日本語に愛を

  • 2007.04.26 Thursday
  • 04:57
いつも感心するのだが
何も日本語のバックグラウンドが無いのに
日本語を一生懸命勉強している人がたくさんいる。

彼らのスピーチコンテストをいくつか経験したが
その日本語力
日本人とはちょっと違う彼らの視点
日本が大好きという彼らの日本への愛
など、
彼らを見ていると
日本人としてうれしくなってしまう。

彼らに私たちの知らない日本について
教えてもらうことも多い。

そんなときなど
「私は、確か日本人だよね???」
なんて、彼らと比較して
自分が何なのかわからなくなったりする。

とにかく、
「へー、すごいなあ」
という感じ。

なぜそんなに感動してしまうかというと・・・

もうひとつの理由がある。

うちには日本生まれの娘(12歳)がいるのだが
日本で生活したことが無く
家の中の会話はすべて日本語であっても
彼女には、日本語がたいそう難しいらしい。

毎土曜日の午前中に
日本語だけを教えてくれる補習校に
通っているが
四苦八苦している。

8年生(中学3年生)になったら
学校で日本語を取れるから
もう今年でやめてもいいか?
と、この間も言っていた。

彼女、おしゃべりはまあまあ。
細部はかなり怪しいが
しかし、読み書きとなるとまったくお手上げ状態。
自分でもきっと歯がゆいのだろう。
拒否反応が出る。


日本語環境に恵まれ
ある程度しゃべれるという好条件にもかかわらず
日本語は難しいという彼女の姿を見ていることもあり、

アメリカにいて日本語を学んでいる日本人でない高校生たちの姿は
私にとって
ますます感動的となる。



というわけで、
数年前から、
全米日本語スピーチコンテストというイベントの
ボランティアをさせてもらっている。


彼らを見ながら、
親である自分が一番勇気をもらっているというわけだ。



さて、
今年も日本で開かれる世界大会に向けて
アメリカ代表を選抜する全米高校生日本語コンテストが
もうすぐアーバインで開かれる。

来月5月19日(土)
アメリカのあちこちから
地方のコンテストを勝ち抜いた高校生たちが
やってくるのだが、


このイベントをサポートしてくれる
ボランティアがたりない。

アーバイン近郊に住む方で
このイベントをサポートしてくれる方を探している。

その1)ホストファミリーとして
18日、19日の両日
彼らを泊めてください。

日本の家庭を経験するのが
彼らの目的なので
日本流(自己流)でお願いします。

彼らは日本語をかなり理解するので
なかなか楽しい経験ができます。

我が家のように娘がいるご家庭なら
女の子を、とリクエストするなど
事前の打ち合わせがあります。


その2)パーティーのボランティア

ホストファミリーは無理でも
ウェルカムパーティー、
コンテストの後のグッドウィルパーティーへ
ポトラック(食べ物を持参)で参加してくださる方、募集。
楽しく彼らと交流しましょう。


というわけで、
ホストファミリーを引き受けてくださる方
パーティーへ参加ご希望の方、
ご連絡、お待ちしています。



ご質問など 連絡先、


ホストファミリーについては 小田まで
mayumisings@yahoo.co.jp


Mitsukoまで
mitsuko@at-house.com


オーロラファンデーションスピーチコンテスト全体
実行委員長 住山まで
sumiyama2@cox.net


オーロラファンデーションについて
http://home.att.net/~creativeentpr/JLSF/events.html






違反チケットをもらったら?

  • 2007.04.21 Saturday
  • 01:45


1月の終わりころ、
風邪を引いて具合が悪かったとき、
たいしてスピードを出していなかったのに、
というか、
同じスピードで前の車についていったら、
その車は無事に取締りのおまわりさんの前を通過したのに
後ろを走っていた私は、
なぜかスピード違反チケットをもらった。

「アジア人への差別だあ!!」
とも言いたくなるような出来事だった。

でも、
「どうして一目でアジア人とわかるんだろう??
わかんないと思うよ」
とのご意見も・・・
「そういえば、そうかも・・・」
と自信を失いかけたけど、
めがね(サングラスではなくて)をかけて
ストレートな黒髪のさえないおばさん(=私です)
とくれば、
やっぱりアジア人でしょう。

(まあ、悔し紛れの言い訳の数々、黙って聞いてやってください)


おまけに乗っている車は日本車だし。
と思ったけれど
車種はもしかしたら関係ないかな?

なぜかといえば
日本車は性能がいいので
特にカリフォルニアでは
みんなに愛されていて
日本人だけが乗っているわけではないから。



それ以外の原因は???
と考えてみると・・・
具合が悪くてボーっとしていて
すばやいおまわりさん対策が
できなかったこと????

いつもだったら、
きっと、おまわりさんが目に入った瞬間に
ブレーキを踏んでいたに違いないのに・・・。
油断したのね。
下り坂で知らないうちに少しスピードが出てしまったのに
気がつかなかったのかも。

それにしても、なぜ、私だけが捕まるんだ。
私の知っている誰かさんはもっと危ない運転(飲酒運転???)を
もっと頻繁にしていると思うのに・・・。


「注意しなさいというサインだったのね」
と思いたいけど、
「やっぱり、運が悪すぎる!!」
と、納得のいかないことだらけの私。

「不服があるならコート(裁判所)へ行け」
と、おまわりさんに言われたけど
そんなガッツはなく・・・。

だって、どうやって英語で説明したらいいんだろう?
その状況を。



仕方ないので
黄色のチケットを眺めながら待つことしばし・・・。



というわけで、(運悪く???)ポリスにとめられて
黄色の違反チケットをもらったら、その後どうなるか?


数週間後、
「罰金だけならxドル、
罰金とトラフィックスクール代はxドル
チェック(個人小切手)をX宛てに送りなさい」
というお知らせが返信用封筒が入った簡易封筒で
家に送られてくる。



アメリカ(カリフォルニア)では
軽い交通違反の場合は
トラフィックスクール8時間の出席で
執行猶予付きで減点を免除してくれる制度がある。

その猶予期間中にまたしても違反チケットをもらうと
トラフィックスクールへの参加で減点が消えるという
この特典は使えなくなり
即減点が適応されることになる。
つまり、しばらくは絶対おまわりさんに捕まってはいけない。




もし、これに参加しない場合は、日本と同じように減点。

保険が高くなるし
(有料ドライバーのディスカウントが受けられなくなる)
減点が積み重なれば
免許取り上げという事態も招くから
ほとんどの人がこれを受ける。


先日、面倒だから行かないという人がいてびっくりした。
が、大体の人は この制度を利用していると思う。


そうそう、
知り合いに、短期間に2度もスピード違反をした人がいる。

それでなくても高い保険料をこれ以上高くしては大変と
彼は、文句があるなら裁判所に行けといわれた日時に
裁判所に出頭。
「どうしてもトラフィックスクールを受けさせてください」
と頼み込んで 特別に受けられるようにしてもらったという。

しかし、
受けもいいといわれたそのクラスは
職業ドライバー(トラックの運ちゃん)などが受ける
特殊なクラスだったらしく
かなりマッチョなおじさんたちがいっぱいで
クラスの雰囲気が、一般の人たちのものとは
一味違ってかなり異様だったとか。
かなり怖かったらしい。

が、努力の甲斐あって、
めでたく減点免除制度は適応されたとか。



私の場合は、罰金とトラフィックスクール代 しめて202ドル。
「高い!!ばかばかしいから、もっと気をつけないとね」
と、反省しきり。

だが、もうこうなっては腹をくくるしかない。
期日までにチェックを指定されたところに送る。


数週間後、
領収書をかねたトラフィックスクールの案内が
封筒で届く。

中には、スクールの場所の案内、
何日までにトラフィックスクールを完了するようにとの
期限が記されてある。

そこに書かれている指定の電話番号をまわして
トラフィックスクールの予約を取る。

今回、電話は簡単につながった。
どのクラスを取るか最初に聞かれ、
「その場合、一番早いクラスは、何日」
と日にちを指定された。


スクールの終了期限までに余裕があれば
日にちも自分の都合で選べる。

オレンジカウンティーの場合、
土曜日8時間クラス
ウィークデーの夜 4時間X2回クラス
場所も5箇所くらいから選べる。
ロサンジェルスカウンティーだと
インターネットで受けられる
=自宅のコンピューターの前で8時間というクラスもあるとか。


今回、
木曜日の夜の4時間x2回
ニューポートビーチの裁判所を選んだ。

何年も前だけど
前回の違反のときもここだったから
慣れているところがいい。


自慢じゃないけどチケットをもらうこと3度。
すなわちトラフィックスクールも3度目。

余裕の参加???

しかし、
前の2回を受けてからだいぶ時間がたっているので
どんなんだったかな?
と取材気分で参加することにしたものの

どきどきのトラフィックスクールへ行くことに。



(続く)


ポリスの横暴 その3

  • 2007.04.10 Tuesday
  • 02:00



今回から読んでくださる方は、

ポリスの横暴その1


http://americajijo.jugem.jp/?eid=71


ポリスの横暴その2

http://americajijo.jugem.jp/?eid=72

もご覧ください。




「文句あるならコート(裁判所)へ??いけ」って言われても・・・


??????
「なぜポリスは私の後からついてくるの」
??????
意味不明。

しかし、
警告ランプを光らせたポリスについてこられては
車を止めるしかない。


「あーーあ、なんだかわからないけど
私は、つかまったらしい」
過去、2度の経験から そう直感する。

車を道路わきに寄せて
おとなしく窓を開ける。

おっかない顔をしたポリスが
そこから 覗き込む。

「ハーイ、何か問題でも?」
(というようなことを言ったと思う。
だって、ポリスにいちゃもんをつけられる覚えは
これっぽっちもないんだから)


その後どんな風にポリスから
スピード違反だといわれたのか
どんな会話をしたのか
今になっては、細かい記憶がさだかではない。

だって、
おまわりさんについてこられて
何も悪いことをしていないのに
舞い上がってしまったらしい。


覚えているのは、
免許証と自動車保険、
自動車の登録証の提示を
求められたとき、
登録証がなかなか見つからず
ダッシュボードかな?
それとも、ドアポケットかな?と
あせってあっちこっちを探したこと。


こんなときは、何か言い訳を言わなきゃと、
「風邪引いて気分が悪いんです。
なにがなんだかわからなくて・・・」
といってみたけれど
ちっとも、効果はなく

黄色の違反チケットにサインするように言われて
「スピードなんて出していません。
私は、前の車の後をついて行っただけですから」
と弱弱しく抵抗を試みると、

「前の車は45マイルで
あなたは50マイル出ていた。
とにかくこの紙にサインをしなさい。
文句があるなら、コート(裁判所)に行きなさい」
とのおまわりさんの常套句。


あーーあ、
すばらしくついているはずだった一日が
なんて不運な日なんだろう!
に、大逆転。


その後、
あまりにも悔しくて
かくかくしかじかと
いろんなところでその話をすると、

「アジア人はポリスに狙われるんだよ。
文句も言わずにおとなしく罰金を払うからね」

「あの場所でやっているおまわりさん、
いやらしいわよね。私も捕まったのよ。
朝、子供がいる時間にそこを曲がろうとしたら、
旗振りのおばさんがいるときに
横断歩道に侵入したらいけないといわれたの。
そんなことってあるかしら?
アジア人が狙われるって聞いているわ」
との証言。



そして、
このシリーズ「ポリスの横暴その1」を出した後に
2人の読者さんから 同じような内容のメールをいただいた。

ひとつは
アジア人は差別されて
ポリスに狙われる。

もうひとつは、
同じようにスクールゾーンで
弁解する暇もなく
「アジア人ね」といわれて
切符を切られた。

というもの。


やっぱり今回のことは
「ポリスの横暴」以外の何ものでもない気がしている。


が、ポリスの名誉のために
そんな意地悪なポリスだけではないという発言もご紹介しよう。

お友達の一人は、
バースデーパーティーに遅刻しそうだったので
すごいスピードで走っていて
おまわりさんに捕まったとき
バースデーケーキを見せて
「パーティーに遅れちゃうんで急いでいた」
というと
「気をつけていきなさい」
と、許してくれたという。

なんて粋な計らいではないか。

そんなやさしいおまわりさんなら
税金を払っても 納得なんだけど
危なくもない場面で、
違反チケットをきるようなことをされると
いやになる。

そうなると・・・

「仕事をしているんだ」ってことを
証明するために 捕まえているんだよ。
ノルマがあるから 月末になると
やたらに捕まえるんだよ」
なんてことも言いたくなるわけで・・・。


なんとも気が納まらない私としては、

「ゆっくり走りなさいって
神様がいってくれたのかも知れない。
気をつけよう」

などと、無理やりポジティブ思考をしてみたりして・・・
〜〜〜〜〜



ポリスの横暴?その2

  • 2007.04.07 Saturday
  • 04:12




オフィスから家に向かって車を走らせていた。

風邪を引いていて頭がボーっとしているので
スピードをだす元気もなく
急ぐ必要も無いので
とろとろと走っていた。

その日は、なぜか朝からついていた。
黄色になるかならないかというタイミングで
一度も信号に引っかからずに
すいすいと調子よく走っていた。
こんなことはめったに無い。


フリーウェーを降りて2つ目の信号をクリアー。
信号を過ぎて下り坂に差し掛かった。

その左手には、小学校があり、
小学校の反対側の道路の脇にくぼみがある。
そこには時々バイクのおまわりさんがいて
取り締まりをしている。
要注意の場所だ。

「いる、いる。おまわりさんが。
運の悪い人が捕まるんだよ」
そこにいるおまわりさんの姿は、
この目にしっかり見えていた。



前の車の後に続いて そこをすり抜けた。
すると、
そのバイクのおまわりさん、
何を思ったのか私の後を追いかけてきた。
それも警告ランプをピカピカ光らせながら。

「えーーっ??私???」
〜〜〜


今まで2度こんな風におまわりさんにつけられた。

だいぶ前のことだ。
最初は11年前。
アメリカ生活を始めて2年目で
右も左もわからない頃だった。

フリーウェーを走っていた。
次女がひざの手術をして
その日、そのリハビリの予約が入っていた。

気ぜわしく走っていたので
ポリスカーを追い越したのに気がつかず
おまけに
自分が捕まっているとの
自覚症状もなく
ポリスを後ろにつけたまま
しばらくフリーウェーを走り続け
最後にはサイレンまで鳴らされて
やっと自分が捕まったのだとわかったのだった。

2度目は、
それから数年後、
お誕生会に出かけた末娘を迎えに行こうとしていた。

時間ぎりぎりだったため
あせっていた。
母が日本から来ていて
横に乗っていて
楽しくおしゃべりをしていた。

交差点に差し掛かり
左に曲がろうとしていた。
たまたま左折信号が青だった。
が、もう少しのところで
黄色に変わり 赤になった。

日曜日のお昼過ぎで
道路はガラガラで
私以外に走っている車は無かった。

「えーい、行ってしまえ!!
次の青を待っていたら
お迎えにもっと遅れてしまう」
交通違反は重々承知で
信号無視をした。

道を曲がってから
バックミラーに
警告ランプをピカピカさせたポリスカーが見えた。

「しまった!!」
前方にはポリスがいないのを
確認したのに
後ろにポリスがいるのまで注意しなかった。
〜〜〜


というわけで
交通違反チケットを2回もらい
罰金を払い、
2回ともトラフィックスクールを受けて
減点を免除してもらった。


それ以後、急いでいて
スピードを出さなければならないときには、
四方八方かなり注意をするようになった。

以下、注意点がいくつかある。

1)一台だけ目立つように走らない

複数車線のフリーウェーでは
右端を走りながら
小出しにスピードを出すと
捕まりにくい(ほんとかな???)。

2)よくおまわりさんを見かける場所では
注意の上にも注意を重ねる。
とにかく、ポリスを目にしたら減速する。

3)急にお団子状態で車が詰まっているときは
その集団にポリスがいる確率が高い。
注意すべし。

4)すれすれで信号を突っ切るときは
前だけでなく自分の後にもポリスカーがいないかどうか
しっかり確認してから。
〜〜〜


と、これらを自分流生活の知恵として
しっかり守っていた。



最近は、かなり急いでいて
スピードを出しすぎているときに
おまわりさんに遭遇することも多かった。

しかし、
減速作戦などが効を奏してか
かなりすれすれセーフという場面も
いくつかあったにもかかわらず、
とにかく、何とかチケットは免れていた。


それにしても、
今回は納得がいかない。
「なんで???」

おまわりさんがいるのを知っていたし
スピードを出しているわけでもなく
なんとも間抜けな捕まり方だ。

続く


ポリスの横暴 その1

  • 2007.04.06 Friday
  • 01:01
「あっ、おまわりさんがいる。
誰を捕まえるんだろう?」
と、風邪を引いてぼんやりした頭でそう思った。

家の近くの小学校の横の道路。
そこは、よくおまわりさんが取締りをしているところだ。
オフィスの行き帰りには必ずそこを走る。

その日は、娘が熱を出していて、
そのころはやっていた悪性の風邪かも知れないからと
念のために病院の診察の予約が取り
家で待っている彼女を迎えに行く途中だった。

その日は なんだかとてもついていた。
朝、会社に向かう時は
一度も信号に引っかからずに
すいすいと車が進んだ。
運が悪ければ信号のたびに
止まらなければならないときもあるのに。

娘も風邪で具合が悪かったが、
私も、その風邪をもらったらしく
体調がいまいちだったけれど
こんなにすいすいと走れる日は珍しい。
「今日はラッキーだなあ!」
などと思っていた。

そのあたりの制限速度は35マイル(56キロ)。
子供たちがいる場合は25マイルになる場所だ。

のんびりと走っていた。
周りの車と同じ速度で走っていれば
つかまる心配はない。
予約の時間には十分間に合うように
オフィスを出たから、
別に急いでもいない。

スピードを出して走っているときなど
おまわりさんを見つけると
すぐにブレーキを踏んで
減速するのだが
このときは 急にブレーキをかける必要などなかった。


私の前を走っていた車は
おまわりさんの横を走り抜けていった。

その車に続いてニコニコとおまわりさんに愛想を振りながら
「今日、運悪くつかまる人は誰だろう?」

と、人事のように考えていた。

すると、・・・????
そのおまわりさん、何を思ったのか
白バイを走らせて私の後をついてきた。
赤い警告ランプをピカピカさせながら。

って、ことは?
私が捕まったってこと???

続く


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