私は俳句が 大好きです。
俳句は日本人の心です。
楽しい言葉遊びです。
うれしいことも、悲しいことも
だらだら説明する必要はないのです。
胸いっぱいの思いを
5・7・5の17文字に
託すことができます。
言葉遊びとはいえ、
俳句には約束があります。
季語です。
これが大事です。
さて、
ここ南カリフォルニアには
季節がありません。
日本の文化とも切り離されています。
=季語と無縁です。
この環境で 俳句を作るのは
私にとっては 容易なことでなく
自然を観察しての句作は
なかなかできません。
でも、なんとか句を作ろうと
歳時記から自分の好きな季語を選んで
想像力をフル稼働して句を作ることに
何度か挑戦してきました。
机の上でこんな詠み方ができるのも
俳句の面白さのひとつで
日本にいたころ
定例の句会で学んだものです。
が、
いままで何回やってみても
力不足のため
できたためしがなかったです。
でも、
今日は 無性に 物言わぬ文学=俳句
を作りたい気分になりました。
なせば成る???
・・・
なんとか 成ったみたい。
〜〜〜〜〜
掃き清む墓石の影に斑雪(はだれゆき)(みつこ)
父逝くや墓石の影に斑雪(はだれゆき)
斑雪(はだれゆき)=春の季語=
春の雪は たいていは降り積もってもすぐ解ける。
しかし 木陰や草陰の雪は なかなか解けずに いつまでも残る。
ひとり居の誕生日かな春の虹(Mitsuko)
(雨の日の誕生日かな春の虹)
春の虹=春の季語=
虹は夏のものだが 3月ごろに出る春の虹もある。
これが初虹である。春の虹は淡い。そしてつかの間のものである。
その虹を目にするのは格別。
季語の説明 成星出版現代歳時記より