お上(政府)相手は・・・面倒くさい
- 2015.03.14 Saturday
- 11:28
数日前のこと、お上(カリフォルニア州政府)から
ととろ図書館宛に 分厚い封筒が届いた。
何だろう?
この手の郵便物は 要注意。
怪しい臭いがする!
アメリカ生活20年ともなれば
そういう勘は鋭くなる(ならざるを得ない)。
開けてみると 中身は
「CT-1というレジストレーションフォームを提出しなさい」
というものだった。
何枚もの説明書つきで 申請書なるものに記入して
それを 送り返すようにと書かれている。
のだが・・・
この手の書類は、ざっと読むのも大変。
ちらっと見るだけでも、どっと疲れる!
いつもなら面倒なことはしばらく放っておくのだが
来週から出かけることになっているので
やるべきことは さっさと仕上げないといけない。
それにしても、英語の書類 それも法律が絡むような書類は
まったく複雑で 概要を把握するのにも かなりの時間を要する。
さらに、時間をかけて しっかり見る。
飛ばし読みをせずに、よーーく、読んでみる。
その申込用紙に必要事項を書き込み、
数種類の書類を揃えて 30日以内に提出する必要があるという。
30日ということは 一ヶ月だ。
あっという間だな。
よし、さっさと片付けよう。
ふむふむ。申請書を書けばいいのね。
と、書き込みを始める。
が、2ページ目で躓く。
なんか意味不明。
どういうことだ??これは?
よく分からない。
書き込み事項に伴ってそれぞれに必要な書類があるのだが
どうやらそれが手元にないということがわかる。
そこで、また、もう一度最初から説明部分を読む。
やっぱり、すでに申請してあるというある書類が必要ということらしい。
そのうちのひとつが、IRS(国税局)のXX書類。
???何だろうなあ?それ??
さっぱり分からない。
どうしよう??
あーーあ、また、国税局?
あの悪名高き 国税局(IRS)。
泣かされるね。彼らには、いつものことだけど。
うーーん、どうしよう。
えーー、やっぱり分からないよ。
それからもしばらくの間、
うーーん、うーーんと無駄にうなってみたけれど
どうにもならず・・・。
しばらくして、どうやら自分だけでは 手に負えないと判断。
「弁護士さんに相談だ。その書類を見てもらって手早く解決したほうがいい」
と決心。
相談するとなれば、お金がかかる。
だから なるべく自分でできることは自分でやりたいのだけれど
相手はお上、下手なことをすると
2度手間3度手間になるかるかもしれない。
その間にペナルティーなどかけられた日には
泣きっ面に蜂状態になる。それは避けよう。
ととろ図書館は 非営利団体として 1999年に設立。
設立時に 弁護士さんをお願いし しっかり書類を揃えてもらった。
以後、毎年 会計士さんを頼んで 確定申告をしている。
やるべきことは、きちんとやっている。
なのに なぜ、こんなややこしいものをまた送ってくるのだろう?
うらめしい。まっとうに生きているのに、庶民いじめだろうか?
いじけてしまうよ。まったく。
その後、いじけていてもしょうがないと思い直し
さっそく弁護士さんに相談する。
しかし、世の中そんなに甘くなかった。
一気に解決とは行かない。
どうあがいても 時間が足りないので
その書類を送り返す期間を延ばしてくれるように
お願いすることに。
「この電話番号に電話を」というので そこに電話をし
メッセージを残す。
「書類が揃えられません。期限までに間に合わないので
期限を延ばしてください」
そして、同じ内容のイーメールを 関係者宛に送る。
打てる手は打ったので 後は待つしかない。
それにしても、この手の書類、ほんと面倒くさい。
わけが分からないけど、失敗は許されないから 非常に気を使う。
気がつけば、今日も一日、これで終わってしまった。
あーー、やだやだ、アメリカ暮らしって気を使う。
なんてったって こういうことで疲れる。
日本語なら、ここまで疲れないんじゃなかろうか?
好きで(本当に好き??それは大いに疑問)アメリカ暮らし??
だから しょうがないんだけど・・・