久々の大チョンボ!!

  • 2008.10.16 Thursday
  • 14:29
ありがたいことに最近はこれといって変わったこともなく、
ただただ平和な日々を送れている。感謝、感謝!!

と、思っていたら・・・

そんな平和な日々をぶっ飛ばす事件がついに勃発。

ある日の午前中、近くのカントリークラブを目指して 
調子よくラグナビーチ方面へと車を走らせていると、
友人から電話がかかった。
カーフォンなので、自動的に応答する。
待ち合わせの場所が分からないから教えてほしいとのこと。
Lさんだ。彼女、迷っているらしい。近くまで行っているが、
どこで曲がるのかを教えてほしいという。

しかし、自分もそこへは数回しか行ったことがないので、
ナビを頼りに走っているところだった。
ナビなしでも行けなくはないが、確かではないから
念のためにナビを使っているという状態。
なんとなくその辺だと分かるが、人に説明できるほど正確ではない。
うろ覚えだ。

「確か、Mホテルを通り越して・・・それからどこの道で曲がるんだっけ?」
という彼女に、
「えーー??そんなに南には行かないんじゃなかったかな?」
などと無責任にも答える。が、ぜんぜん確信はない。困ってしまった。
「南に行き過ぎたと思うから、もう一度来た道を戻る」
とLさんは電話を切った。

説明できないのは情けない。こんなときのためにカーナビが
ついているんだからと走りながら画面を操作して目的地を探す。
地図を拡大し、道の名前を割り出そうと必死の努力。
いつの間にか意識はそちらに集中、運転は上の空になっていたようだ。
はっきりと意識していなかったが、前の車をよけて左車線に入ったのを
ぼんやりと覚えている。

どのくらいかは定かでないが、気がついたときには、
真正面から対抗車が走ってくるのが見えた。
「えっ?どうしたの?」
次の瞬間黄色い線の左側を走っている自分に気がついた。
ということは、今まで反対車線を逆走???していたってこと???

危機一髪、幸運にもすぐに右車線へと戻れた。
「まったく、自殺行為だよ。それにしても危なかった。
くわばら、くわばら・・・。けど、何事もなくてよかったなあ。
だめだめ気を散らしたら・・・」

アメリカの車は、右側通行。日本と反対である。
いまだにボーっとしていたりすると、うっかりして
右左を間違えたりするが、すぐに気がつく。
いくら気が散っていたとはいえ、一車線道路を2車線だと思いこんで
反対車線を走り続けるなんて、我ながらうっかりの度を過ぎている。

運転に再び集中する。しばらく走る。程なく、右側にポリスカーが見えた。
と思ったら、そのおまわりさんが私の車の後ろにぴたりとくっついた。
瞬時に、いやな記憶がよみがえる。この間もこんな風におまわりさんが
ついてきたのだった。それは、去年の年明けだった。
風邪を引いてボーっとしているとき、
おまわりさんの姿も見えていて、誰がつかまるんだろう??
と他人事のように思って、前を走る車について走っていたら、
バイクのおまわりさんが私の後ろにぴったりとついてきて、
スピード違反だという。

「そんなばかな!!」と、思ったが、悲しいかな英語がうまくない
ばっかりにいいたいことも言えず、抵抗むなしく
「文句があるなら裁判所に行きなさい」
の一言とともに、違反切符をきられてしまったのだった。

それにしても、おまわりさんについてこられるというのは
いやな気分だ。またしても運転が上の空になる。ちらちらと
バックミラーを見ながら走るものだから、あっと思ったときには
前方の信号が黄色に変わるけれど止まれない。
続けて2回も同じような状態で黄色から赤になる信号をすり抜けることに。
「あーーあ、やっちゃった。これじゃあ自滅だ。飛んで火にいる夏の虫。
はたまた、ねぎかも状態」と観念しかけたが、一向にポリスカーの
屋根の上のちかちか(警告灯)が回る気配はない。

「えーー、何?なんなわけ???」ほっとしながらも、
ポリスの動向が気になる。真後ろをおまわりさんにぴったりと
張り付いて走られたら、たとえ何にもしていなくても、
走りにくいったらありゃしない。

長スローで走る。走りながら考える。
「今回はスピード違反なんてしていないし・・・さっきのところの
信号無視ならとっくに捕まっているはずだし・・・」
気になって仕方がない。

そういう状態で、ポリスに付回されることしばし。
と、突然、ポリスカーの警告灯が点滅。

何も悪いことをしていないのに、気弱である。
心臓はもう飛び出さんばかりにバクバクしている。
「あーー、来た、来たー!!やっぱり来た」
と、素直に車を道路わきに寄せて止める。
この状態でそのまま走り続けてはならない。
逃げたと思われて もっと重い罰を受ける羽目になるからだ。

そして、ポリスカーは私の後ろに止まる。

どっと不安が押し寄せる。
「でも、どうして私が、捕まるわけ??なぜ?
いったいどうなってるの??」
頭の中は、はてなマークがいっぱいになる。どうも腑に落ちない。

何もしていないのだから、別に後ろめたくもない。
ここは、ひとつがんばらねばと思い直し、
精一杯の笑顔を無理やり作り、車の窓を開け、
ポリスカーから降りてくるおまわりさんに「ハーーイ!」
と明るく挨拶する。

が、次の瞬間にはすっかり出鼻をくじかれてしまう。
おまわりさん、何も答えない。つかつかと近寄ってきて
「免許証と車の保険証を見せなさい」という。

その最中にもLさんから電話。
「曲がる道の名前、何か分かる?」
さすがの私も他人のことをかまっていられない状態。
「ごめん、今おまわりさんに止められちゃったんで、後でね」
Lさん、
「ごめん。もしかして、私と話していたから捕まったの?」
私、
「そうじゃないから。大丈夫。でも話していられないから切るね」

「免許を見せろって事はチケットをきられるってこと?」
笑顔はどこへやらすっかり舞い上がってしまいあせりまくる私。
「What’s wrong with me??=何か私に不都合でもあるんですか?」
それが正しい表現なのかどうなのか分からないけれど
とにかく聞いてみる。それでもおまわりさんは無言。

免許証はすぐ出せたけれど、あせっているので車の保険証が
見つからない。ダッシュボードをごそごそとかき回し、
やっと保険証を手渡す。

おまわりさん、それを持ってパトカーへと戻っていく。
今考えるといわなきゃよかったと思うのだが、
何度も「What’s wrong with me??=何か私に不都合でもあるんですか?」
を繰り返す。が、おまわりさんは、依然として、無言。

免許と保険を手に戻ってきたおまわりさんが、突然、
「お酒を飲んでいるか?」といい。
「このボールペンを目で追いなさい」と目の前でボールペンを左右に
動かしはじめた。ドランクドライバー(酒酔い運転)と間違われている
らしいとそこではじめて分かる。
「飲んでません。What did I do??=私が何かをしたの??」」
とまた聞く。すると、やっとおまわりさんが説明し始めた。
「ちょっと前に反対車線を走っただろう?それを誰かが通報したので
後ろから見ていたら2度も信号の途中で赤になったのを見たんだ。
ドラッグやっているんじゃないの??本当にお酒を飲んでいないの?」
としつこく聞く。
「とんでもない。飲んでないし、ドラッグもやってないです。
反対車線を走ったのは、ちょっと間違っただけで、
すごく怖かったし・・・」としどろもどろに答える。

「ああ、私はどうなっちゃうんだろう!」と思っていると、
突然、おまわりさんは「じゃあ、気をつけて走りなさい」
といって去っていった。

当たり前のことだが、私は、何も違反をしたわけではなく、
ドラッグもしていないし、酔払い運転でもなかったわけで、
検挙できず、いってしまったらしい。
ほっとしたが、心臓のバクバクは続いていた。

が、「Lさんがまだ迷っているのだとしたらかわいそう」と我に返る。
これはちょうどいい。車が止まっている間にナビ検索をすれば
いいんだ。そうすれば、危なくないからねと自分に言い聞かせ、
地図を拡大すると、あった。あった。道の名前はxxxだ。
Lさんへ電話する。
「xxxの道から2本目の左だからね」
と私。
「うん、ありがとう。分かったから」
と、Lさん。
「というわけで、遅れちゃったけど、向かっているから」
と、平静を装い、また、目的地へと向かう。

それにしても、大チョンボ。あーーあ、散々な日だった。
なんてついていなかったのだろう!!

でも、考えてみたら、正面衝突を危機一髪で逃れ、
違反切符ももらわず、無事に一日を過ごせたのだ。

相当ラッキーな一日だったのかもしれない。






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