お上(政府)相手は 面倒くさい その2

  • 2015.04.29 Wednesday
  • 15:13

だいぶ前のことだ。

カリフォルニア州からととろ図書館宛の書類が送られてきた。

「慈善事業をする団体の登録が2014年の5月から変更になったので

xxxの書類を提出せよ」

???

初めてのことで、何のことなのかわからずに右往左往。

なんたって、勝手にあちらがルールを変えているわけで

わかるわけがない。

 

悩んだ末に 知り合いの弁護士さんに連絡して 

教えてもらったが・・・

「専門ではないので」

とのことで 解決せず。

が、請求はしっかり受け取った(まだ払ってない)。

その顛末は「お上(政府)相手は・・・面倒くさい」↓に。 

http://americajijo.jugem.jp/?eid=928

 

そして、3週間ほど前のこと、日本から帰ってきて

早速、問題解決に向けて努力を・・・          

なーーんて すぐにできるものではなく、

家を開けていたので やることてんこ盛り。

 

おまけに 今度は「図書館の住所変更届けを受け取りました」なる

通知書類が国税局(IRS)から送られてきて 

またまた 「なんのこっちゃ???」

住所変更を頼んだ覚えはないのに。

おかしいぞ!何とかせねば。

 

できればやりたくない仕事だけど

問題が 増えてしまったのでは

これ以上放っておくわけには行かない。

意を決して着手。

 

まずは 住所変更の「怪」から解決せねば・・・

通知書にあるIRSの電話番号をまわした。

「電話が通じないことでは有名、悪名高きIRS相手だぞ・・・」

と、肝を据えてかかった。

が、意外と簡単に 人間につながった。

IRSのエイジェント、リチャードさん(ナイスガイだった)が

電話にでた。

「住所変更はお願いしておりませんが、何かの間違いでは?」

というと なぜそのレターが来たのかも突き止めてくれて

30分で 解決。

すばらしい!


2週間前は、確定申告(415日締め切り)で

彼らもてんやわんやだったに違いないが

それも終わったこととて 実に穏やかな対応だった。

 

一つ目が 予想以上にうまくいったので すっかり気をよくして

もうひとつのカリフォルニア州への書類提出の件に着手。


いったん眠らせておいた書類を掘り起こし 再び熟読。

墨から墨まで しっかりと、

ふむふむ。ふむふむ。ははーーん。

どうやら 手元にある書類をとりあえず出せば

何とかなりそうと判断。

提出書類に必要事項をもれなく書き込み、

手元にあるだけの必要書類をそろえ

登録料を小切手にしたため 明日 指定された部署へ送れば

それで済むらしい。

なーんだ、簡単じゃん。

あんなにパニックしなくても よかったみたい。

 

人間、落ち着きが肝心。

お上相手だからと必要以上に恐れることはない。

 

・・・だといいんだけどね。

書類が無事に受理されますように!!

 

アメリカ生活 いろいろ、いろいろ面倒だけど

日々 勉強。

JUGEMテーマ:気になること 

ロボット社会の恐怖

  • 2015.04.28 Tuesday
  • 02:50
 「クリックするだけで直る??」

 

2週間ほど前からテレビが点かなくなった。

どうやらCOX(ケーブルテレビ)に問題があるらしいと

思ったが、そのままにしていた。

突然テレビが見られなくなって不便といえば不便だが

いまどきはインターネットがあるので

ニュースは そこそこ入ってくるし 

英語のテレビ番組が見られないからといって

日本人の私はそれほど困りはしない。

いつもの面倒くさいも手伝って、しばらくテレビ無しで生活していた。

 

「いつもの面倒くさい」って何??

それはね。英語でクレームをつけることが

なんとも面倒で 後回しにすること。

こういう事態に陥った場合、どうしてもすぐに動く気になれない。

何年アメリカ暮らしをしても 英語となるとどうも消極的。

最初のころに比べたら 今はそれなりに英語力も上がっていると思う。

たいていのことは解決できる。

でも、やっぱり遠慮がちになる。

どうしても必要となるなど 困って初めて 腰を上げる。

 

というわけで、気になりながらも見ない振りをして

2週間ほど放って置いたが

受信料は払っているわけだし、やはり朝のニュースくらい見たい。

そこで、重い腰を上げることにした。


かといってすぐにカスタマーサービスに電話したわけではない。

電話番号を調べないとね。


ということで、

電話をする前に まず、ウエブサイトに行き、

自分のアカウントを開けた。

今月分の支払いが自動引き落としになっているかどうかをチェック。

大丈夫だった。


そしたら、見つけちゃった。

受信障害が起きたときの受信リセットボタン。

 

もしかして、これで直る??

ほんとかな??

でも、電話することもなく直るんだったら 

それに越したことはない。

 

で、そのボタンをポチッとね。押してみた。

すると、画面が変わり

「お客様リセットボタンを使ってくださってありがとう。

お客様のご協力感謝いたします。」

というメッセージ。

その下には、

「早速、テレビのスイッチをつけて受信できるようになったかを

確認してください」

というメッセージがある。


ほんとに、こんなんで直るの?

にわかには、信じがたいが。

半信半疑でテレビのスイッチをつけてみると・・・


直った。

うれしーー!電話しなくても

直った!!

 

便利な世の中だねえ。

人間と話すことなく 修理完了。

英語しゃべらなくてすんだよ。


でも、なんだか寂しい気がする。

ロボット社会というのか、

あまりにもコントロールされているような気がして・・・。

喜びながら とても複雑な気分。


これでいいんでしょうか??


それはそれとして、

だいたいねえ。

受信障害なんてそんな簡単に起こっていいものなの?

日本じゃあ、考えられないよね。こんなこと。


JUGEMテーマ:気になること

ストーリータイム 始めます

  • 2015.04.26 Sunday
  • 05:17
 ととろ図書館(Takagi Japanese Libraryを始めたのは、
1998年春のことだった。
http://totorolibrary.jugem.jp/

 始めたきっかけは アーバインのパブリック図書館に行っても

日本の本は ごくごくわずかしかなく、

子供の本はほとんどないという現状を知ったこと。

日系の本屋さんには 子供の本が少ないこと。

自分たちが日本から持ってきた蔵書に子供の本がたくさんあり、

それをシェアできると思ったこと。

仕事を始めたばかりでオフィススペースに余裕があり、
その一室を図書館にできる
という環境にあったこと。
その場所が日本から来ている人たちの情報交換の場所になり
お互いに助け合える場所になればいいなあと思ったこと。

 

図書館の仕事など簡単にできるとは思わなかったが
家にある本を 一冊一冊ナンバリングして 

蔵書リストを作り、会社のオフィスの一室に本棚を持ち込み、

並べることから始めた。

本は好きだが、まったくの素人だ。
できるのだろうか?と最初は心配したが、

その年の8月に正式オープンし、

以来、常にボランティアに恵まれて、何とか続けている。

途中、オフィスのスペースが足りずに図書館を開けることが

できない時期もあったが、この数年は 時々お休みはあるものの

コンスタントに続けている。

一週間に2日、水曜日の午後2時間半と金曜日の午前中の2時間、

オフィスの事情もあって 限られたオープン時間ではあるが、

なんとか続けている。

ボランティア事業なので 宣伝はしていない。

利用してくださる方たちの口コミで細々やっている。

 会費など図書館としての最低限のルールは、

家族が単位で 入会時に5ドルいただく。

貸し出しは無料。一回につき、10冊、貸し出し期間は2週間。

しかし、毎日開けているわけではないので 

返却が延滞しても罰則はなく、借りてくださる方の良識の範囲内で 

返却してくだされば まったくかまわないというルールになっている。

 ととろ図書館は 愛称だ。

「となりのトトロ」という宮崎駿のアニメのタイトルからもらっている。

我が家は、家族そろってトトロのファンだ。

その名前からもわかるように子供向けの本を主においている。

そして、利用者は、やはり小さなお子さんを連れたお母さんが多い。

3歳ぐらいまでの幼児向けの本の数は かなりのもので 

最近日本の本に力を入れてくれているというオレンジカウンィーの

パブリック図書館よりも充実しているらしい。

アーバインのカウンティー図書館でボランティアをしている方が

そういうのだから 本当だろう。

 そして、この3月から、せっかく幼児の本が充実しているのだから 

ととろ図書館でも幼児向けのストーリータイムを始めよう

ということになった。ストーリータイムを受け持ってくれると

申し出てくださったのは、アーバインの図書館でストーリータイムの

ボランティアをしているというYさん。

今まで「ストーリータイムはないのですか?」という

お母さんたちからの要望もあったのだが、なかなか実現に至らなかった

という経緯もあり、思い切って始めることにした。

 3歳くらいまでのお子さんが集まりやすいように 

金曜日の貸し出し時間を午前中に変更した。

それまでは 1時から3時だったが、

この3月から10時半から12時半にした。

そして、ストーリータイムを始めた。

3月に一度、そして、424日に二度目を開催した。

ふたを開けてみたら、第一回目は参加、一家族。

会員の方に向けて発信するお知らせメールのみの

見切り発車だった。せっかく張り切って開催したのにと

担当のYさんは、がっかりされていたが、しかし、先日、

第一回目に参加されたお子さんとお母さんが本を返しに

来たとき、その1歳のお子さんが図書館の真ん中においてある

幼児用の椅子にすわり、そのときの手遊び歌のまねをしたのを見て、

私は感激した。

「やったね!ちっちゃな心にちゃんと手遊び歌が根付いている。

小さなことしかできないけれどちゃんと小さな芽になっていくんだなあ」

と。

 Yさんの協力を得たことで ととろ図書館がまた新しい一歩を

踏み出した。継続は力。今までと同じように貸し出しを続けながら 

ととろの新しい一ページが始まった。なんだかわくわくするなあ。

 
ところで、ととろには大人の本もかなりある。
大人の方の利用もお待ちしております。

母に電話をかけるとき

  • 2015.04.15 Wednesday
  • 07:04
早いものでもうすぐ川柳をはじめて3年が経過しようとしている。

575で遊ぶことにおいては、俳句も同じなのだが、

川柳と俳句では、なんというかものを描くときの世界観が違う。

575を侮ってはいけない。

勉強、勉強、また、勉強の日々。

 

<川柳の三要素「軽み」について>

 

垢抜けしたとかさっぱりしたということで 

軽率とか軽薄という意味ではない。

野暮ったい、泥臭いものとは反対のことで、

平凡で当たり前のように見えてそうではなく、

肩が張っていなくて いいなあと思わせる境地。

___「楽しく始める川柳」山本克夫著より 

 

というわけで、

「軽み」なかなか難しいが、

粋に、堅苦しい表現を避けて わかりやすく、

陳腐な表現を使わずに、

短い言葉にセンスを込めて

 

では、・・・行ってみようか!

 

 

 

また仕舞う意味のわからぬメモの束 (高木子猫)

 

本来メモというのは 覚書(おぼえがき)だから 意味不明ではいけない。

そして、本来の役目がすんだら 速やかに処分されてしかるべきものだ。

にもかかわらず、片づけをすると、

机の周り、引き出しの中から出てくる出てくるメモの書き散らし。

電話番号?誰の??

日付と意味不明の走り書き、これ、何についてなんだろう??

が いっぱい。

せっかくすっきり片付けようと意気込んだのだけれど・・・。

今は解読不能でも 何かで必要だからメモしたに違いない。

やっぱり捨てられなくて また、収納と相成った。

この矛盾、何とかしてよ!!!

 

 

子に戻る母に電話をかけるとき(高木子猫)

 

いくつになっても親と子の関係は変わらないらしい。

母も だいぶ年をとった。

アメリカと日本、離れて暮らして20年。

そばにいられないのが歯がゆくて電話をかける。

母のことを気にかけているのだけれど、

電話をしながら、やっぱり子供になっている自分。

永遠に 変わらない。

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