払いすぎた税金返して!

  • 2013.10.27 Sunday
  • 07:23

昨日から 私は 怒っている。なぜか?

2ヶ月ほど前(8月の終わりごろ)のこと IRS(アメリカ国税局)から 

タックス(税金)の払い戻しがあるというお知らせが来た。

数年前に払いすぎた分が返ってくるという。

うれしい!!苦しい台所には 朗報だ。

 

そのお知らせに寄れば 「もし、まだ 返金のチェック(小切手)が

届いていない場合、23週間のうちに送られてくるので待つようにとあった。

えっ??チェック送られてきているかもしれないの?

いやいや、まだ届いていないよ。

よく見ると、手紙は 8月中に届いたにもかかわらず 

97日という日にちになっている。

告知の日付より先に 投函されているわけね。

どちらにしろ、そのうち届くに違いない。と、気長に待つことに。

 

お知らせの日にちから3週間ということは 10月になるまでには、届くのね。

と、期待に胸を膨らませた。

それからというもの、毎日ポストに入っている郵便物を注意深くチェック。

 

そうして、日にちはどんどん過ぎて行き・・・

10月も半分が過ぎた頃、いくらなんでもへんだなあ??

遅すぎるんじゃないの?と心配になる。

もしかしたら もう配達されているのに 届いていないのかな?

時々郵便物が迷子になることがあるしねえ。

郵便物の迷子については、お隣の郵便物がポストに入っていたり 

番地と通り名が同じでも違うシティー、つまりうち宛てでない郵便物が

誤配されたりすることもあるので 毎日 気が気でない。

郵便物の盗難なんて物騒なことも 耳にするし。

 

そうこうするうちに オバマケア(国民皆保険制度)に反対して

国家公務員がストという事態が勃発。 

えーーっ!ということは、国税局(IRS)も 当然お休みで

返金業務も きっとストップに違いない。

こちとら首を長くして待っているのにさ。運が悪いね。

届くはずのチェックがどうなっているのかを

問い合わせるすべも無い。


でも、そのままにしておくのも さすがに心配になり

もしかしたら、IRSのウェブサイトから調べられるかもとやってみる。

 

結果は?やっぱりウエブサイトも無理だった。

しょうがないのでまたおとなしく待つことに。

 

それからしばらく後、やっとのことでストは収束。

国家機関は業務を再開。

しかし、ストの間の遅れが出ているに違いないと判断し、また、待つ。

とうとうそのお知らせが届いてから 2ヶ月が、経過。

電話の問い合わせなどが殺到しているだろうと考えたけれど

もう待てない。

意を決して お問い合わせ番号のダイヤルを回す。

 

と、予想通り録音の音声が流れる。

「・・・のお問い合わせは x番を押してください。」

「・・・のお問い合わせは x番を・・・」

「あなたのソーシャルセキュリティー番号を入力してください」

などなどいくつかを選んでいく。

やっと目的の部署までいきついたかと思うと、

「係りの電話は今大変込み合っており、

係員が応答するまでに予想される時間は 15分です」

という。

電話とにらめっこしていてもしょうがないので

別のことをしながら待つことに。

 

こっちだって暇じゃないのよ。待ちながら、できることはやらないとね。

 

が、敵さん かなり手ごわい。待てど暮らせど係員の応答はない。

15分て言ってたのにねえ。大嘘だ。

しかし、やっとつながったんだから、待つぞ!

待っている間 音楽が鳴っている。

時々、たぶん78分おきくらいに一度の割合で

「係員はほかのお客様の応対をしていて電話が込み合っています。

もう少しお待ちください」というアナウンスが入る。

それ以外は 同じ音楽が流れている。

 

そして、30分以上が経過(予想時間をはるかに越えていた)した頃、

突然、私の名前はxxxIDナンバーはxxxという男性の声。

やっと人間につながった。

「税金の返金を待っているのだけれど まだ受け取っていないので

どうなっているのかを知りたい」

というと

「調べますので お待ちください」

と、また 待たされる。

またしても 我慢。5分ほど経過して

「お待たせしました。調べた結果 まだ、小切手は送られていません。

23週間のうちには 発送されるでしょうから それ以上待って

何も届かない場合は また、問い合わせてください」

との返事。

とりあえず チェックが迷子になっていることは無いらしいと判明し

一安心。しかし、そういわれても、納得いかない。

税金の確定申告をする場合 期日を過ぎると容赦なく罰金を

課してくるのは どこのどいつだ?君たちIRSでしょうが?

そこで、

「今、不動産税を払う時期だし その返金を当てにして待っているんですけど」

というと、

「それに関して、私には 何もできません。すみません」

との返事。

あーーあ、分ってるよ。何もできないってことくらい。でもね。

腹が立つ!

支払いのときは容赦ないのに 返金を渋るとは何事だ!

あーー、矛盾を感じるなあ。

 

色々な場面で融通の効かない日本だけど 

日本の場合、返金の義務が明らかな場合

期日になっても返金されないなどというような

いい加減なことはあまりないような気がするなあ。

大体、政策に反対だからって、公務員が自分の仕事を放り出して
ストするか?

税金 返せー!

JUGEMテーマ:気になること

「悪党芭蕉」嵐山光三郎著

  • 2013.10.25 Friday
  • 15:44

「最近のアメリカ事情はアメリカ事情じゃないね」と夫がいう。
そういわれるとそうかもねえ。
夏が終わり アメリカ暮らしは 19年目に入った。
身の回りのあれやこれやに、びっくりすることが
減ってきたのは事実だ。
それでも 時々は びっくりするけど。
 
ニュースをつければ 毎日のように銃撃事件、子供の失踪と
いやな事件が ひっきりなしに起こっている。
政治面では 先週まで オバマケア(国民皆保険制度)問題で
公共機関に働く人たちが ストを敢行し、すったもんだしていた。
一応 収まったけれど それも暫定的なもので
根本的な解決には至っていない。どうなるんだろう、アメリカは?
 
と言いつつ、個人的に もっぱら気になっているのは 俳句のこと。
 
アメリカに来る少し前にはじめ、その面白さに目覚めた俳句。
季節と密接な関係にある俳句を 季節感の無いカリフォルニアの地で
どうやって詠むのか?とつい最近まで悩んでいた。
師からは「見たままを写生するように」と教えられていたので
「写生は無理だろう」と一時は俳句をあきらめかけた。
 
けれど、すっかり忘れたわけではなく いつの間にか俳句に片思い状態。
悩んだ挙句に「俳句の作りかた」なる手引書を数冊手に入れ
読んで ふむふむと納得したり・・・。
 
そして、つい先日「悪党芭蕉」嵐山光三郎著にぶちあたり・・・。
 
「芥川龍之介は、芭蕉を300年前の大山師だったといい
正岡子規も芭蕉を神格化するのはいかがなものか?と批判している」
という衝撃的な書き出しに魅了され読み始める。
彼ら(芥川と子規)には 芭蕉が悪党だったという直感があったのだと
著者はいい、芭蕉を一人の人間として見つめなおしていくという
命題ではじまる。
取り巻く弟子たちの様子、そして彼らの句、
歌仙と呼ばれるゲームのような句会、その作法など
知らないことがいっぱいで びっくり箱のよう。
芭蕉は どうやら俳諧を生業にしたビジネスマンだったということが
だんだんに分っていく。
修行僧のように清貧を辞さず さすらいながら
句を生み出したというのは 彼を美化し過ぎていると著者はいう。
芭蕉 50歳で病死。
もっと年寄りかと思っていたけど 若死だね。
昔のことだから ちょうど寿命なのだろうが
今の感覚からするとずいぶん若い。
 
などなど、芭蕉のことなんて 何にも知らなかった自分を発見。
ずいぶん勉強になった。
 
で、これから私は、俳句とどう付き合っていくのだろう?
「悪党芭蕉」の余韻に浸りながら 考え中。
 
道を行く芭蕉爺の影秋深し(美津子)

 

 

basyo.jpg
JUGEMテーマ:自分が読んだ本

 

ダイエット(我が家流)

  • 2013.10.17 Thursday
  • 14:58
ダイエットしている
 
というと「またか!」といわれそうなんだけど
今回は お付き合いダイエット。
お付き合いってどういうこと?
実は、今回のダイエットの主役は 夫だ。
 
ホームドクターより、
「チェックアップの数値が あまりよろしくない」
と警告されたのが きっかけとなり
突然「ダイエットする」宣言する夫。
先週の終わりごろ、
「ご飯 いらない。当分ご飯の代りにりんごを食べるから
りんごを買ってきて!」
といわれた。
 
「なんとまあ、極端な!不健康な食生活を改善すれば
きっとすぐにやせると思うけど」
と反論したけど どの道 人のいうことなど聞く耳は持っていないので
あきれながら 仰せのままに。
こんなときの強い見方はCostco。大量に仕入れるなら コスコに限る。
 
ということで 久しぶりに二人でコスコへ。
ふじりんご、ガラアップル(甘め)、青りんごの3種類を
パックで買うと、家中りんごだらけになる。
 
ガラアップルは もうすっかり熟れていて早く食べないと
スカスカになりそうなので 私もせっせと食べる。
夫は、
「りんごとサラダを食べるから ご飯もおかずもいらないよ」
というので、これ幸いと食事の支度をサボる私。
料理というのは 家族のために作るわけで 
食べる人が居ない場合、とても適当になる。
よほど食べたいものがある場合は がんばるけれど・・・。
 
「ついでだから 私も一緒にダイエットしちゃえ」
ということになった。
そういえば 最近ちょっと気を許していたら 
なんとなく体重が増えているみたいだし ちょうどいい。
 
朝晩、二人で体重を量り、「減ったか??」
とチェックを入れる。
 
私の場合、普段から粗食だし、それほどの効果は期待していない。
だから、いつも通りの生活。
ただし お菓子を食べないように 気をつけている。
ご飯(炭水化物)も普通に食べている。
それに、おなかが減っていると眠れなくなるから                                                    
極端に食べる量を減らしたりなんてできない体質だし。
しかし、体重を毎日 量ると気をつける効果があるらしく、
始めてから 3日経って 500グラムの減量。
 
一方、夫は かなりのスピードで体重が減っている。
3キロいっきに減ったようだ。なんたって 炭水化物を極端に減らし
豆腐とりんごと納豆、ナッツ類という食事スタイル。
 
まだまだ始めたばかりなので これからどうなっていくのか?
楽しみ、楽しみ。

 
JUGEMテーマ:健康

オレンジネットワークにデビュー

  • 2013.10.10 Thursday
  • 21:25
猫の会というのはオレンジカウンティーに住む日本人の趣味の会の名称で、
「猫」は、文豪夏目漱石の「我輩は猫である」の「猫」からもって来た。
「猫」といっても、決して猫を愛する人の集まりではなく
(愛猫家の方も一名いるが、皆ではない)、「いつの日か夏目漱石のような文豪になりたい!」
との各人の壮大な夢がこの「猫」の一文字に込められている。
文章同好会だ。メンバーは現在10名。腕に覚えのある諸先輩方に混じって
私も参加させてもらっている。
活動は月一回の例会。作品を持ち寄って朗読会をする。
そして、作品に関連して皆でおしゃべりをしたり、時には時事問題が取り上げられ、
大いに意見交換をする。
なんと言っても、例会の楽しみはおやつをつまみながらのメンバー同士の暖かい交流だ。
そんな文章を愛する会が始まって12年になる。
昨今、会の継続10年を記念して自費出版した「猫のつづり方」は
なかなかの内容だと好評を得ている(らしい)。
(ととろ図書館にて 貸し出ししている)

各メンバーの得意は、エッセイをしたためることにとどまらず、
短歌、俳句、川柳とあらゆるジャンルに及ぶ。
そして、常に挑戦し続けている。
ここ数年は、年の始めに初句会を開くのが慣例になっている。
「文章の基本は俳句にある」という師の助言が、猫の面々を奮い立たせている。

確かに俳句の醍醐味は、五・七・五の十七文字ですべてを言い尽くすこと。
十七文字にドラマを盛り込めればどんな文章でも
思いのままに書ける様になるはずだ。
日本に比べると格段に季節感の無いこの南カリフォルニアでの作句は
簡単ではないとしても俳句に親しむことは無駄にはならないと信じている。

川柳は昨年の勉強会をきっかけに、メンバーの何人かが始めた。
四苦八苦しながら、試行錯誤で続行中だ。
短歌は、あの由緒正しい日本の歌会始に作品が選ばれたことがあるというY婦人の独壇場だ。

が、好奇心旺盛なメンバーのこと、Yさんに続けとばかりに
短歌にも挑戦する人が現れるに違いない。

最後に川柳を 一句。

南加にて こだわり強める 俳句道  (高木 子猫)
*俳句、川柳、短歌の作品を公募いたします。totorotoshokan@gmail.comまで。

俳句への愛

  • 2013.10.10 Thursday
  • 00:06

無料雑誌の文芸欄 半ページをひょんなことから引き受けることになった。
ボランティアだが 自分の勉強にもなるので やることにした。

ページのタイトルは、「オレンジの小道」


俳句といえば松尾芭蕉。芭蕉といえば「奥の細道」だ。
芭蕉には程遠いとしても 芭蕉の境地に少しでも近づきたく、
しかし、今風に、南カリフォルニアらしく「オレンジの小道」とシャレたわけ。


俳句に限らず 短歌・川柳も月ごとに交代に掲載。
試行錯誤しながら楽しんでもらえるページを目指す。


第一回目は「俳句」

日常のふとした感慨や心に響いた事柄を 五七五で綴ってみよう。
リズムよく言葉が続いたら 俳句の第一歩。始めから形にならなくても大丈夫。
心にとまった一言をメモしよう。そこから考え始める。
自分が何に感動したのか?
何を一番伝えたいのか?を考え、五七五のリズムを整えながら 句にしていく。
ひとつの句の中にひとつの季語を詠み込む。季語は歳時記で確かめて。

さあ、どんなことになって行くのだろう!
楽しいけれど またやること増えたかも。

やっと人並みに?

  • 2013.10.07 Monday
  • 16:11
 人並みに 子供自慢し あくびされ

 

子供がどこの学校に行こうと

何をしていようと

それは それ。子供は子供。

自分の人生じゃない。

 

子供たち それぞれが 健康で 

各自の思うところにしたがってやっていれば

格別 親として 何もいうことはない。


そんな風に 暮らしてきた。

 

「子供に無関心すぎるのでは?」

と、人様から言われたことも。

 

しかし、実際は 普通に親ばかだったのだと

最近、実感している。

 

同じくらいの年齢の友達は 

私より先に次々と立派に子供を巣立たせているから

子供の話は すでに終わっている。


ところが、私の場合は、それが 遅くに来た。

2週間ほど前のこと、末娘が 大学に行ったので

家に子供が 誰も居なくなってしまった。

そしたら、急に寂しくなってしまった。

子育てを終えた安心感にどっぷりと浸っている。

子供たちが、それぞれに立派にやっていてくれて 

うれしくてしょうがない。

 

そこで、ついついいろんな人に子供の話しをしてしまうのだが、

他人様には きっとつまらないに違いない。


JUGEMテーマ:家庭

栗をむく

  • 2013.10.03 Thursday
  • 15:57

 気がつけば10月。

何時も行く日系スーパーで栗を見つけた。

 

ゆでて 食べよう!

早速一袋買ってきて 圧力鍋で茹でる。

 

圧力鍋を使うと あっという間にほっくほくの茹で栗が出来上がる。

普通のお鍋でゆでるより 甘くなる。

そして、甘皮が剥き易く仕上がるので 食べるときに都合がいい。

 

かくして ゆで栗の虜となった私は、せっせと栗の皮を剥く。

しかし、栗の皮は硬い。

いくら圧力鍋を使ってもこれは変わらない。

そして、やはりむくのは大変だ。

なんとか簡単に剥けないものか?

包丁で栗を半分に割り 小さなスプーンでほじって

食べたこともある。

しかし、この方法だと食べる前に粉々になってしまう。

食感が物足りなくて つまらない。

そこで、最近は、

栗のおしりの平らな部分の皮だけを薄く包丁で落とし

そこから全体の皮を剥き始める。

つめを使って だんだんに剥いていく。

外がむけたと思うと、甘皮がべったりとくっついている。

これがまた、一筋縄ではいかない。

実の中に甘皮が食い込んでいたりする。

もう、めんどくさいなあ。

 

めんどくさいけど 綺麗にむけた栗の塊を

口に入れると これがたまらない。

面倒だけど やめられない。

 

気をつけろ栗の甘皮つめを刺す(高木子猫)

 

甘皮って薄くて硬いから つめの間に突き刺さると痛い。

だけど、栗の美味しさに 痛さより食い気が勝つ。

やめられない。止まらない。お猿さんになった気分。

 

台所でお猿になって栗をむく(高木子猫)

 

 

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