断捨離(カリフォルニア流)

  • 2015.08.18 Tuesday
  • 14:16


今日も暑かった。

 

このところ南カリフォルニアは 異常に暑い。

暑すぎて 昼間は家の中にこもっている。

そして、夕方、日の暮れかかる7時半ごろから散歩に出る。

 

体の血流をよくするために 軽く歩くといいかもしれない。

と、このところの不調を何とかしようという試みだ。

 

家の前は かなりの急坂。

帰りが上りではきついので

行きは上っていって 帰りを下りにしよう。

と、上り始めると 隣の家の前に 皮製のソファーが 2脚、

鎮座ましましている。

そして、そのソファーには「FREE」の張り紙が。

これは、捨ててあるのだが、「差し上げます」の意味。


単に捨てるのでなく、

誰かに持っていってもらおうということらしい。

結構、きれいだし 捨ててしまうのはもったいない。

 

そして、この「FREE」には もうひとつ意味がある。

こんな大きなものはいくらここアメリカでも捨てるのは大変。

ここでは、ごみの分別は 日本に比べると極端に簡単。

何でもかんでも 一緒くたに捨てられる。

が、問題は 大物。

ごみの回収車は ゴミ箱に入るものは持っていってくれるけど

コンテーナーに収まらない大物は もっていってくれない。

 

そういう時は、この方法だ。

家の前に出して「FREE」の張り紙をする。

すると、いつの間にか誰かが持っていってくれる。

 

大体は トラックを使って仕事をする人たちが 

めぼしいものを見つけると

仕事のついでにそのトラックに積んで持っていく。

 

このまだまだ使えそうなソファーたちも

きっと誰かの目に留まり 運ばれていくことだろう。

この家ではいらなくなったものだとしても

他の誰かには とてもうれしいものになる。

捨てる手間も省けるし 一石二鳥という

アメリカらしい合理主義。


めでたし、めでたし。


JUGEMテーマ:家庭

アレクサンダーテクニックを学ぶ

  • 2015.08.16 Sunday
  • 08:32

このところ体調がいまいち。

5月 旅行中にぎっくり腰を発症。

その後次々と体調不良を起こしている。

 

ぎっくり腰は、やはり持病の足の不具合が原因と思うのだが

それを何とかできるのではないかと

「アレキサンダーテクニック」を学ぶことに。

 

「アレキサンダーテクニック」って??

「余分な力を抜いて 自分の持っている力を100%有効に使うための方法」

だという。

足が弱い私は たぶん無理をしている。

痛みもあるから 歩くときや立っているとき 余分な力を入れている。

だから、ちょっとしたことでぎっくり腰を発症する。

アレキサンダーテクニックは そんな私にきっと役に立つと

これを施術をしてくれるIさんは、言った。

 

新しいものに挑戦するとき

しり込みすることの多い私だが

これに関しては、すぐに やってみようと思った。

 

不具合がありながらも 唯一の運動としてのゴルフをするとき

力が抜けたら もうちょっとましなスコアーが出るんじゃないのか?

スコアーがよくならずとも ゴルフ中やその後の筋肉のかちこちを

少しでも 軽減できて もっとゴルフが楽しくなるんじゃないのか?

というような夢を抱きつつ・・・。

 

しかし、その後、そんな悠長なことを言っている場合ではなくなった。

お試しの施術をしてもらおうと思って申し込んだ直後、

激しいめまいと耳鳴りに襲われて 寝込んでしまった。

ぐずぐすと寝たり起きたりを繰り返す日々。

そんな中、初めて坐骨神経痛も経験。↓

http://americajijo.jugem.jp/?eid=972

 

この症状をフェイスブックにアップすると、

FB友達は 言った。

「まさにそれは 坐骨神経痛です。痛みが出たり入ったりしますよ。

カイロプラクティックにいくことをお勧めします」

という。

 

「あの痛みは、やっぱり坐骨神経痛だったのかあ」

と、思いながら もう二度とあの苦しみはごめんだと考えた。

何しろ痛い。

特にかがんだ姿勢をしたときの痛みたるや耐え難いもので

びりびりとお尻の辺りからふくらはぎのあたりまで痛む。

神経の束がどこかに引っかかっているのをまさに感じる。

この痛みから逃れるには、薬を飲まざるを得ないのだが

痛み止めで痛くなくなっているだけなので

かがんだときなど 痛くなくても神経は圧迫されているに違いない

と考えると 恐ろしくなった。

 

今は、あまりの不調ぶりに、内科にかかりながら 

カイロプラクティックの治療も受けつつ

アレキサンダーテクニックを学んでいるという有様だ。

 

この施術をしてもらった後の最初の気づきは 

「何をしているときも余分なところに力が入っている。

座っているとき、寝ているときにさえも」

そして、次は

「掃除機をかけているときの力の入りようは尋常じゃない」

ということ。

きれいにしようと意気込むあまり満身の力を込めて

掃除機をぶんぶん言わせている自分を発見した。

そういえば、掃除機をかけた後

ぎっくり腰ならぬぎっくり背中になったのは 

これが原因だったのかと思いついた。

 

掃除ごときで 体を痛めるなんて、と笑われそうだが・・・

そこで 習ったように力を抜いて 掃除をしてみる。

やってみると 力を抜いて掃除機をかけるということも可能だと知った。

が、すぐにまた力が入る。

「余分な力を抜いて 必要最小限の力で仕事をこなす。

そして、自分の持っている力を有効に使う」

のが、アレキサンダーテクニックだというが、

まだまだ道は遠い。

 

が、ハンディを背負う身としては 非力な分なんとか力を抜くことを

覚えて 力の有効利用をしなくては・・・。

 

参)左足を酷使したのね↓

http://americajijo.jugem.jp/?eid=540

(続く)

JUGEMテーマ:健康

初の坐骨神経痛(アメリカで病気にはなりたくない)

  • 2015.08.14 Friday
  • 08:19
痛い!

どこが痛いって?

腰から右足全体がしびれるように痛い。

体調は 不調のきわみ。

 

始まりは、先月(2015年7月)のはじめごろだった。

耳鳴り、軽いめまいから 始まった。

耳鳴りはだんだんひどくなり、

しばらくして耳が聞こえにくいほどになった。

まるで耳に水が入ってしまったときのような状態。

こんな風に耳が聞こえにくいほどの耳鳴りは 初めだった。

 

不安になり 2年ぶりにドクターに行った。

ところが、ドクターに診てもらってもはかばかしく治らなかった。

そうこうしているうちに、回転性の激しいめまいに襲われ 

3日間 寝床から起きられなかった。

寝返りをするのも ままならない。

ちょっとでも頭を動かすと地球がぐるぐると回りだす。

吐き気がするので 食事はまったく取れない。

おなかがすかないので 動けなくても食事の心配はいらなかった。

ただ、ひたすら頭を動かさないよう寝ていた。

 

 

めまいが 少し治まった後、ドクターの診察を受けた。

「薬でめまいを抑えましょう」とドクターから言われて 

10日間ステロイドを飲んだ。

内耳の腫れをステロイドで抑えるというものだった。

副作用を心配しながら 薬をきっちり飲んだ。

幸運にも 薬は 効いたかにみえた。

 

治ったと喜んで 通常の生活に戻った。

とたんに またしても 耳鳴りがひどくなった。

「この耳鳴りのひどさ、気持ち悪い」

と、いーやな予感がした。

そして、またしても 回転性のめまいに襲われた。

最初のときよりも 少し軽いものだったが 

やはり動けず、横になっているしかない状態に。

 

すると、「泣きっ面に蜂」というやつか

しびれるような右下半身の痛みを発症。

 

そこまできたら、もう 何がなんだかわからなくなった。

 

最初は、その痛みをこらえて寝ていたが 

うとうとしても痛みで目が覚める。

どうすれば、この不快感からのがれられるのだろうか?

と考えた果てに、ついに、痛み止めを飲んでみることにした。

するとしびれていたところの痛みがうそのように消えた。

いったいこの痛みは何なのだろう?

思い浮かんだのは 「坐骨神経痛」。

早速 ウェブで調べる。

すると、症状がぴたりと当てはまるようだった。

そうかあ。この痺れ具合、痛みの具合は

坐骨神経がどこかに触っているからなのか?

と妙に納得した。

 

そういえば、耳鳴り、めまい、

その後 背中を襲った耐えられない激痛。

そして、回転性のめまい、軽い頭痛。

「それらすべてはもしかしたら 脊椎のゆがみからなのか??

いよいよ骨がすかすかになって つぶれ始めたのか?

圧迫骨折というのがあったよなあ。そういえば・・・」

などと怖くてたまらなくなった。気分は 最悪。

 

病院に行ったほうがいいのだろうか?

日本だったらとりあえず整形外科とかに行くのだろうか?

が、ここはアメリカ、まずはホームドクターに行き

スペシャリストを紹介してもらわなくてはならない。

経験から、アメリカでは スペシャリストは混んでいる。

だから、直ぐに診てもらえない。

この痛みを抱えて いつまで待ったらいいのだろうか?

 

などなど 不安な数日間だった。

しみじみ健康のありがたみを痛感。

日ごろ、骨を強くするような食事など意識をしていなかったが

「納豆は骨を強くするって言ってたな。嫌いだけど納豆を食べなくちゃ。

これから がんばろう!」

などといつものことだけれど、泥縄状態の反省劇。

 

絶望的になりながらも 市販の痛み止め薬を飲みながら

用事をこなしていると・・・

 

不思議なことが起こった。

痛みが始まってから3日が過ぎたころ、

痛み止めは とっくに切れているはずなのに

坐骨神経痛の痛みが どこかに消えていた。

どこかに引っかかっていた神経のほつれが 突然外れて

さわりがなくなったということらしかった。

 

あのいやな痺れと痛みから解放され、体がすごく楽になった。

狐につままれたような気分だが

その開放感たるや 言葉ではいえないものだった。

 

完全に平常になったか?というと 

もやもやと「ここにまだ病巣は潜んでいるぞ!」

という変な不安はある。

しかし、とりあえず、普段通りとはいえないが

それに近いくらいは 体を動かせるようになり

ほんとうにほっとした

(続く)「アレキサンダーテクニックを学ぶ」

 

JUGEMテーマ:健康

連想法で句を作ってみよう

  • 2015.08.11 Tuesday
  • 15:23

先日NHKの俳句番組を見ていたら 

俳句を作るときに 連想法を使って作句する

というのをやっていた。

そのときの季語やテーマ、あるいは、課題から 

イマジネーションを広げて それを使って 

思いがけないまとめ方でひとつの句を作って行くという。

 

たとえば、「中元」、これは8月の季語だ。

中元とは、陰暦715日のこと。中国の祭日であったものが、

日本に入ってお盆の行事と一緒になった。

その結果、お盆に近親者の先祖の霊に供物を贈ることや、

贈答の風習になっている。

(現代歳時記 成星社出版 参照)

 

「中元」から 連想してみると・・・

中元→お盆→帰郷→田舎→川遊び→子供→元気→汗 

など。

 

連想はなるべくそのものから離れて行ったほうがいいのだという。

そして、その連想の中から生まれた言葉から 

イメージを膨らませて一句にする。

 

出来上がったのが・・・↓

 

水清き川で遊びし盆見舞い(美津子)

 

注)盆見舞は 中元の言い換え

 

お盆の時期に子供連れで帰省したなあ。

子供のころは、大井川の上流へ行って川遊びなどしたなあ。

上流は水も澄んでいて 涼しくて 楽しかった。

そんな思い出の情景が この句になった。

 

たとえば、こんな風に連想法を使う。

ここで気をつけたいのは 連想する言葉に季語を含めないこと。

句を組み立てるときに 歳時記で チェックするのを忘れないこと。

 

連想は無限に広がって行くので 

意外な言葉の組み合わせが見つかって

よい句が出来上がる。

 

この連想法は 短歌を詠むとき

川柳を詠むときにも 使える。
ぜひ、お試しあれ!

だめ人間のつぶやき

  • 2015.08.02 Sunday
  • 14:50
 調子悪し

どこまでいっても 気分下降気味。

そんなときは 無理しない。

 

で、だめな歌を詠う。

 

やる気ゼロ 不甲斐なさ過ぎ

 力んでみる 飛んでみる 

   けど空気が薄い(みつこ)

 

 

また勃発 いつもと同じ小競り合い

    めんどくさくて 毒が沈殿 (みつこ)



幸せの膿(2015年8月の短歌)

  • 2015.08.01 Saturday
  • 14:57

「いい短歌とは、生きることにはりつく短歌」

___穂村弘著「初めての短歌」第三講より。


穂村さんの短歌の世界はとてもユニーク、極端とも見えるのだが、

ただ奇をてらうというものとは違う。

「生きることにはりつく短歌」というのは何だろう?と考えてみた。

まずは、非効率、無意味、お金にならないというような

「生きること」に忠実になってみる。


つまり、「生き延びること」に付随する一般的な常識や

物の価値からいったん離れて、

それらから一番遠いものにフォーカスしてみる。

そこから、物事の核心はなんだろうかと模索しつつ歌を詠む。

なんだかわかったような解らないような・・・

果たして そんなことが可能なのだろうか?

と首を傾げつつ、そのわけの解らなさの魅力は 強力で、

いったん取り付かれてしまうと、抗えない。

その世界に近づけるよう五・七・五・七・七を詠む。


 

つぶやくと退屈がどっとあふれ出る

    しがみついてるしあわせの膿(高木みつこ)


どうしちゃったの私?

なんていう調子の悪い時期がたまにある。

いつもどうしようもなくいい加減で

へらへらの度が過ぎるくらいお気楽な私なのに

めっちゃくちゃ暗く落ち込んで 

アンニュイの局地みたいになって

自分のことが大嫌いで 

だから他人のことも嫌いになってしまう。



そんなときも ある・・・よね??


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