ホリデーシーズン

  • 2007.12.08 Saturday
  • 08:05
クリスマスの定番 ジンジャーブレッドハウス(お菓子の家)

アメリカの子供たちは この季節になるとこんな風なお菓子の家を作る
学校でも 幼稚園などでも 工作の感覚で作り 家に持って帰ってくる。
材料はキットになったものを お店で買うこともできる。




もう12月。
早い!!今年も終わりが見えてきた。



サンクスギビング(11月の第3週目の木曜日)ホリデーが
終わったかと思うと
アメリカ中がクリスマス(ホリデー)一色になる。

この変わり身の早さ
一ヶ月も前から
クリスマス色になってしまうことに
最初は、驚いた。

ラジオからはクリスマスソング
お店のショーウィンドーはもちろんのこと
一般家庭でも
オフィスも
ホリデーのイルミネーションが施される。



その驚きが去った後は
クリスマスというのは
宗教なのだということに気づく。

「我が家は仏教だから
クリスマスツリーなど飾るのは
ちょっと・・・」
と、まじめに引いた時期があり、
なにしろ、
日本と違って
いろんな宗教の人がいるので
うかつにメリークリスマスとはいえない。
しかし、
圧倒的にキリスト教が多いこともあって
その勢いたるやすごいわけで・・・



しばしの拒否反応(天邪鬼だったのか??)を卒業し、
去年あたりから
キリスト教ではないけれど
お祭り気分を楽しんじゃえ!!
と、いう感じ。

今のところ家の周りを
豪勢にライトアップするところまでは行かないが
家の中の小さな飾りを楽しんでいる。


娘作 ジンジャーブレッドハウス

わが娘、小さい頃は 喜んで食べていたが
さすがに 最近は、甘すぎるのか食べなくなった。
そういえば、
これを作るのを手伝ってくれた娘のお友達が
作り終わったときに
「ラップしないの?」
と聞いた。
彼女のところでは
飾っておく間にほこりがつくから
ラップをしておくらしい。

祝 400号達成

  • 2007.12.04 Tuesday
  • 02:04
なんとこのアメリカ事情 400号となった。
1998年の2月に創刊号を出してから
あと2ヶ月でまる10年になる。

われながら、よく続いている。

こちらに来て数年間は
アメリカのことがちっともわからず
まごまごしっぱなし、
毎日が玉手箱だった。
そんなあれやこれやを書き続け
書いても書いても 話題が尽きることはなかった。

最近は、びっくりすることも少なくなった。
とはいえ、まだまだいろんなことがある。

ここまで何とか続けられたのは
やはり、読んでくださっている方々からの
暖かい励ましがあったから。

時々くじけそうになるのだけれど
そんなときに
「読んでいるよ」
「この間の話題、面白かったね」
なんてコメントをいただいたり
メールをもらったりすると
単純な私は
「また何か書かないと・・・」
と、書き続けるというわけ。

そして、

今年もまた、
めでたく「まぐまぐ大賞2007」にノミネートがかなった。

うれしい!!
これも、みんさんが推薦してくださったおかげです。
ありがとうございます。

そして、これからが本番、
大賞を決める人気投票が始まっています。

応援していただけると
またまた元気が出てしまうと思います。

なので、お願いしまーーす。

投票のやり方は

まぐまぐの投票ページ

http://www.mag2.com/events/mag2year/2007/

ここから↑

そこには、

いろんなめるまがが部門ごとにノミネートされています。
その中の「旅行お出かけ部門」のバーをクリックすると
アメリカ事情があります。
そのなかから「アメリカ事情」選んで
「アメリカ事情」に一票入れてください。

そして、

ここから「大賞」への道です。

その下のほうに
「まぐまぐ大賞」を選んで書き込むスリットが出てきます。

そこの
メルマガタイトルのところに
「アメリカ事情」
IDは
「0000003425」
そして、その理由は
「作者の間抜け振りがおもしろい」
などと
書いていただけますか?


http://www.mag2.com/events/mag2year/2007/

ここから↑

少し面倒なのですが
応援していただけると うれしいです。



そして
なつかしいバックナンバーは、
まぐまぐ「アメリカ事情」にあります。
http://blog.mag2.com/m/log/0000003425/

最初の頃はわれながら下手な文章で
赤面びっくりですが・・・。


ああ、国際結婚 その8

  • 2007.12.01 Saturday
  • 02:49
娘へ

先日、あなたの小学生のときの成績表数通と
小学校6年生のあなたが書いた「生い立ちの記」を
偶然にも見つけました。
あなたの結婚式のために来てくださるお客様のために
ゲストルームの荷物を片付けているときに、
そこにあったいろいろなものの中にありました。
それらは、この日のために出てきたというか、
不思議な力が働いて、私の前に現れたような気がします。

それを開いて中を見ると、忘れていたあなたの子供時代のことを
いろいろ思い出しました。そして、その思い出たちは、
のんきにしていた私を目覚めさせてくれました。
なぜなら、「ドイツの習慣だという新郎新婦のための新聞に
メッセージをほしい」とあなたのお友達のクリスから言われて、
親として巣立っていくあなたに何か言わなくては
ならないことがあるはずなのに・・・と思いながらも 
なかなかそれらが形にならず困っていたところだったので、
それをやっと見つけたという気がします。

というわけで、思いついたことつらつらと書いてみます。

まず、あなたの成績表を改めて見てみたら、
担任の先生のコメントも保護者である私のそれも、
とても厳しいものでした。
些細なことも褒めてからその後に
「でも、これを直したほうがいいのでは・・・」
と注文をつけるこちら(アメリカ)のやり方とは大違いです。

たとえば、小学校1年生の2学期の私のコメントは
「家でも時々ひどいわがままを言ったりすることがあり、
お姉さんらしいところもある反面 我慢が足りないと思います。
よろしくご指導お願いします」と書かれています。
今思えば、小学校の1年生なんてまだまだ赤ちゃんで、
わがままを言うのは自然なことだし、
我慢なんぞできることのほうが奇跡に近い年齢なのに、
ハードルが高いこと。我ながら、子供に求めすぎです。

その年の3学期、先生からは「進級おめでとうございます。
素直に自分を反省するようになりました。
友達への思いやりの心も随所に見られ
友達からとても好かれていました。
音楽発表会のピアノ伴奏もとても上手でした」
と書かれています。
そうそう、ピアノ、がんばっていたね。お友達でもう一人
ピアノが上手な子がいて、お互いによい競争相手だったよね。

それにしてもこのコメント、先生は一応褒めてくれている
のですが、それでもかなり厳格ですね。
というのは、友達のことを思いやるのはいいことですが、
まずは自分のやりたいことを確立するのがこの年齢では
大事なはず。たかが小学1年生にそんな難しいことを
要求していいのだろうか?と、今の私はびっくりです。

が、思い出すとそれらは、当時としては一般的な
子育て観だったかもしれません。本当に厳しいです。
その年齢の子供にとってかなり高度なことを要求しています。
そのときは、あなただけでなく、あなたの同級生たちも
同じようなことを要求されていたわけですが、
これはすごいことです。
今、Nをアメリカで育てているから余計に
そう思うのですが、今も日本の子供たちは
こんな風に育てられているのでしょうか?
それとも時代は変わっているのでしょうか?
もしそのままだとしたら、日本の子供たちは
かなりの大人っぽさを小さいときから
身につけなければいけないことになります。

そして、もうひとつ出てきたもの、
あなたの6年生の時の力作「生い立ちの記」ですが、
それは卒業生のための課題だったようで、
それには赤ちゃんのときからはじまってあなたの11年間が
いろいろなエピソードに彩られて詳しく書かれています。
原稿用紙十数ページにも及ぶそれは
6年生が書いたものとしては、なかなかのできです。
生まれた場所や時刻、名前の由来から始まって、
お父さんの仕事の都合で引越しをいくつか経験し、
幼稚園を3つも変わったことや、
その頃は富士市に住んでいて
富士のおじいさんおばあさんにかわいがってもらっている様子、
妹を連れておばあさんの家に出かけていったのだけれど、
バスの乗り継ぎを間違って、迷子になり、
親切な運転手さんに助けられ、何時間もかかったけれど、
無事にたどり着いたこと、
そして、おばあさんの家に行くと
犬を散歩に連れて行くように頼まれ、
そうすると自分は信頼されているのだと
誇らしい気持ちになると書かれていました。
随所にこんなにがんばっている自分を
見てほしいと訴えるあなたがいます。

成績表のコメントの厳しさもさることながら、
「生い立ちの記」を見ても私の育て方は
まったく今風ではありません。
あなたが自分を好きになれるような育て方を
していないのです。親が認めてやることが
子供にとっては、一番大事なことなのに・・・。
自分でもしっかり覚えています。
子育ての最初の頃は、厳しくするのが
子供のためと信じてとても頑固に厳しくしていました。
今思えば、親として愛情の表し方が間違っていたと思います。
子供のあなたがそれを誤解して、
愛情が希薄だと思ったとしても仕方がありません。
そう思えるような記述がところどころにあります。
今ならもっと違った子育てをするでしょう。
しかし、そこには、自分が育てられたように
わが子を育てようと手探りをしながら、
奮闘している若い自分がいます。
最初に生まれた子の宿命というのか、
親としての自分も未熟で、特に第一子のあなたに対しては、
すべてが手探りの子育てでした。
一生懸命であったとしても厳しさが先行し
愛情の表し方はなってないです。本当に下手です。

これを見つけて改めて思い出しました。
「そうそう、そうだったなあ」と苦い思いがわきあがります。
でも、今となっては後の祭りですね。

それにしても、今の自分の考え方と
あまりに違っていて正直唖然としてしまいました。
「妹が生まれたとき、あなたは2歳だったね。
それからずっと、お姉ちゃんとしてがんばっていたけど、
あなたも小さかったのよね。抱きしめてやるべきだったのにね。
ごめんね」いまさらですが、大反省です。

それにしても、私は、昔も今も自分を上手に表現することが
苦手です。きっとあなたには物足りないでしょうね。
わかります。自分でも時々素直に気持ちを声に出して
いえない自分がとても歯がゆいです。
だから、ほかの人と比べると愛情が薄いように
見えるでしょうね。自分では十分に子供たちを愛している
つもりなのですが。本当のところはどうなのでしょう?
自分ではよくわかりません。

でも、確実に言えることがあります。あなたを信頼する心は
人一倍強いということです。それだけは自慢できます。
それに加えて、これからは 努力して 気持ちを
表そうと努力するつもり。
人間いくつになっても学ぶことがあるのですね。

今回のあなたの結婚を通して、またまたいろいろ勉強しました。
遅いスタートだけれど、もう少し生きると思うので、死ぬまでには
もう少しましな私になるはずです。もう少しましな母親になれるかな?

そして、・・・親らしく・・・
結婚おめでとう。
これから一緒に生きていく大事な人を見つけられて
本当によかったね。ありふれた言い方だけれど、これからは、
Fとともにお互いに楽しいことは2倍にして、マイナスは
半分に分け合ってうんと幸せになってください。
日本流に言うと、これであなたもやっと一人前。
親としては、これからは、あなたの心配をしなくても
大丈夫になるわけで、うれしいような寂しいような・・・。

といっても、あなたはすでに だいぶ前から
私やお父さんの力なしに、立派に一人でやっているので 
今までと違いがあるわけではないのだけれど、
やはりFがいつもあなたのそばにいて
私たち以上にあなたのことを愛してくれるというのは
私にとって何よりもうれしいし、とても安心できます。

幸せにね。
最後に、我が家の長女に生まれて 一生懸命未熟な親の期待に答え、
いい子でいてくれてありがとう。
生まれたときから今まであなたはずっと私の自慢の娘です。

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