週末の過ごし方 その2

  • 2012.04.30 Monday
  • 15:55

 お泊りをしたまごまごと過ごす週末 2日目。

 

北カリフォルニアに住む次女も 姪に会いたい一心で 

12日 片道800キロを運転して 帰省するという熱心さ。

 

朝ご飯が済んで

「さあ、今日はどこへ出かけようか?」

と、長女。

 

ずぼらな私とは対照的に なんとも行動的だ。

 

家のすぐ近くにオレンジカウンティーが管理している公立公園が

あるので そこへ行くことに。

隣町の「ラグナニゲル地域公園」

http://www.ocparks.com/lagunaniguelpark/

 

調整池の周りをぐるっと取り囲む形で出来上がっている公園だ。↓



 

以前から調整池があることは知っていた。

が、そこが地域公園になっていることは 最近までまったく知らなかった。

 

去年のこと、まごまごとどこかの公園に行こうと

ウェブを探していたときに見つけて、

「へーー、こんな近くにいいところがあるらしいよ。今度行ってみようね」

と、いうことになっていた。

 

それが、やっと 実現した。

 

リジョナルパーク(地域公園)というのは 

カウンティー(郡)が管理している公園で、

入り口には ゲートがあり 入場料を払う。

 

今日は日曜日なので 5ドル(車一台につき)だった。

(ウィークデーは 3ドル)

 

なんてお得な価格でしょう。

・・・しかし、よく考えてみれば 市民が支払う高価な不動産税によって

維持費などがまかなわれているわけで、

こんないい場所があるのに 今まで知らずにいて利用していなかったのは 

宝の持ち腐れというもの。

 

今日は お天気もよく

犬も一緒に みんなで湖畔を散歩することに。

 

湖畔では 釣りもできるということを発見。

 

公園の中には 遊具もあり 子供を遊具で遊ばせる親子連れも多い。↓


 

湖畔では のんびりと釣り糸をたれて 週末を楽しむ人たち、

 

湖畔を一周する遊歩道を 走る人、自転車に乗る人、犬と散歩する人、

 

いろんな形で週末を過ごす人たちがいた。

 

しかし、そんなに人ごみというわけではなく

かといって 人気がなくて寂しいということもなく、

昨日の海辺もそうだったけど

のんびりとちょうどいい感じ。

 

まごまごは 犬の綱を持ちながら 一生懸命に歩き

2時間ほどを そこで過ごし・・・。


 

大人たちも まごまごを歩かせながら自分たちも歩き

写真を撮ったり 撮られたり

いい具合で・・・。

 

気温は 20度前後。それほど暑くなく いい気分転換と相成りました。

 

これも まごまごの効用というわけで・・・。

 

自分が子育てをするときには 転勤族だったので

いつも家族からは遠く もう一人で必死だったなあ。

 

そうそう、6ヶ月の末娘を連れて アメリカでの生活を始めたときは

英語もわからず のんびりと公園に遊びに行くなどという

心の余裕は さらさらなかった。

 

もしかしたら気がつかないうちに ぴりぴりとしていたかもしれない。

 

それでも何とか やってきたわけで・・・。


砂漠地帯だけれど 丘陵地の隠れたくぼ地にはこんな小川があるのです。↓


 


JUGEMテーマ:今日のこと

週末の過ごし方 南カリフォルニア流

  • 2012.04.29 Sunday
  • 08:02
土曜日の午後 まごまごが遊びにきた。
そこで、近くの海に出かけた。

ダナポイント港だ。

ダナポイントに海洋研究所があり、その中に小さな水族館がある。
行ってみることに。

小さな子供がいると大人は子供を喜ばせようと
それまで行かなかったところにもサービス精神を発揮して
出かけたりするのだが
ちびにとっては 小さすぎて覚えていなかったりするわけで・・・。
とわかっていても 連れて行くのよね。

鮮明な記憶とはならないかもしれないが 楽しかった思い出として
脳のどこかに残ってくれたらいいんだけど・・。


入場料 大人 6ドル
小さな水槽がいくつかあっていろいろな魚が 展示されている。

アジ?↓




クラゲ↓




ひとで、なまこに指でさわれるよ。「触る前に 手を洗ってね」
と、研究所のスタッフのお姉さん↓。



どれもこれも ちっちゃな水槽の中にいるので
とても身近に感じる。

それから、近くのビーチへ。
かなり風が冷たくて肌寒い。
たぶん気温は 20度前後。
日本では そんな気温で海がにぎわうということはないけれど
ここはアメリカ、カリフォルニア、
ビーチは 家族連れで 賑わっている。

最盛期のビーチはこんなものではなく
たぶんいるところがないくらいに混雑する。
まだまだ 最盛期とはいえない。
しかし、それでも かなりの人出だ。↓



しばらく遊ぶ。

半日遊んで 大人一人 6ドル。
なんとも お得。これ、カリフォルニア流。

JUGEMテーマ:家庭

フェイスブック フリーク??

  • 2012.04.28 Saturday
  • 16:30
フェイスブックにアカウントを作って2年が過ぎた。

 

最初は 使い方がわからなくて 

作ったけれど 放置していた。

 

なんか書き込むのが怖かった。

 

その後は 一ヶ月に数件の書き込み。

 

徐々に増えてくるのが 去年の7月ごろから。

 

今年1月、ととろ図書館の再開を期に

図書館のグループアカウントも作った。

 

フェイスブック友達もできた。

 

そして、世界は広がりつつある。

 

つい最近、日本に帰国した人から友達リクエストが来た。

おーー、懐かしい!!

こんなうれしいことはない。

 

最近は 朝と晩 時間があれば 日に何度か見る。

 

そして、時々 末娘からのブーイング

「お母さんたち、子供の私たちよりフェイスブックしているって

どういうこと???」

娘たちにとって フェイスブックは若者のツールらしい。

 

が、そんなことでひるむ私ではない。

 

今日も とっても納得しちゃうような書き込みを見つけた。




<訳してみると>

6歳、 ママのこと 大好き!

10歳、 ママ、どうでもいいでしょ!

16歳、 ママって うるさいなあ。

18歳、 家を出たい。

25歳、 ママが 正しかったわ。

30歳、 ママの家に 行きたいわ。

50歳、 ママを失いたくない。

70歳、 ママがここにいてくれるなら 何をあきらめてもいいわ。


あなたが、お母さんに感謝していて 

お母さんのことを愛しているなら

お母さんが まだ生きているいないにかかわらず、

この言葉を みんなに教えてあげて!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


一つ一つ 納得してしまうなあ。

もうすぐ母の日。

 

JUGEMテーマ:家庭

アメリカのゴミ事情

  • 2012.04.27 Friday
  • 09:35
アメリカのゴミの捨て方にはびっくりする。

ゴミの回収は週一回。
家庭ごとに 回収を担当する会社に回収を申し込む。
すると大きなゴミ箱(トラッシュカン)が提供される。



我が家の場合は、黒(一般ごみ) 緑(草などの資源ごみ) 茶色(リサイクルごみ)の三種類。

台所の生ごみは ディスポーザーで細かくして流してしまう。

リサイクルごみは 新聞紙 缶 瓶など。全部同じゴミ箱に入れる。簡単だ。

緑のトラッシュカンには その名の通り 庭の木や芝生、落ち葉、雑草などの草木のゴミを入れる。

そして、回収日の朝に 家の前の道路に出す。


すると、巨大な回収車が一軒一軒の前を走りながら 一つ一つゴミの回収をする。

昨日は、週に一度のゴミ回収の日だった。
朝から順番に一般ゴミ、緑のリサイクルゴミ、最後が茶色の資源ごみと回収されて行く。

いつも資源ゴミの収拾が最後になる。
昨日もそうだった。

ゴミの回収が終わるとトラッシュカンは道路からは見えないところに片付けられる。
(見た目にこだわるのがアメリカ流)

昨日は 夕方 家に戻ってきた時、茶色のゴミは 未回収だった。
だから他の2つは片付けたけれど、未回収の茶色の大きなゴミ箱は 道路のところに出したままだった。
このリサイクルゴミはいつも回収の順番が最後なので 翌日に片付けることにしている。

ところが、夜が更けて11時を過ぎた頃 雨音に驚かされた。
すごい勢いで雨が落ちてきた。
珍しく土砂降りだった。

カリフォルニアは砂漠だ。普段降らないので いったん降ると 凄いことになる。
水はけがあまりにも悪いので ちょっとでも降り続くと被害が出る。

あまりの雨に すぐに出しっぱなしのトラッシュカンのことを考えた。
わが家は 坂の途中にあるから きっとこの雨であの大きなゴミ箱は 流されてしまうにちがいない。

今朝、家の前を見てみるとやっぱりゴミ箱は 坂のしたの方まで流されていた。
ここから


ここまで


今朝一番の仕事は、巨大ゴミ箱の回収作業だった。



頭の中のブラックホール

  • 2012.04.26 Thursday
  • 06:00
慌ただしく朝の片付けをしていた。
なにしろ 今朝は一週間に一度の掃除の日。
いつものように6時過ぎに起きて娘を叩き起こし、
お茶を沸かし 味噌汁をつくり、朝ごはんのしたく。
洗濯機を回し、朝ご飯を食べたくてうろうろ と
私について歩く犬たちに餌をやり・・・。

主婦の朝は忙しい。

自分もご飯を食べ 台所周りを片付けて・・・。

パタパタママ、パタパタママ、パター、パタ〜
(おかあさんといっしょにこんな歌があったね)
とやっていると 電話が鳴った。

M「はい、もしもし」
S「もしもし、Mさん、おはようございます」
M「おはようございます」
いつもボランティア活動やら文章会やらでお世話になっているS夫人からだ。
S「あのね。昨夜、この間の交流会の反省会だったんだけどね。
Mさん。私、日にちを間違ってお伝えしたかしら?」
M「・・・・・・」
しばらく間があったに違いない。
M「おーー!!すみません。すっかり忘れていました。ごめんなさい」

反省会 昨日だったか!!大ポカだ。
えーー??なんで 忘れちゃったんだろう?私。
反省会の予定は、S夫人のその電話があるまで 、
頭の隅のどこにも残っていなかった。
まるで、頭の何処かにブラックホールでもあるかのように。
何でも吸い込んで2度と外に出られなくなるというブラックホール、
光さえも吸い込んで出ることができなくなるから暗い闇になるというそれに、
吸い込まれて 跡形もなく消えてしまったかのようだった。

そんな〜!!
私としたことが・・・。

言い訳をいうならば 先週からいろんなことが立て込んでいて バタバタしてた。
スケジュールが目白押しだった。

で、頭の働きが ちょっと麻痺したのか???

スケジュール管理、しっかりしないと。
人様にご迷惑をおかけしてはいけないのに。

反省。

申し訳ありませんでした!!

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銀行の横暴 その2

  • 2012.04.25 Wednesday
  • 05:24

アメリカで銀行口座をはじめて作ったとき びっくりしたことがある。

「通帳がない!」

では、どうするのか?

通帳はない代わりに 1ヶ月に一回 ステートメントと呼ばれる
利用明細が 郵送されてくる。

今では 利用者がそうしたければ、その郵送されるステートメントも
なくなり 一ヵ月毎の利用明細や 日々の使用状況を ウェブ上で
取り出したり 確認することができるようになっている。

便利になったものである。


その銀行であるが、利用者としては、なんか腑に落ちないことが
いろいろ起こるわけで・・・。
「銀行の横暴 その1」↓
http://americajijo.jugem.jp/?eid=269

アメリカは マネーゲームの国だ。
お金に関して いろんなことが起こる。
が、それにしても 不思議だ。

お金を預けているのに 何で??
ちょっと、ちょっと!!どうしてくれるのよ??

つい 1ヶ月ほど前のこと それは、W銀行の口座だった。

作ってから10年以上だが、あまり使っていない。

何年もほとんどお金の動きはなかった。
たまに 入金したり 残金を見て そこから たまに支払いをしたり 
あるいは まったく 何の動きもなかったり・・・だった。
多いときでも、500ドルくらい入っていたり いなかったり。
去年から ずっと100ドルくらいだったかも。
そして、先月は、140ドル(1万円とちょっと)しか入っていなかった。
残高がないから、使えない。

それなのに、突然 そこから 10ドルの引き落としが されていた。

「何???」

明細書を よく見れば サービスチャージとの名目だ。

「サービスチャージね!ふーーん、そういうわけ!
突然、この口座にサービス料を課してきたわけね」

実はこの口座 W銀行の窓口の人に進められて 作った。
そして、作ってすぐのことだった。
いくらだったか忘れたが、今回とまったく同じで 突然サービス料が
課された。

そのときも、私は銀行に飛んでいった。
M「何の料金なのか?」
と聞いたところ 
W「残金が xxxドル以上ないとこのサービスチャージがかかるのです」
と説明されて 
M「そんなことは 口座を開くときに説明されていないし、毎月残金が
足りないからと利用料を払うのでは割が合わないから この口座は
もういらない」
といったら
W「サービスチャージがかからないよう手配するので 
そのままにしておいてはどうですか?」
と便宜を図ってくれた。
それから その口座は サービスチャージなしになった。

が、銀行も商売だから 永遠に 便宜を図ってはくれないということらしい。
またもや サービスチャージなるものを課して 何とかお金を取ろうという
魂胆であるようだ。

それにしても いくら預ける金額が微々たるものだとしても
一通の使用明細を毎月送ってくるだけで
1000円取られるのは なんとも納得いかない。

銀行さん、強欲じゃない??

って、わけで
数日前に W銀行に殴りこみ(のつもり)微々たる金額の口座は
〆ることに。

M「この手数料が納得いかんので 口座を〆させてくれ」
というと
W「お客様、55歳以上の方は 手数料なしでお使いいただける
種類のお口座に変更できます。そうすれば 手数料もお返しいたしますが
いかがでしょう??」
と またしつこく食い下がってきた。 
が、今回は もうその手は食わないぞ。
M「もうこの口座は使わないので〆てください」
と、その申し出を固辞すると またまた10ドルを 手数料で引かれた。

結局 2ヶ月の間に 30ドルをふんだくられ
110ドルの現金を手にしたのだった。

あーーあ、銀行って ひどすぎ!強欲!!
善良な市民は 無知だからって やりたい放題!

それにしても、そのままにしておいたら
毎月10ドルずつ差っぴかれて 10ヵ月後には 残金0っていうことに
なるところだったよ。

ステートメントは ちゃんと見るべし!

JUGEMテーマ:気になること
 

映画を一人で

  • 2012.04.24 Tuesday
  • 06:30
先週末 LA日本映画祭がアーバイン(オレンジカウンティ)で あったので
日本映画のいくつかを その2日間だけ見ることが出来た。

数年前に フラガールという映画をその企画で 見て以来、
日本映画を見直したというか、
それまでどちらかといえば邦画を好きでなかったのに、
フラガールは完璧に私を日本映画のファンにしてしまった。

「けなげさに感激 フラガール」↓
http://americajijo.jugem.jp/?eid=120

最近の日本の映画 面白い。
(それとも、私が年を取ったからなのか?)

今回も 見たい映画が目白押しだったが
そう何本もいっぺんに 見られないので
泣く泣く 3本に 絞った。

そのうち 2本は、期待通りの面白さで 大満足。
「エンディングノート」↓
http://americajijo.jugem.jp/?eid=459

「ビバ!カッペ」↓
http://americajijo.jugem.jp/?eid=460

残念ながら 「フクシマ2011」は 期待したけれどあまり面白くなかったが・・・。

でも、2本が 予想以上に面白かったからもう大満足。

今回、友達に声をかけたんだけど、誰ものってこなかった。
でも、一緒に行ってくれる人がいなくても そんな理由で諦めるのはもったいない。
だって、日本の映画は見たくたって普段は見られないんだから。

そんなわけで、気がつけば、一人で見に行ってしまった。
さみしい気がしたが、大人じゃん。
連れ立って見に行くのも楽しいけど
一人でも見にいけるよ。

「一人で映画」は、今回、始めてだったけど 一回経験してしまえば しめたもの。
これからは、どしどしお一人様で行ってしまおう!!

人生は 1人で生まれて 1人で死ぬんだからね。1人に慣れておかないと・・・。

もちろん、お友達 大好き。みんなと つるむの大好きだけど・・・。




ビバ!カッペ

  • 2012.04.23 Monday
  • 13:34
LA映画際 オレンジカウンティー公演 2日目

「ビバ!カッペ」は 青春ラブストーリーということだったけど

青春なんてとっくの昔に卒業した私も 勇気をもらえたよ。

 

 

<あらすじ>

 

花子は デザイナーを夢見て上京する。
が、夢はくしくも破れ 帰郷してやり直そうと実家へ向かうが 

なんと、実家は 彼女の知らないうちに 田んぼになっていた。

 

頼りにしていた両親の姿ももちろんそこにはない。

 

帰る場所も自分をも見失い路頭に迷う花子。

 

寝るところもない彼女を拾ってくれたのは 変わり者の農家の長男太郎。

仕方なく農業を手伝い始める花子。

 

太郎とその農場の人たちとのふれあいを通じて

手探りしながら、再び花子は 歩き始める。

〜〜〜〜

 

 

 

 

人に頼ることが苦手な農業青年太郎が 悩んでいる花子に

「自分の前に道はない。自分の後ろに道はできる。考えている暇なんて

ないんだ。自分のつけた足跡が 自分らしさになっていくんだ」

というのが 心に残る。

 

 

 

そうなんだよね。人生の折り返し地点を過ぎた私だけど

未だに 自分の道を探して こうやって毎日ブログを書いている。

まだまだ 自分探しの途中ってわけ。

 

考えていても始まらない。

とにかく 進むしかない。

そして、いつか そこに自分の足跡が付いていたら

素敵だ!


主演の西尾舞生さんが 会場に来てくれていた。

「これは日本の農作業のときの洋服です」ともんぺをはいて登場。



JUGEMテーマ:映画

LA日本映画際 「エンディングノート」

  • 2012.04.22 Sunday
  • 14:13
 JUGEMテーマ:映画
 

昨日から 自分にとって ふるさとはどこだろう?

私は どこに骨を埋めるのだろう??

なんてことを考えているところにLA日本映画際があり

「エンディンノート」というドキュメンタリー映画を見た。

 

この映画は 娘が癌のステージ4の宣告を受けた父親の最後の

8ヶ月間を ドキュメンタリーで撮り続けたもの。

ナレーションも娘が担当し 淡々と父親の死を見つめる。

 

家族に見守られながら 自分の人生を整理していく父の気持ちを

娘のカメラは 的確に捉えていて 押し付けもなく 誇張もなく

悲しみはぐっと抑えられている。

 

お葬式の段取りも前もって自分でする主人公。式場、誰に連絡するとか 

どんな式にしたいか?などなど すべて自分で決めていく。

 

いよいよとなったとき、3人の孫娘も含めて 家族に見守られながら 

彼は旅立った。

 

作られたお涙頂戴の場面は何もないのだけれど 最後の場面では

やはり 涙、涙、涙、泣いてしまった。

そして、こういう死に方ができるなら それもいいなあと思った。

 

もし、自分だったら、・・・ステージ4の癌で 余命いくばくもないと

わかったとしたら・・・。

彼のように心穏やかに 旅立つ準備ができるだろうか??

 

うーーん、段取りが苦手な私だけれど、

もし、そうなったら 彼のように着々と死への準備をしたいかも。

 

でも、実際のところ、自分の死の段取りができる人が 何人いるだろうか?

 

死は 思わぬところからやってくるから 段取りをする暇が

ないかもしれない。そうしたらあきらめるしかないので問題外として、

段取りをする猶予をもらったとしても、それを見つめる周りの人たちは

本人以上に動揺して 死を意識することすらタブーとなるから

本人がよほどその気がない限り無理かもしれない。

 

こういう風に死ねる人は少ないだろうなあ。

自分の死と向き合い 準備をする勇気。すごいなあ。

 

彼が病に倒れる前のこと、出勤前の朝の食卓でトーストをかじりながら

こんなことをいう場面がある。

「こういうおじさんたちが 日本の社会を作ってきたんだよ。

覚えておきなさい」

 

彼の生き様、そして、その死に様も素敵だった。


明日も4本の日本映画がアーバインで上映される。

見に行かなくちゃ!

 

 

 

 

 

ふるさとは いずこ??

  • 2012.04.21 Saturday
  • 14:20
JUGEMテーマ:小さくて大切な幸せ。


長女の家族が 長期休暇で日本へ 11週間も出かけて
本日 帰国した。

婿は 学校の先生で サバティカルという学校からの有給休暇を
使っての旅行だったが、ただ遊んでいればよいというものでもなく
その間、学校から離れ 自らをリフレッシュして テーマを持って
研究するのが 目的だという。

2歳に満たない娘を連れて親子3人旅。
九州の屋久島、京都、最後に 東京に数日と
かなり大変だったと思うが、常に周りの人たちにお世話になりながら
助けられながら 何とかやりきったようだ。

今年の日本は かなり寒かったようで 迎えに行って
「今週から 暑くなったんだよ」
というと
「日本にいる間 すごく寒かったのでうれしい。日に当たりたい」
と、いいながら 喜んでいた。

彼らは長い旅の途中 あることを考えたという。

それは、「自分たちの故郷はどこだろう??」
という疑問だったそうだ。

故郷ねえ???

そういえば、
我が家は転勤族で 結婚してから 金沢、名古屋、静岡2箇所、
大阪、2箇所と引越しを重ね 大阪から この南カリフォルニアに
やってきた。

こちらに来てからも3箇所の引越しをしている。全部で9箇所だ。
子供をぞろぞろ連れながら 転々と引越し。
われながら良くやった。若かったね。

今のところへ引っ越したのが9年前で 結婚生活の中で
一箇所にとどまっている期間が一番長いのが 現在の住居。
その事実に気がついたのも 最近で われながらびっくりしてしまう。

さらに、結婚生活の半分以上をアメリカで過ごしているという
ことにも びっくりする。

というわけで、長女いわく 
「私のふるさとはどこだろう?と考えたんだけど
子供時代 転々と住み替えたので どこが主な場所なのか?
わからない」

そういわれると どこもかしこも 短い滞在で
今の家が一番長い。日本では 静岡に7年間というのが一番長い。

そして、娘が出した結論は、
日本は 食べ物もおいしい、親戚もいる、そして、子供時代の
ある時期までを過ごしたところでもあるので ふるさとに近い
感覚はあるが いまいちぴんと来ない。

だから、「アメリカの今の彼らの家が彼らのふるさとである」
ということに 落ち着いたのだそうだ。

じゃあ、私にとって ふるさとは???と考えてみると、
文句なしに 日本だ。

いくら変な日本人になっていくとしても 祖国は日本だ。
アメリカはどんなに住み慣れたとしても いつまでたっても異国だ。

が 娘たちにはそうではない。
一番長く日本に住んだはずの長女が 
「日本は故郷とはいえない」
と感じているとしたら 次女はどういうだろう??

末娘にいたっては 生まれてすぐにこちらに来ているので
生まれは日本だが 彼女のすべてはこちらにある。
彼女のふるさとは 南カリフォルニアに違いない。

・・・この矛盾。どうしてくれよう!

どうしてそんなことに 慌てふためくのかというと
「私が骨を埋める場所は どこになるのだろう??」
と考えたとき・・・・

娘たちはこの先こちらで生きていくことになるだろう。

しかし、自分は?
こちらで生きていくには 覚悟がまだ足りない。
もっと年をとって 一人になったら 
娘に世話にならずに どうやって生きていくのだろう?

日本に帰ろうか?
でも どこへ帰るのだろう?
ふるさとといったら 子供時代を過ごした実家だが、
しかし、その実家も 最近 父が亡くなり すっかり状況が変わった。

親は いつまでも元気でいてくれるわけではない・・・。

えーー、行くところがないじゃない!!

ふるさと・・・

もしかして 日本を出たときに 私は自分のふるさとをも
失ってしまったのだろうか? 

やっぱり 変な日本人として 図太くこちらで骨を埋める覚悟で
邁進するべきだろうか?

では、突撃ーーー!!

でも、きっとすぐに 玉砕だーー!! とほほ!!

考えないほうがいいね。今は。
考えたって どうなるってものでもないし・・・。

というわけで、あくまでも 出たとこ勝負、キリギリスの私。
何とかなるだろう!!

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