広いアメリカの中の一地域オレンジカウンティー、
ここには、たくさんの日本人が住んでいる。
駐在員、その家族、あるいは、学生、アメリカ人と結婚した人、
または、日本人を親に持つ2世・3世。
それぞれが、どこかに日本を背負いながら日々を送っている。
私も、異国の地アメリカの中で
たまたまOCを住処と選んだ日本人の一人だ。
JFNOC(日本人友情ネットワークオレンジカウンティー)は、
「そんな日本人同士もっと助け合おう。
そのためには常日頃からお互いに知り合おう。
オレンジカウンティーに住む日本人ネットワークを作ろう」
と3年前に発足した。
http://www.jfnoc.com/index.html
実行委員として10数名の有志によるボランティアが
活動の主体となっている。
一人一人は微力だが、まとまればこんなに力を
発揮できるのだと3年間かかわってみて実感している。
活動はあくまでもボランティア、
すごいことに、手弁当を持って参加する。
その活動のひとつ、交流会は、
年2回(春・秋)行なわれている。
毎回4時間ほどの新たな出会いの場だ。
ポトラック(食べ物もちより)の食事会、
ゲストスピーカーのためになるお話、
さまざまなグループの活動紹介
と盛りだくさんのお楽みイベント。
先日、2月7日、5回目となる交流会が
アーバイン・ヘリテージ図書館の一室を借りて行われ、
40数名の参加者があった。
今回のゲストスピーカーはT・M氏。
お話は「コンピューターをもっと使いこなそう」
ということで、インターネットを賢く使うための
目からうろこのヒントがいっぱいだった。
グループ紹介は・・・
Nさんより 今年発足したばかりのコーラスグループOCFC
(オレンジカウンティー友情コーラス)の成り立ちなど。
去年ベートーベンの第9を歌いすっかり自信をつけ、
現在モーツワルトのレクイエムを練習中という。
参加者募集中。
ジャズが趣味というH・Sさんは、
持参のスピーカーで数曲のジャズをかけながら、
熱くジャズを語った。
ジャズには詳しくない私でも、その奥深さを知ることができた。
2月11-14日にわたりジャズフェスティバルが
隣町のニューポートビーチで開かれるという。
http://www.newportbeachjazzparty.com/
“JAS@UCI“は、UCIのクラブで、
日本に興味のある学生と日本人留学生たちのグループ。
日本語を話せる学生と英語圏の学生たちが
お互いに互いの言語を教えあっているという。
こんな日常から国際交流の芽は育っている。
MyまちネットのSさんは
今インターネット上に新しい「MyまちNet」というサイトを
立ち上げようとしている。
情報交換などに便利なサイトが出来上がる予定だという。
A氏は、日本映画がアーバインの映画館で見られる
「ジャパンフィルムフェスティバル」を紹介してくれた。
今年も4月に2日間だけアーバインで厳選された日本映画を
見ることができる。今から楽しみだ。
http://www.jffla.org/2010/ja/
私も2年前、この企画で『フラガール』を見て感動し、
そのとき、最近の日本映画はなかなかだと発見した一人だ。
日本映画を見て、自分のように日本を見直す人もいるだろうし、
字幕スーパーがついているので英語圏の人たちでも理解できる。
映画を通して日本文化を感じる人も多いに違いない。
参考)アメリカ事情「けなげさに感動!フラガール」
http://archive.mag2.com/0000003425/20080428071504000.html
そして、交流会も5回目ともなれば、
そこでしか手に入らない手作りの品バザーも
参加者の楽しみの一つとなっている。
「Mr.Aの名物どら焼き」「Mrs. Sのお袋の味甘味噌」などなど。
準備期間が短く参加者はいつもより少ないかと危ぶまれたが、
ふたを開ければ 初参加も数名あり
最終の参加者は40名を越えた。
今回も、ネットワークを作っていくという目的は着実に達成。
小さな一歩が記された。
さて、JFNOCの次の活動は、来月3月28日に行われる
高校生の日本語スピーチコンテストOC予選会だ。
日本人でない高校生のコンテスト出場者を募集中。
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mitsuko@at-house.com
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Mitsuko Takagi
ととろ図書館
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