アーバインの秋祭り

  • 2012.09.30 Sunday
  • 15:04
 アーバインのお祭りだった。

正式名称は、「アーバイン・グローバルビレッジ・フェスティバル」

アーバインに住んでいるありとあらゆる国籍の人たちが一堂に会して

それぞれのお国文化を紹介するというイベント。

 

毎年JFNOCでは このフェスティバルにブースを出し

日本文化の紹介を している

かかわる人のすべてが、ボランティアだ。

 

今年の日本のテーマは 「夏祭り」で

まっさらな白いうちわを用意して

子供たちにその白いうちわをキャンバスにして

オリジナルうちわを作ってもらい

ほんのちょっとでも日本文化に触れてもらおうというもくろみ。


 

炎天下 9月も終わるというのに 今日も30度という暑さ。

子供だけでなく、大人もうちわが欲しいと 寄ってきた。

まっさらなまま 持ち帰ろうとする大人に待ったをかけたり・・・。

作り手の名前を 漢字(当て字)、ひらがな、カタカナの3種類の

文字で 教えてあげると みな大喜び。



作戦、大成功。

 

その隣では 囲碁・将棋教室。

囲碁といっても五目並べだけど・・・。

将棋や五目並べは初めてだけど、オセロやチェスをやっているという

手ごわい対戦者も現れて ゲームコーナーも大人気。


 

日本紹介のビデオの前で 東北地震の映像に息を呑む人たち。

 

ボランティアは 浴衣に着替えて ブースの前で

盆踊りを披露する。



 

オリジナルうちわ作りは大人気。

われわれのテントは 人が途切れることがなく

にぎわっていた。


 


そして、別会場のキッズエリアには 折り紙ブースが。

私が 見に行ったときは 人影は まばらだった。

が、日本文化にふさわしく 静かで充実したテントだった。↓


 

折り紙紹介ブースのシンボル 巨大な折り紙の鶴↓



お祭り 楽しいね。

暑くて ばてたけれど。


ボランティアの皆さん、一日お疲れ様でした。


自分も楽しみながら 日本を代表する一人として

誇らしいボランティア作業だったなあ。


 


<会場への足=シャトルバス>


シティーの数箇所から 無料シャトルバスが 出る。

これが、会場への足だ。

シャトルバスは ひっきりなしに 行き来するので

利用者の長蛇の列もなんのその。
あっという間に自分の番が来る。




女の友情が 危ない!

  • 2012.09.29 Saturday
  • 13:56
 花金の午後、

友達と誘い合って ハッピーアワーに繰り出した。

 

ハッピーアワーって??

 

レストランのタイムサービスのこと。

ディナー(夕食)前の3時間ほど 料理とアルコールを

安くしてくれるサービスのこと。

 

今回、みんなで出かけたのは

隣の隣の隣町にあるこじゃれたレストラン。


カクテル 7ドル  

ワインと料理(スモールプレート) 6ドル

 

それぞれ、普段の値段よりずいぶん安い。

 

主婦だから そうそう贅沢はできない。

でも、たまには集まって お酒を飲もう!

そんな私たちには ハッピーアワーが ちょうどいい。

 

女子会(40から50代、ちょっと年食っているけど)だ。

7人が集まった。みな子供が親の手を離れる年齢なので

集合をかけると 少しぐらいは無理をしても 

都合をつけて参加する。

 

その店のハッピーアワーは 3時から7時だというので

突撃チームは 3時半にいって 遅くなる人の分まで 

関取ならぬ 席取りを担当。

 

早く席取りしてよかったなあ。

ハッピーアワーとはいえ、さすがに4時前から出かける人は少なく

7人がちょうど座れるラウンジスタイルのソファーをゲット。

 

カクテルを頼み、ハッピーアワー用の料理を次々とオーダーして

遅れてくる人たちを 待つ。

 

1時間経つ頃には 7人全員が集まった。

わいわい言いながら みんな飲んで食べて

盛り上がる。

 

たわいのない話で盛り上がる私たちの隣には 

カップルが座っている。

男性が 先にやってきて 少し後に 女性がやってきた。

向かい合わせの椅子があるにもかかわらず

二人で一つの椅子に座って まあ 言うなれば

いちゃいちゃ(古い言葉、死語かな?いまどきはなんていうの?)のし放題。

すごーーい。

 

花の金曜日だし、これから恋人同士盛り上がろうというのだろう。

 

国民性の違いかな?

日本人の場合、いまどきの若いカップルでも

それはありえないんじゃないかな?というお行儀の悪さ。

人前で あんな風に二人の仲のよさを回りに見せつけるかな?

絶対ありえないなあ。

その上、そのカップル どう見ても 40を過ぎている。

もしかしたら50過ぎてるかも という年齢だ。

 

普段から 他人のことなんて 気にもしないんだけど

隣の席なので 見たくなくても 見えてしまう。

 

カップルの挙動は お酒も入って過激さを増す。

 

片や、ゲラゲラたわいないことで 女7人で 笑いあっている私たち。

その他は、親子連れのグループや男女混ざったグループ、

カップルもちらほらいる。

 

料理を次々 平らげて カクテルを飲み終わり 

2杯目の飲み物、グラスワインへと進み 

ますます上機嫌になっていく 私たち。

いいなあ。こういうの。ストレス発散だあ。

 

気がつくと 過激カップルは いなくなっていた。

彼ら ちょっと目障りだったから よかったなと思いつつ

別のことも考えた。

 

私たちは 女同士で出かけるけれど

この国では 週末を過ごす相手とデートというのが普通かも。

よく考えてみると、女同士のグループ、昼間はいるけど

夕方から 夜の時間帯には 見ないなあ。

 

彼らから見ると 花金の夜に おばさんたちが集まって 

げらげら笑って飲んでいるなんて 信じられない

光景かもしれない。



JUGEMテーマ:気になること

強運とお守り

  • 2012.09.28 Friday
  • 16:12
 ととろ(犬 14歳)がもしかしたら

友達の命を救ったかもしれない。

それは 不思議な偶然の積み重ね。

 

友達とランチをして 帰り際、

私は Yさんに声をかけた。

「我が家の庭のフルーツを取りに来てくれない?」

 

家にはりんごの木がある。そろそろ赤くなってきて

食べられそうなんだけど、足場が悪いので

ロボット足になってしまった私には 手が届かない。

Yさんに 帰り道に 寄ってもらい 収穫してもらって

それをあげようと思った。

 

彼女は快く「じゃあ、後ろからついていくね」と

言ってくれた。

 

彼女を誘った理由は もう一つある。

ととろ(飼い犬 14歳)が 前日 逝ってしまって寂しかった。

その気持ちをわかってくれる友達が

そばにいてくれたらいいなあと思ったのだ。

 

私たちは 車を連ねて 走っていた。

 

家のすぐ近くに来たとき さっきまで後ろを走っていたはずの

Yさんの車が見えないことに気がついた。

信号の変わり目で もしかしたら 離れてしまったのかと思い

路肩に寄せて 車を止め、彼女を待つことにした。

 

数分間待った。一向に追いついてこない。

変だなあと思い始めたときに 電話が鳴った。

 

「車が 突然止まってしまって 動かなくなったの」

「どこなの?」

「フリーウェーを越してすぐのところ」

2キロほど 後ろのほうで 止まっているということだった。

「私も 後ろにいたはずのYさんがいないから変だと思って

待っていたところ。じゃあ、すぐ行くね。待ってて」

 

車を再び走らせて 先の交差点をユーターン、

来た道を戻って しばらく走ると 反対のレーンの路肩に 

Yさんの車が見えた。

そこは、中央分離帯で区切られた片道三車線ずつある幹線道路なので

見えるけれども すぐに近くにはいけない。

先の交差点をユーターンして やっと彼女のそばへ。

 

聞くと、突然 バッテリーの警告ランプがついて

エンジンが止まってしまったのだという。

 

一番右斜線を走っていたから なんとか路肩に寄せられたという。

無事に路肩に止めることができてよかったね。

 

さて、車が 動かなくなったらどうするか?

そう、トーイング。

彼女は トリプルA(日本のJAF)を呼び、

トートラック(牽引車)で 車を修理屋さんまで

運んでもらうようサービスに頼んだ。


そして、待つこと一時間弱、やっとトートラックがやってきた。

 

待っている間に彼女は考えたそうだ。

 

Yさんの家は そこからフリーウェーを 走ること 30分。

かなり距離がある。

もし、彼女が 我が家に寄ろうとしないで 

そのまま家へと向かっていたら、

きっと故障は フリーウェーのど真ん中で 起きたことだろう。

片道五車線、100キロから120キロくらいで 

どどーーーと塊で走っているど真ん中で

急に 車がストップする。

フリーウェーを走っているときに 

そうそう車線変更などできやしない。

こんな風に 道の端に車を寄せるなんてとても無理だ。

フリーウェーでそんな状態になったら 追突されること 必至だ。

そして、事故が事故を呼び とんでもないことになっていたに違いない。

 

Yさん、「私って運が強いかも」という。

 

トートラックがやっと来たとき、

最初は 彼女がいつも頼んでいる修理屋さんに行くつもりだったが、

そこは かなり遠くて トーイングに お金がかかりすぎることが判明。

では、「近くの修理屋さんはないのか?」ということになり

浮かんだのが うちがいつもお世話になっている日本人の修理屋さん。

 

ぎりぎり5時少し前だったので 電話が通じて 

無事に それほど遠くないその修理屋さんに行くことになった。

トートラックの運転手さんに 住所を伝え、

私は Yさんを乗せて 車屋さんへ。

 

故障車より 自分たちのほうが先に 修理屋さんへ到着。

また、しばらく待つ。

アメリカ生活は 本当に待たされることが多い。

忍耐、忍耐、また忍耐。

あまりにおそいので どうしたんだろうと電話をかけると、

そのとき、トートラックが見えた。

無事に故障車が運び込まれ 修理を頼む。

 

詳しいことは 明日といいながら 

「エンジンはかかるけどすぐに止まってしまう」

という症状から 「ガソリンポンプの故障でしょう」との

およその診断。

 

とても 親切に対応してくれるSさんがYさんに

Mスーパーの和菓子屋さんで働いていますか?」

と聞く。

「はい」と答えるYさん。

するとSさんが 

「和菓子が好きでよく買いに行くんですよ。

どこかでお見かけしたなあと思っていたんですよ」

ですって。


Yさんは その日はお休みだったけど いつもはMスーパーの

和菓子店で 元気よく働いている。

丁寧な接客は お客さんに人気だ。

和菓子が好きというSさんは Yさんに好感を持っているらしい。

だから、彼女の車の修理を より丁寧にやってくれるに違いない。

 

Yさんと私、その偶然に

「いつ、どこで、どんな形で、どんな人に出会うかわからないね。

変なこと 絶対できないね」

と、顔を見合わせてしまった。

 

というわけで Yさんは 強運の持ち主だった。

 

そして、その強運の一端を ととろが担ってくれたような気がして

私は、とってもうれしくて 幸せな気持ちになった。

 

ととろ、やっぱり 私たちを見守ってくれているんだね。

ありがとう。


車を修理に出した後 我が家の庭で ととろをしのんで 乾杯!

庭から収穫したりんご、ざくろ、バジル、トマト、グレープフルーツ(ウォッカを入れてカクテルに)↓



さようなら ととろ

  • 2012.09.27 Thursday
  • 12:37
「さようなら ととろ」


 いつもそばにいてくれたね。

慣れないアメリカ生活の最初の頃から

あなたは いつもそこにいた。

 

心が くじけそうになったときも、

みんなが笑っているときも

じっと黙ってそこにいてくれたね。

 

覚えている?

あなたが 初めて家に来た日、

あんまり大きかったから 3ヶ月かと思った。

そしたら 1ヶ月しか経っていなかったんだね。

赤ちゃんだったんだね。

我が家の4女になったんだよね。

 

しばらくしたら 家の中でじゅうたんを堀り初めて 

家の中にいられなくなり、外に出されて さみしかったね。

 

10歳を過ぎた頃 だんだん元気がなくなっていくあなたが

心配になり 友人に薦められて 2匹目の子を 飼いはじめた。

仲間ができて あなたは 元気になった。

 

一緒になって 走ったり 以前のように吠えたり

元気になったね。

 

だけど、数年前から 腰が痛そうだったね。

最近では 座るのが大変そうだった。

そのうちに 立ち上がるのも 大変になってきた。

でも、あなたは いつもがんばって自分でなんでもできた。

 

数ヶ月前、急に具合が悪くなって 一時は覚悟した。

でも、何とか持ち直して 元気になった。

すごい生命力だなって 感心した。

元気になってくれて うれしかった。

 

でも、やっぱり徐々に 大変そうになっていたね。

 

だんだん 声をかけても眠り続けたり

そばに行っても気づかなかったり

触れるほどになったときに やっと気がついてびっくりしていたね。

 

いつまで がんばってくれるかな?

と、思うこともあったけれど、

このまま ずっと元気でいてくれると思っていた。

なのに、・・・。

 

あなたのその茶色い顔がそこにないのは 変だよ。

いつもいつでも そこにいてくれたのに。

寂しいよ。

 

14年間、見守ってくれていたんだね。

私たちが 笑ったり 怒ったり 泣いたりしているとき

そこにいてくれたんだよね。


でも、永遠に一緒にいてくれるなんて思うほうが無理だったね。


さようなら。

ととろ、お役目 ご苦労様。


いままで ずっと そこにいてくれて

ほんとに ありがとう。


〜〜〜


飼い犬を 送るのは 初めての経験で

こんなに寂しいものなのかと

つくづく 思い知らされています。


JUGEMテーマ:小さくて大切な幸せ。

川柳 「アメリカ・米国」

  • 2012.09.26 Wednesday
  • 11:09

9月の羅府 川柳「アメリカ」

 

 

また停電さすがアメリカこの頻度(子猫)

(停電の 多さ 長さは アメリカ流)

 

日本では 考えられないほど 停電の多いアメリカ。

本当に びっくりする。

先進国の弱点とでもいうのだろうか?

送電線や配電盤が古くなっているのだろう。

修理だといっては 夜から 次の日の朝までの予定停電が

年に数回 実施される。

加えて 予期せぬ事故停電も時々発生する。

電気のありがたさを しみじみ感じるけど 

「なにやっとるんじゃ!!」と怒りがこみ上げる。      

素直な気持ちで そのまんまを川柳にしたら 羅府川柳に選ばれた。

 

 

 

見習うはアメリカらしさその強気 (子猫)

 

慰安婦問題、竹島、そして尖閣諸島問題などなど、

日本の政府も アメリカの二枚舌と強気外交を

少し見習ったほうが いいかもしれない。

そんな風に 思うのは 私だけだろうか?

 

 

アメリカと英語に弱い日本人 (子猫)

 

憧れのアメリカだからなのか、英語が苦手だからか?

弱いよね、日本人(私も例外ではない)。

 

 

市民権英語話せぬままに取る(子猫) 

(アメリカ人 なってみたけど ノーイングリッシュ)

 

アメリカ国籍を取得して、アメリカ人になる人たちは多い。

しかし、アメリカ人になったからといって

英語をしゃべるわけじゃない。

まったく英語がしゃべれなくても 大丈夫。

アメリカの懐は 広い。

 

 在米の長さを語る話しぶり (子猫)

(会話から 見当つける 在米期間)

 

あっという間に在米期間17年を過ぎた。

初めて会う人でも お話を伺っているうちに

どのくらいこちらにいるのかが

その内容や話しぶり 話し言葉などで だいたいの検討がつく。

 

 

米国で再発見の日本国 (子猫) 

(米国に 日本文化の 面白さ)

 

アメリカに住むようになってからのほうが 

日本文化に触れるイベントに 出かけるようになった。

ずっと日本を好きになった。

 

お粗末!!

 

 

JUGEMテーマ:今日のこと

 

大石順教尼のこと

  • 2012.09.25 Tuesday
  • 14:46
 「祖母(ばば)さまのお手々は だるまのお手々」

漫画を読んで 感動して泣く??

漫画を読んだら だいたい笑うのが普通だけど、

時には 感動的な物語だったりして 泣きますよね。

そう、これには 泣けてしまった。

 

ばばさまこと「大石順教尼」は、両手のない尼。

17歳のとき、おどろおどろしい事件に巻き込まれて 

養父に殺されかける。そのとき命は取り留めたが 

手を切り落とされてしまう。

それでも 結婚もし、普通の人以上に社会に貢献。

身障者支援の共同作業所のようなものを作り

弱者の自立を教え 導いた人。

昭和43年没。80歳。

 

参考)大石順教尼↓

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E7%9F%B3%E9%A0%86%E6%95%99

 

そういえば、子供の頃、五体満足でないと 差別される世の中だった。

記憶を手繰ったとき、その頃の大人たちは 障害者に対して 

とても冷たかったと記憶している。

 

順教尼の生きた時代は もっと昔(それよりさらに50年前)だから 

差別は もっとあからさまだったに違いない。

本の中では 彼女は 両手を失った後、

見世物小屋での巡業公演して 全国を回ったとある。

両手がなく 好奇の目にさらされて 生きることは 

どんなに辛いことだっただろうか。

しかし、彼女はちっともくじけなかった。

すごいね。私なら いじけまくっていることだろう。

彼女は いじけるどころか 障害を持っていることに

感謝して生きた。そこが 根本的に違う。

 

日本では、乙武洋さんの「五体不満足」(1998年出版)が 

ブームになり 障害を持ちながら 生き生きと生きる人が

注目され それ以来 障害をマイナスでなく プラスと

見てくれる人が 増えたように思うが、まだまだかな?

 

身障者を見ると、いやなものを見てしまったように

目をそらせてしまったり、構えてしまったり、

じろじろ見てはいけないと遠慮したりと

まだまだ日本では そういう扱いだ。

 

しかし、アメリカに来て びっくりした。

障害者に対する扱いが オープンだ。

こちらでは、障害を隠したりしない。

どんどん外に出ている。

モールにグループで買い物に出かけているのを

見かけることも少なくない。

 

それにしても、このばばさま 只者ではなかった。

こんなすごい女性が 100年も前の時代に 

生きていたというので びっくり。

 

順教尼さんのことば

「体の不自由さは 人に補ってもらうことができるけれど

心や知恵は 本人の力で育てなければならない」


そうだね。本当に。

この言葉で はっとしたことがある。

普通に五体満足でも 自分の心や知恵に 

責任をもてない人がいる。

何か悪いことがおきると自分の責任ではなくて

全部 他人のせいにする人がいる。

そういう人は、体は満足でも 心が満足でないということだろう。

 

人間として 生きるとはどういうことなのか?

今、また、考え方を揺さぶられている私だ。


JUGEMテーマ:自分が読んだ本

芋虫 むしゃむしゃ

  • 2012.09.24 Monday
  • 11:32
外出から戻り 車から降りてふと見ると
なんだか コンクリートが 汚らしい。

黒くて細かなぶつぶつが 大量に落ちている。
何だろう??

娘と「なんだろうね」といいながら 近くによって見る。



昨日 ここに長女が車を止めていたから 排気筒から 黒いすすでも
出てきたのかな?

すると、末娘が 木の上を指しながら 
「芋虫だらけだよ。木の葉っぱの先に いっぱい付いている」
という。


真ん中の白っぽい細長いやつが 芋虫↓



見上げてよく見ると うじゃうじゃいる。
気持ち悪い。
そうして見上げるそばから ウンチがぽとぽと落ちてくる。


葉っぱのふちに 葉を食べているやつらが うじゃうじゃいる↓



うわー、すごなあ。

枝の先は 丸裸になっている。



大きな木の先っぽが 幾枝も幾枝も 丸裸になっている。

娘が
「しゃりしゃり 葉っぱを食べている音がするよ。聞こえる?」
というので耳を澄ますと 確かに
「かさかさ しゃりしゃり」
という音がする。

こんなの聞いたことない。

自然とは 恐ろしいものだ。
あんな小さなものが 葉っぱを食べる音ですら
数が多いと音が聞こえるまでになるとは!
なんか気味が悪い。

異常気象のせいで 虫も大発生なのだろうか?

明日の朝には 木が丸ごと 丸裸になっているんじゃないか?
そんな勢いだ。

JUGEMテーマ:気になること

1/4の奇跡

  • 2012.09.23 Sunday
  • 15:07
 とっても素敵な人に出会った。

こんな楽しい気持ち 久しぶりかな?

なんて表現したらいいかな?

 

「権威は嫌い、肩書きなんてもっといや、自分よりできる人は

なるべくご遠慮申し上げたい。だって引け目を感じるし・・・」

という心の狭い私は 完璧な人見知り。

無愛想で えらそう(ちっとそんなつもりはないのに)に見えるらしく

相手には敬遠されるので 出会ってすぐに人と打ち解けることができない。

その話を 娘(長女)にすると 

「お母さん相当ソーシャルスキルがないね」

と一刀両断に切り捨てられてしまうほど。

 

なので どんな有名人に出会おうとも 遠巻きに眺めるだけで

絶対に近くによって話をしようとは思わない。

本当は相当のミーハーで 近寄ってみたい思いも

無きにしも非ずなのに 肩肘を張る。

 

今回出会った素敵な人というのは「入江富美子」さん。

ロスで上映される映画「天から見れば」のために來米。

上映を翌々日に控えた夜、ある勉強会で 遭遇。

 

案内が届いたとき、そのタイトルに惹かれた。

「しないことと できないことは違うんだよ」

 

ふーーん、確かにね。そうだよね。

できないって簡単に言ってしまえば それでおしまい。

なかなかその境目は難しい。話を聞いてみたい。

 

案内が届いて ぴぴっと心が動いた。即決した。

興味があると思ったから すぐに参加申し込みをしたのに 

年はとりたくないね、どんな人がゲストスピーカーなのか 

すっかり忘れてしまって 会の前夜に どんな人だったかな?

とあわてて調べたりして・・・。

 

「入江富美子」映画監督だという。

そして、年齢が気に入った。同い年。

そうかあ。同い年なのに、すごいなあ。

(実はこれが 大きな誤解だった。後でわかるのだけれど)

力をもらえるものなら もらっちゃおうぜ!

なぜか いつもと違う前向きな姿勢の自分がそこにいた。

 

自己紹介のとき、珍しく私のほうからアプローチ

「同い年です。よろしく!」

同い年という魔法の言葉のせいで なんだかぐっと親近感が増して

距離が縮まるように感じた。

本当は これは勘違いで 私のほうが10歳年上だった。

でも、この勘違いのおかげで 彼女をより身近に感じたので

いい勘違いだったということにしておこう。

(同い年と信じてくれたふーちゃん、ありがとう)

 

彼女は、2005年以前は ただの主婦だったけれど 

あることがきっかけで とってもいい映画を作ってしまって

世界中で その映画が引っ張りだこになっている

なんだかすごい人じゃないの。

 

彼女は、自分が なぜ、映画を作ることになったのか?

という話をしてくれた。

 

生きているもの そこにあるもの すべてに意味がある。

どんなものでも そこにあるだけで いい。

ありのままの自分を生きていいのだと思えたときに 

苦しかったそれまでの自分が解放された。

そのメッセージを伝えることを 自分の使命だと感じた。

その手段が ドキュメンタリー映画を作ることだったと

入江さんは 話した。

 

ずぶの素人がその思いだけで映画を作ってしまう。

その映画が 口コミで広がって世界中で共感を得ている。

 

そんな夢みたいな話 あるわけないでしょう。

普段から疑い深い私は、絶対信じたくないよ。そんな話。

と、思ったけど、でも、あるんだよね。


秘密はね。彼女が 話してくれた。

本当のことだから 彼女は 自分の思いを実現させようと

邁進した。そしたら、彼女の思いは 形になった。

「思いは 形になる」

同じようなことを 最近感じていたから

彼女の話を聞いて 納得。

 

すごい人なんだけど すごいってことを感じさせない。

 

著作「1/4(四分の一)の奇跡 もう一つの、本当のこと」

には、映画製作の過程などすべてが語られている。

即決で 入手(ととろ図書館へ)。

 

夢中で読み進み 4時間ほどで 読み終わり

もっともっとふーちゃん(入江富美子さん)のことを理解した気分。

 

「人は 知らないうちに自分の責任でもないことに

罪の意識を持ちながら生きているのかもしれない。

そんな不必要な理不尽な思いは 早く捨てよう。

それでいいんだよ。生きているだけで そこにいるだけで」

そんなメッセージが 心を打つ。

 

彼女との出会ったことで なんだかとってもわくわくしている私。

こんなこと 初めてだ。


JUGEMテーマ:映画

さよなら エンデバー!

  • 2012.09.22 Saturday
  • 15:44
 921日、スペースシャトル エンデバーが

ロサンジェルスにやってきた。

ボーイング747の上に乗っかって 悠々の遊覧飛行。


昨日から ニュースは その話題で持ちきり。

ケネディー大統領の「月へ行く」宣言

つまりアポロ計画推奨期に子供時代を送り

ついに アームストロング船長が月に一歩を印した1969年、

その出来事を 日本の田舎のテレビ放送を通じてだったが

体験した時の異様な興奮状態の再演のように
今回のスペースシャトルの終焉は

 何とも言えない何かがふつふつと心に沸いた。

 

えもいわれぬ感動と興奮状態、自分でも戸惑うほどに。



今回、お別れフライトと称して

エンデバーをただ輸送するだけでなく
低空飛行で ゆっくりと飛びながら

あちらこちらのエンデバー関係地を回りながら

なるべく 多くの人に最後を見守ってもらおうと

企画された最終フライトは、アメリカの国力をかけた

一大イベントだったように思う。

そわそわした原因のひとつは ちょっと出かければ

もしかしたら見られるかもしれないという距離まで

エンデバーがやってくるということにあったかもしれない。


うちから車で25分くらいの距離にあるディズニーランドや

ハンティントンビーチのボーイング社の上を

旋回する予定になっていた。


テレビでは歴史的な瞬間をその目で見られる

 Once in a Life Time Experience(一生に一度のチャンス)だと

どのチャンネルのアナウンサーも興奮している。

めったにメディアに躍らされない鈍感な私だが

「見たい!この目で」

ロス上空にエンデバーが近づくにつれて その思いが 募る。


しかし、用事もあることだし

いつ来るかもわからないエンデバーを待って

ずっと空を眺めていることはできない。

物理的に無理と判断し はやる心を抑えて、

テレビを見守ることにした。

 

テレビをつけると 予定よりだいぶ遅れているらしいと

すぐにわかる。とっくに ロスの上空を飛んでいるはずなのに

まだ サンフランシスコ上空を飛んでいる。

 

ニュースは、ロスの予定航路に当たる場所に

アナウンサーを配したり ヘリを飛ばして

丘の上に登って今か今かと空を眺めている人たちを中継する。

 

彼らの興奮も刻々と伝わってくる。

 

エンデバーを乗せた747はサンタモニカの海岸に

2度も旋回し ハリウッドの山の上を通り

その他 予定されている場所を次々と 通り過ぎ

最後にロサンジェルス国際空港へと 近づいて・・・。


 

あーー、最後まで見たかったけど 

出かける時刻になってしまったので

着陸するところは ライブ映像で 見られなかった。

残念。涙。

夜にニュースで見ればいいかとあきらめた。

 

しかし、アメリカって こういう演出がうまいね。

あちこち これ見よがしに 引退するエンデバーをお披露目する。

否がおうにも「強いアメリカ」を国民にアピールする。

盛り上げ方がうまい。

踊らされていることに 民衆はまったく気がつかない。

単純というのかなんと言うのか 素直に国民は 拍手を送る。

こうやって 多民族をまとめるんだね。アメリカは。

 

日本も少し 見習ったほうがいい。

こういうみえみえの演出でも 国を思う心は育つ。

上手にやれば。


国を思う心が あってこそ 国は栄える。


日本 がんばれ!


JUGEMテーマ:興味深い話題・出来事など

お米に砒素が!

  • 2012.09.21 Friday
  • 12:19

919日(水)のABCニュースで 

お米が危ないというような報道があり気になっていた。

Arsenicというのは砒素のことらしいが 英語で元素名など

知らないから そのときは いい加減に聞いていた。

 

20日(木)、朝の日本語のニュースで アメリカのお米に 

かなりの濃度の砒素が混入していると消費者レポートとして

注意を促す警告が 出ているという。

 

(びっくり。砒素だってぇ。危ないじゃないの)

 

玄米と白米では 玄米のほうが危ない。

外側の殻に砒素が多く含まれている。

お米はいろいろなお菓子にも含まれているので

お米を原料としたスナック菓子なども 気をつける必要がある。

特に、体の小さな乳幼児が 米製品を多くとることは 

避けたほうがいい。お米はよく研ぐこと。

一日一食食べる分にはいいが 三度三度食べてはいけない。

白米を炊くときは 6倍の水を入れて炊けば 安全だ。

 

・・・と、フジサンケイTVのアナウンサー。

 

(って、そんな焚き方をしたら おかゆになっちゃうし、

おかゆというかおもゆというか どっちにしろ汁まで

すすることになるだろうから ちっとも安全じゃないでしょう)

 

どの程度 危ないかの結論が出るのは 暮れになるだろう。

今のところ食べてはいけないということにはなっていない。

〜〜〜〜〜〜〜

 

なにーー!!!??? 

うちでは 健康のため 白米でなく 玄米を食べている。

それも 3食。

えーーっ、大変じゃないの。

3食 玄米だったのに・・・、

明日から 白米に切り替えて 一回はパンにする??

もう一回は 焼きそばとかパスタとか??

そんなあ。できないよ。

 

お米が危ないって 急に言われても困る。

何食べたらいいの?

明日からのわれわれの食生活は どうなるんだ!!


JUGEMテーマ:健康

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