねえ。あちらの間違いで 払わなくていいお金を払わされて
文句を言わなくてはならない羽目になり こちとら迷惑をこうむったわけよね。
そんなミスを犯しておきながら 謝らないのかい?
電話を切った後、なにか判然としない。
日本の会社だったらこういう場合 電話口で応対した人は 一応 謝ると思う。
が、ここは アメリカだから。
カスタマーサービスの一人、ブライアンという名の電話を取った人、
自分のミスではないから 謝ろうなんて露ほども思っていない。
アメリカでは、雇用されるとき、仕事内容が契約書に明記されている。
書かれている以外の仕事はする必要がない。
だから、カスタマーサービスが会計のミスを謝るはずもない。
会計処理でこんなに簡単にミスをするアメリカの企業、
今回は、大手のケーブル会社なんだけど
そのいい加減さに またまたあきれる。
そして、その対応、返せばいいでしょう?といわんばかり。
それにしても、なんだかなあ。このやり場のない気持ち、
どうしてくれるんだ?
今回のオーバーチャージに関して それを不思議に思わずに
そのままにしておいたら 払わなくていい60ドルは、
取られっぱなしになるところだったわけで。
それって、詐欺でしょ?
こんなことがまかり通っていいのか?
アメリカ暮らし、うかうかしていると 損しちゃう。
皆さんも お気をつけくださいませね。