ととろ図書館を 休館いたします

  • 2010.07.24 Saturday
  • 14:23
 アットハウスオフィスの引越しに伴い
ととろ図書館を しばらくの間閉館いたします。

本を借りてくださっているみなさん、
今月中に本の返却をお願いいたします。

「スーパー主婦」になりたい!!

  • 2010.07.02 Friday
  • 00:09

数日前 日本のテレビを番組(NHK)を何気なく

見ていたら、じゃじゃーんと鳴り物入りで

「今日のスーパー主婦のコーナーは・・・」

と女性アナウンサーの声。

それを聞いた私、なになに??

「スーパー主婦」のコーナー!!!とすばやく反応した。


なぜって?理由は簡単だ。

何を隠そう私は、家事が苦手である。

家事をすらすらとこなせる女性は私の憧れだ。

 

わが身を振り返れば結婚生活33年、

そのうちの20年以上は専業主婦だった。

アメリカに来て、夫の会社を手伝い始めるまで

アルバイトをしたことはあるが、正社員として

会社に勤めたことがないという立派な(??)

専業主婦暦を持っている。

それなりの時間を家事労働に費やしたわけで、

その分、そこそこのことはできると自負している。


反対に仕事暦は10年というところだ。

普通は、10年も働けばかなりのキャリアである。

しかし、何時までたってもいまいち自信がない。

社長である夫に頭ごなしに怒鳴られてばかりだ。

仕事を始める前は、好きと感じなかった主婦業のほうが

自分には、仕事よりはるかに向いているらしいと

気づき始めてしばらくたつ。

正直に言おう。私は、仕事には向いていないらしい。


が、いまさらのようにどちらかといえば好きらしいと

気づいた主婦業の中で、何時までたっても

苦手なものがある。片づけである。

これはいつも頭痛の種で、夫にいわせると私は

「片付けられない女たち」と名づけられた極端に

片づけられなくてごみの中で生活する女の人と

同類項だといわれている。

失礼な!と怒りたいけれど整理整頓がへたなのは

自分でもわかっている。


単なる言い訳だが、なれない仕事をしながら

主婦をするという無謀なことを続けて10年。

自営業のため、8時から5時まで拘束されている

わけではないけれど、我が家は支離滅裂。

とにかく家中が、雑然としている。しっちゃか

めっちゃか、めちゃくちゃである。

何とかせねばと思いつつも、ばたばた走り回るような

生活で、一番最後になるのが家の片付けだ。

毎日、家に帰りつくころには疲れ果てており、

食事のしたく、洗濯、掃除は、死なない程度に

何とかやるが、整頓まで手が回らず、散らかって

いても見ても見ぬ振りという結果に。

「きれいにならないの?」と、夫にも耳にたこが

できるくらい言われるし、これが結構ストレスに

なっている。が、なかなか重い腰が上がらない。


そして、身辺周りも忙しいこのごろ、こなさなければ

ならない仕事の量が能力を超えたらしかった。

気がつかないうちに へたばっていたに違いない。

2ヶ月ほど前のこと、些細もない動作に ガツンと

ぎっくり腰を食らってしまった。

あまりの痛さに3日間まったく動けず。

これは、自分としてはかなり堪えた。

体を壊しては元も子もない。

何かを減らさなければ・・・と思いついたのが、

明らかに向いていないと思われる仕事を減らすこと。

思い切って10年続けた仕事を 少しの間休む決心をした。


今までどうしてずるずるとやってきてしまったのか?

いつでもやめていいと社長(夫)は言ってくれて

いたのに、大企業と違い超零細自営業なので、

そう簡単には辞められなかったのだが、

今回は清水の舞台から飛び降りるつもりで大宣言。

「仕事を辞めます!!」

仕事をしている私しか知らない末娘に、

「いったい仕事をやめてどうするの?」

と言われながら、「主婦に専念するのよ」と

何気なく返事をしていた。

すると自分でも驚いたことに、徐々に主婦業

専念モードになってきた。

そして、いつものしかかっていた重りが

取れたようになんとなく気分が楽になった。


といいつつ、数日前、そう簡単にはやめられないことが
判明し、しばらく続けざるを得ないらしいとわかった。
が、自分では、いったんはまってしまった
辞めるモードは、いまさら止まらない。


主婦業に力を入れるぞ!と決心したもうひとつの

要因、それは孫の誕生だ。めでたいことに数週間前に、

長女のところに女の子が生まれた。


半年以上前のことになるが、長女と婿がやってきて、

そのめでたい報告をしてくれたとき、

喜ぶ代わりに途方にくれてしまった私。

生まれる前は、まったく現実味がなく、

何で私がおばあちゃんになるわけ???と

ばあちゃんと呼ばれることにとてつもない

違和感と抵抗を感じたことを白状しよう。

母親の予想外のこの反応に「喜んでくれないの?」と
娘はちょっと怒っていた。

そういうつもりではなかったのだが、
孫の出現イコール、自分はばあちゃんになるわけで、
それが少なからずショックだった。
娘は、仕事をしているからまだまだ子供は
生まないだろうと思っていたので、
不意打ちを食らってしまったのだった。
心の準備がまったくなく、正直戸惑った。

しかし、どんなに騒いでみても、時は満ち、
3週間ほど前のこと、無事に新たな命の誕生となり
なんとも心もとないばあちゃんが誕生した。

思い起こせば、自分は 里帰り出産だった。

当然のことのように仕事で忙しい夫はまったく

頼りにならなかったし、母を頼りに里帰り出産だった。

日本のこととて、一ヶ月はお布団を敷いたまま、

「体を休めないといけないよ」といわれ、

おっぱいだけを飲ませていた。


一方、娘は、我が家から100キロほど離れた

Pasadenaという町に住んでいる。

時間によってはかなりの渋滞が予想され

行き来は簡単というわけではない。

スープの冷めない距離というほど近くないので、

困っている。毎日通うにはちと遠い。

今までは、よほどの用事が無い限り行かなかった。

なにしろ私がボーっとしているせいなのか?

うちの娘たちは自立している(放っておいているだけ

との意見もある)。

長女が大学に行くようになって、家を出てから

8年ほどになるが、彼女は 今まで、引越し

そのほかなんでも自分でやってしまった。

これまで、母親の出番は無かった。


というわけで今回の出産のときも、

新米ばあちゃんが頼りないからという

わけではないと思うが、娘は、頑として

里帰り出産を拒み、何とか2人でやれるからと

がんばっている。


婿はドイツ人である。普段からまめまめしく

家事をする。日本人のように男だからとか

女だからという役割分担は無いようだ。

先生であるからかなり時間が自由になることも

幸いしている。料理もする。

だから、里帰りしなくても 2人でなんとか

なるから、大丈夫だからというのである。

帰ってこないものはしょうがないので

2人でやってもらうことにしたが、

ふたを開けてみると、さすがにちょっと

気にかかる。彼は料理をするといっても

日本食は作れない。最初に、孫に会いに

行ったとき、産後数日というのに娘は、

動き回っていた。

「寝ていなくちゃだめなんだよ」と何度も

注意した。そういえば、赤ん坊がやけに

泣くのは、母乳が出ていないのでは?と心配になった。


これはほうっておけない事態である。

こんな状況下ではばあちゃんが張り切るしか

なさそうである。そして、徐々に目覚めた

新米ばあちゃんは、里帰りをしてくれたほうが

よっぽど楽なのにと思いつつ、娘に食べさせる

料理を持っては、せっせと孫のところに

通わなくてはという思いを新たにしたのだった。

 

「スーパー主婦」に話を戻そう。

「今日のテーマは、台所が片付かないで

困っている主婦のAさんから、

『どうしたらすっきりと台所を片付けられる

のでしょうか?』というご質問です」

と、司会の女性アナウンサー。


そして、カメラは、お困り主婦の家に

出向き台所拝見、そして、彼女の買い物の

仕方を検証。確かに 彼女の家の冷蔵庫の中、

引き出し、棚の中は我が家のように

雑然としている。腐りかけた野菜、賞味期限切れの

食品の数々。まるで我が家の台所のようだ。

これは、ばっちり我が家に当てはまる。

かなり参考になりそう。


ちなみにそれと対照的だったのは、カメラが

捕らえたスーパー主婦Bさんのお宅の台所。

彼女のそれはまるでモデルルームのように

きっちりすっきり片付いていた。

冷蔵庫の中も余分なものは一切無し。

うーーん、すごい。


そのこころは、無駄なものを買わない。

つまり、食べきれる量というのがこのすっきりを

保つ極意だという。彼女は買ってきた野菜は

洗ってすぐ使える状態にして冷蔵庫にしまう。

買い物をしたときにすべて下ごしらえをする。

腐らないと思われる調味料、乾物なども

無駄に買わない。すっきり収納。


えーー、たったそれだけのこと???

買いすぎによる無駄はお金の無駄だけに

とどまらず、場所をふさぎ散らかる原因になり、

それによるストレスは、知らず知らずに

われわれを圧迫するという。


その原理に納得したというわけではなかったが、

ちょっとしたヒントを得て、主婦モードの私が

動いた。我が家のカオス、我が頭痛の源の台所を

早速片付けることに挑戦。


なんと、何年かぶりに、冷蔵庫の野菜室はすっきり。

キッチンカウンターも少し片付いた。

番組では、見えないストレスがあるって言っていたが

半信半疑だった私。にわかに信じられなかった。

しかし、それは、事実だと気づいた。


片付けがうまくいったので、かなりいい気分。

まずます主婦モードに拍車がかかりそう。

この調子でいくぞ!!

苦手な整理整頓を克服だ!!

娘のところでもそのテクニックを屈指して

母業を完結だ!!


目指せ、スーパー主婦!!

 

(すると、悪魔の声、何時まで続くか?疑問だなあ・・・)

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