初めての911

  • 2006.05.27 Saturday
  • 01:44


昨日の朝、事故にあった。

交差点で、信号待ちをしていた。
オレンジカウンティー、NBの大きな交差点。 
片側6車線の左から2車線目が私の位置。

右3車線は すべて右折専用。

左の3車線は左から

左折専用
左折と直線のための車線
直進専用車線

の3本。

信号が変わり、
私は左から2番目の車線で、直進しはじめた。


私の右側の車は直進専用車線だから
直進するはずだった。

が、何を思ったのか
その車が私の車の鼻面で左折をした。

あっと思うまもなく
がしゃんという鈍い音とともに
クラッシュ。

えーー!!なぜ、左折するの???
君は直進しなくてはいけないのよ。

呆然、唖然!!

ぶつかりながら2台の車は止まった。


動いたら、どちらが悪いのかわからなくなると思い
そのまま、車を動かさずにいた。
半分は、ショックで動けなかったのかもしれない。

相手はすぐに携帯電話をかけているようだった。

私はどうしたらよいかをしばらく考えて
911に電話。


英語だ!
でも、ちゃんと通じた・・・
と、思う。

事故だと伝えた。

まず、
「あなたは大丈夫か?相手はどうか?」
と質問され
「自分は大丈夫だが、相手のことはわからない」
と答えると、
次は、
「場所は?」と聞かれた。
場所を伝えると
「オフィサーが見えないか?」
と聞かれた。


何分そこに止まっていたのかわからないが
運転席のすぐ隣に
すでに、白バイのオフィサー(警察官)がいた。

そのポリスが
車を道路の隅に寄せるようにと合図をしていた。

911の交換手に、
「オフィサーが見えた」
といって、電話を切った。





だいぶ前にも同じようなことがあった。
左後ろにいた車が 
私の車線に入り込んできて
がしゃん!!
私は何も悪いことをしていないのに・・・。


どちらの事故も走り始めて間もないときの衝突で
たいした衝撃ではなかったが・・・


今回も心理的なショックはひどく
昨夜は眠れなくて
3時過ぎまで さまざまなことを
考えていた。

ポジティブに考えて
たいした事故でなくてよかった
と思うことにしよう。

でも、まだ、心臓がどきどきしている。


皆さんも、お気をつけください。

たまには詩など

  • 2006.05.26 Friday
  • 14:57
「すれ違っていただけ・・・」 
                  

長い間、傷つけあってきた。

いつからなのか?
何が原因なのか?
誰が悪いのか?
どうして、お互いにそんなにも傷つけあうのかよくわからなかった。

そして、
なぜ、そんなにつらいのかよくわからなかった。
お互いにお互いを傷つけあっているのに
ちっとも気がつかないで苦しんだ。

相手が一方的に自分を傷つけているのだと思っていた。
自分はそれに対抗しているだけだと思っていた。

なぜかよくわからないのに
相手から怨まれていて
責められているといつも感じていた。

自分が相手を恨んだり、
相手を責めていると思ったことはなかった。

ただただ傷ついていた。



日本でも高名なカウンセラーだというその人と
話をしたとき、
気づきは前触れなしにやってきた。
そのカウンセラーが特別何をたずねたというわけでもないのに・・・。

ただ、何が問題なのかと問いかけに対して
夫がもう少し積極的に子供の面倒を見てくれたらいいと思う
と答える自分がいた。

友達と愚痴を言い合っているときなど
よくそれと同じことを繰り返していたのに、
それまでその言葉の裏にある意味を理解したことは無かった。

はっとした。
そうだったのか!
相手を責めている自分がいた。

自分で自分を責めているとばかり思っていた。
息子を亡くしたのは自分の責任だと思っていたはずだった。
相手にその責任を問うたことは一度も無いはずだった。

 
人間は弱い。
自分を責めていたら生きていられない。
辛すぎる。

 あまりにも長い間、
 自分を責めすぎて
 辛すぎて
 いつのまにか、それを相手のせいにしていた。

自分が、その責任を相手に転嫁することで
ようやく息をしている事実が
そのとき、突然浮かび上がった。

そう、13年も。



その後、私は自分を許してやることにした。
不思議にも、自分を許したら相手を許すことができた。
そして、
自分に優しくなれた分だけ同じように他人にも優しくなった。
そして、それ以後、それほど傷つかないですむようになった。



愛の形。
それぞれに違う。

傷つけあうのも 愛の形なのだろう。
が、許しあう愛もそのすぐ隣にある。
なかなか気づかないけれど・・・。

Mrs. Hのお料理教室 <パエリア>

  • 2006.05.17 Wednesday
  • 02:34
お友達が 
女「パエリアなんて簡単なのよ」



と、クッキング教室を 開いてくれた。


<材料>3〜4人分
お米・・3カップ   
シーフード(ほたて、えび、カニ、あさり等)・・適量   
スパム缶詰・・半分  
人参・・1本  
ピーマン・・1個   
赤ピーマン・・1個  
たまねぎ・・1/2個  
マッシュルーム・・適量 
スープストック・・3カップ  
カレー粉・・大さじ1  
オリーブオイル・・大3 

<パエリヤの作り方>

1、米をとぎ、30分ほどざるにあげておく

2、野菜をみじん切りにし、スパムも食べやすい大きさに切る

3、鍋にオリーブオイルを入れ熱し、
野菜を入れしんなりするまで炒める

itameru

4、鍋に米を入れ、米が透き通ってきたら、
スパムを加え、軽く炒めカレー粉も加える

spam

5、スープストックとシーフードを加える

seafood

6、フタをして強火で約10分加熱する

7、煮立ったら中火で約20分ほど加熱し
火を止めて10分ほど蒸らす

murasu

8、パセリ、アスパラ等をかざって出来上がり! 

paeria
続きを読む >>

セクハラにご注意!

  • 2006.05.15 Monday
  • 01:35


前代未聞の好景気が報道される中、社長が女性社員に
訴えられるという不祥事を起こしているトヨタ自動車。
そのニュースを聞きながら、気の毒だなと思いながらも
さもありなんと思う。

本人はそんなつもりはないのだろう。
だから、彼らは、訴えられるまで気がつかない。

日本では、かなり下品なことでも
「冗談なんだからそう目くじらを立てなくても・・・」
と、失礼なことをする男性に対して甘い。

見回せば、
身近な日本の男性、特に中年を過ぎたおじ様たちのなかに
そんな人がいるような・・・。

世界がこんなに狭くなっている今、
日本では大丈夫なのに・・・
とか、
日本人だったらこんなことは言わないのに・・・
なんてことは言っていられない。

世界を相手にビジネスするためには
世界を意識せざるを得ない。

たとえ、Toyotaが日本企業でそこに働く人が日本人であっても
アメリカで商売する限り
アメリカの基準に沿って注意を怠ってはならないのだと
今回のことで 改めて思った。

そして、
セクハラは男だけの問題ではないらしい。

女性だって気をつけなくては。

明日はわが身、くわばら くわばら。

虫歯の話

  • 2006.05.13 Saturday
  • 04:30
この間、末娘を6ヶ月の歯の定期健診に連れて行った。




その我が家の末娘だが、
こちら育ちの彼女のアメリカンぶりには
親子であっても いつも感心したり あきれたり・・・。
それは、歯医者さんの治療を受けるときの
態度にもきっちり表れる。

彼女は歯医者へ行くというだけで尋常でない大騒ぎをする。

まず、治療が必要だとわかった時点で 大泣き。
次に治療を待つまでの間にも
「いついつに歯医者さんへ行くよ」と言ったが最後、涙ぐむ。
当日、歯医者さんへ向かう車の中でも泣く。

さすがに11歳になった今年は泣かなかったが、
痛くもないうちから、その痛みを想像して
大騒ぎをするらしい。

だいたいこちらの子供に共通する性格かと思うのだが
泣いたらみっともないとか、たとえやせ我慢であっても 
必死で耐えて見せるとかいう気概は彼女にはない。

親として そんな風に育てた覚えはないので、
一緒にいて 恥ずかしくなってしまう。
ちなみに、この恥ずかしいという心の動きは、
日本人独特の感覚だと思う。

そして、彼女の大騒ぎに戸惑ってしまう。

じゃあ、こちらのお母さんたちは
わが子が泣いて大騒ぎをしたら、どうするか?

私が観察した限りでは、次の2つのタイプに分かれる。

ひたすら抱きしめて慰める。
子供は、しばらく泣いている。
子供によってその時間はまちまちだが、
よくしたもので だんだんに泣き声は小さくなっていく。

一本指を口に当て、シーといいながら厳格な態度で子供を制する。
それ以外のことは何も言わないことが多い。
厳しく言われると泣きじゃくっている子が次第におとなしくなる。
こういう対処をする母さんは、かなり威厳があるように見える。

話を戻して、わが子の場合、
上の娘たちは歯の治療でこんな風に泣いたり
騒いだりはしなかった???ような・・・。

そういえば、彼女たち、虫歯になったのは
ずいぶん大きくなってからだった。


なぜだろう?



まずは親の努力の差。

姉たちの歯については、末娘のときと違って、
もっと真剣に面倒を見たかもしれない。
しっかり磨いてやったし、本人たちにもちゃんと磨かせた。

それに、甘いものを食べさせないようかなり神経質に規制した。

その甲斐があって彼女たちは
そんな小さなときに虫歯になるなんてこともなかった。

一方、末娘の場合は、
赤ちゃん時代、歯を磨いてやろうとすると
すでに口を開かない子だった。
親としても、もう3人目の子育てともなると
自分も年をとっているから、いい加減になっていて
「磨けないけど、まあ、いいか」
と、かなり手抜き。

そして、甘いものを、保育園で食べ放題。
日本の保育園などでは考えられないことだが
わが娘が通った保育園では、おやつによく甘いものが出ていた。

お誕生日を盛大に祝うお国柄だから
クラスメートの誕生日となるといつもカップケーキが
子供たちに振舞われた。

自分もやったが、子供の誕生日というと、
その親はクラスメートやお世話になっている先生の数だけ
カップケーキなどの甘いお菓子を用意して、先生に届ける。

そして、その日、必ずお祝いの宴が開かれ
そこで、みんなでそれを食べる。
クラスメートが30人いると 平均、一ヶ月に3回弱のお誕生会が
開かれるということだ。

そのカップケーキ、それはそれは甘いのだ。
一度、それでは甘すぎるからとわざわざ中国系のお菓子屋さんの
ケーキを持っていったら まったく人気がなかった。
次からは、スーパーなどで売っているカップケーキを用意した。
手間もかからないし安いし、そのほうが子供たちに喜ばれた。

わが娘、食いしん坊である。
信じられないことに、そこの園児は食欲の赴くままに
あればあるだけ与えられているようだった。

こちらの保育園では、保母さんが、子供の食欲を
見計らって止めるなどということはないようだ。

娘は、それを食べ過ぎたに違いない。
ある時期からぴったりとカップケーキを食べなくなった。

アメリカのお菓子の甘さときたら、
異常なほどまったりと甘く、
甘党の私でも食べられないというくらいだから
絶対、歯にいいはずがない。

そうそう、もうひとつ、日本とアメリカの大きな違い。
アメリカには無料の乳児検診などないので
親が自分でやらなければならず、
いつ検診を受けに行くかは、親しだい。

日本では自治体が行う乳幼児健康診断のときに
歯医者さんがちゃんと口の中まで見てくれるけど、
こちらでは、健康診断はすべて親の責任。
体の健康診断は 小児科、歯の検診は歯医者さんに
親が連れて行って、お金を払ってみてもらう。

小児科は、何かとお世話になるけれど、
歯科検診はそのままになりがち。

というわけで、我が娘が最初に歯医者に行ったのは
すでに、3歳をすぎていた、いや、4歳になってからだったかもしれない。

そんなこんなで、
悪条件がそろいすぎて、虫歯への道をまっしぐら。
そして、毎回、虫歯治療の恐怖におののく彼女である。


求む!ホストファミリー

  • 2006.05.10 Wednesday
  • 07:25
今年も、来週末5月20日(土)の1時から、
第3回全米高校生日本語スピーチコンテストが
アーバインのUCI日立ケミカルセンターで行われる。



オーロラ基金というボランティア団体が主体となって
開かれる大会だ。

この大会がアーバインで開かれるようになって、3年目になる。

毎年夏休み(7月下旬)に日本で行われる
全世界高校生日本語スピーチコンテストの
アメリカ代表を決める大事な大会である。

今年は全米から15名の応募があり、
地元から2名(ロサンジェルスとサンディエゴ各1名)と、
アメリカ中から13名の日本語を勉強している高校生が 
アーバインにやってくる。

なんら日本語のバックグラウンドがない彼らだが
なかなかどうして立派なスピーチをするので
毎回驚かされる。


過去2回、ホストファミリーを引き受けた。

彼らを見ていて、一切日本語のバックグラウンドのない子でも
努力すれば立派に日本語の習得ができるということを
目の当たりにすることができる。

わが子の日本語をどうしようといつも悩んでいる私は
彼らを見るたびにとても勇気が出る。

やる気になれば、日本語習得は夢ではない。
ましてや、わが娘のように 日本語が話される環境に育っていれば
それだけ有利なわけだから、
後は本人のやる気があれば何とかなるかもしれない。
今は無理にやらせないで 見守ろう。

と、心が救われるような気がする。

そして、
娘に少しでも刺激になればと今までに2回ホストファミリーを
引き受けた。
2回とも「女の子をお世話します」と申し出た。

最初は ホストファミリーなんて務まるだろうか?と
心配したが、当たって砕けろ。

彼らは、日本語が多少なりとも話せるし
日本を体験するために一般家庭に泊まるのだから、
あまり構えずに我が家流で気楽に彼らを受け入れることにした。

2回ともなかなか楽しい体験ができた。

娘もホストとして彼らをお世話し、その楽しさに目覚めたらしい。
「今年も誰か来るのでしょう?」と、楽しみにしている様子。

というわけで、

<アーバイン近辺にお住まいの方にお願い>

19日から21日まで
アーバインにやってくる彼らにお宿を提供する
ホストファミリーを ただいま大募集中。

期日が迫っているのに、まだホストファミリーが足りません。

アーバイン近辺にお住まいで
ホストファミリーをやってみたい方
11日までに Mitsukoまで ご連絡ください。

詳細、お問い合わせは
949-230-8028 Mitsukoまで

なぜ?このスピーチコンテストにかかわるようになったのか?
というと・・・

お友達のS先生がこのスピーチコンテストの実行委員長をされていて
最初の年に、手伝ってほしいとお声がかかった。

2回目3回目と回を重ね、私も、実行委員の一人として
微力ながらお手伝いをしている。

日本語を一生懸命に勉強し、日本を大好きという高校生たちを
身近に見ていると、こういうことの積み重ねが
国や人種を超えた相互理解になり
世界の平和につながっていくのだなあとつくづく実感する。

スタッフが不足しています。
みなさんの参加、大歓迎!!

アメリカの歯医者さん

  • 2006.05.06 Saturday
  • 07:35


アメリカと日本ではいろんなことに違いがあるのだが、
医療制度についてもいろいろと戸惑うことが多い。びっくり

今回は、歯医者さんの話。

今も昔も「歯医者さんに行く=虫歯治療=痛い」
だから、歯医者さんを好きという人はあまりいないに違いない。
というか、歯医者さんが大好きだなんていう人がいたら
それは、ちょっと変わっている人に違いない。

だいぶ昔の話になるが、私の子供時代は
歯医者さんに行くのは虫歯が相当進行し、
我慢できなくなるくらい痛くなってからと決まっていた。

昭和30年代、戦後の貧しさがまだ残っていた頃だから
親が子供の歯を気遣う暇などなかっただろう。

われわれの親にとって重要だったのは
赤ん坊の体重だけのように思う。

それが証拠に健康優良児コンテストなんていう
乳児の発育を競うようなものがあり、
出生時の体重1900グラムという未熟児の私も
数年後には立派に育ち、
健康優良児になったという逸話がある。

健康な歯が大事なんていう概念は まだなかった。
だから、
生え始めた歯を親が磨くなんてこともなかった。

それどころか、

朝は顔を洗うときに歯を磨くが
食後や、夜、寝る前に歯を磨くなどという習慣もなかった。
親に磨きなさいといわれた覚えもない。

今考えれば、虫歯になるのは当たり前という状況だ。
貧しい時代だから
甘いものがふんだんに食べられるというわけでもなかったが
寝る直前に、甘いものを食べたってそのまま寝ていた。

だから、私の乳歯は虫歯だらけだった。冷や汗

恐ろしいことに、乳歯が虫歯になっても、
抜けて生え変わるんだから
そのままにしておいても大丈夫なんていう考え方だった。

大きくなって、永久歯が生えそろい
自分で虫歯かそうでないかがわかるようになった頃、
冷たいものがしみたり、ちょっと歯が痛くなっても
女「やっぱり気のせいかもしれない」とごまかしたり、
知らんぷりをしたり、
なんとか歯医者には行かないようにしていた。

虫歯の治療は痛みを伴うから行きたくない。
なるべく行くのを先延ばしにする。
いよいよ痛くなって我慢ができなくなって 
やっと歯医者さんへ行くという体たらく。

大人になってからだって、
積極的に歯医者へ行くなどということをしたことがない。
虫歯がひどくなればなるほど、その治療は、
ますます痛みを伴うものになる悲しいとわかった後も、
忙しくて時間がないとか理由をつけてぐずぐずしていた。
悪循環である。

ということで、私の場合、
積極的に歯医者に行くということはなかったが、
アメリカで歯医者さんにかかるようになってから
やっとその悪しき習慣とおさらばできた気がする。

なぜ?

日本でも最近 だんだんにそうなっているらしいが、
アメリカでは、徹底的に予防に力が入れられている。

アメリカでは、健康保険が認めている治療の中に
1年に1〜2回の定期健診(チェックアップ)があり
虫歯だから歯医者さんに行くのではなく
虫歯になる前に歯医者さんに行く。

虫歯になる前に=痛くなる前に
歯垢を取ったり、運悪く虫歯があった場合も
痛くなる前に見つけて 早めに治療してしまうのが
アメリカの歯医者さんのやり方である。

定期健診の時期になると必ず
お世話になっている歯医者さんから
「そろそろ検診ですよ。診察の予約を取りなさい」
というはがきが届く。

だから、日々の雑事に追われていたとしても
チェックアップをうっかり忘れてしまうことはない。

医療費の節約のためにも
疾患が軽ければ軽いほど安くて済むという利点もある。拍手

なにしろ、
アメリカの保険は商業保険なので
保険会社がだしてくれる治療費に制限がある。
正直、かなり渋い。

治療費を安くあげれば、保険会社にとってもいいし
その残りの金額を払う患者にとってもいい。

意識の違いなのだろうか?

意識の違いといえば、
こちらの歯医者さんは、患者の痛みに対して
かなり気を使ってくれる。
つまり、
徹底的に痛くないようにしてくれる。

たとえば、痛みを麻痺させるための麻酔注射だが、
あれだって、かなり痛い。

が、その痛みを我慢することも要らない。

針をさす前に 赤っぽいペースト状のもので
その部分を麻痺させるてから おもむろに麻酔注射が始まる。
だから、麻酔注射のあのいやーな痛みもない。

こちらでは、治療だから少しくらい痛くても我慢するなんてことは
一切ない。

最初は
女「アメリカ人てこんなことも我慢できないのかしら?」
なんて、思っていたが、
小心者で我慢強くない私はすぐにそれ順応してしまった。

痛くないということがわかった今、
やっと、早めに見てもらうほうがいいってことが
わかってきた私。

検診と検診の間に
ショック「もしかしたら、虫歯かもしれない」
と思ったら、早めに診察してもらうことにしている。


さらに、
続きを読む >>

宣教師たちの足跡

  • 2006.05.01 Monday
  • 05:43



この時季のカリフォルニアは美しい。

野草の黄色いマスタードフラワーが 
海岸沿いの山々に咲き乱れる。

この黄色い花、菜の花だとばかり思っていたのだが
去年(2005年) 4年生だった娘が 

カリフォルニアの教会について

学校の授業で勉強したときに、

マスタードの花だということが判明。

 

それによると・・・

1769年に ヨーロッパからやってきた宣教師たちは

サンディエゴの教会を建て



1823年、サンフランシスコに教会を設立するまで




どんな苦労があっても、彼らは決してあきらめなかった。

彼らは 新大陸を植民地化するという政治的な目的の元に
自らの信仰心に支えられ

土着のインディアンたちを教育し、

農業を教え、
ともに暮らしながら 

インディアンたちを 教会に帰依させていった。

宣教師たちは、少数の兵士やインディアンを連れて
砂漠地帯カリフォルニアの海岸沿いを徐々に北上しながら
険しい丘陵地帯を切り開き、道を作り
一日(徒歩)で 次のミッション(教会)にたどり着けるように
21個の教会を50年以上かけて建てていった。

そして、ミッションをたどっていく旅人たちが

迷子にならないようにと 道しるべのために蒔かれたのが 
このマスタードの花の種。



250年近くたった今でもこの時期になるとその黄色い花は
いっせいに咲き誇り、カリフォルニアに初夏を告げる。

 

これら カリフォルニアの海岸沿いに転々と存在する21個の教会は
遠い昔のスペインの宣教師たちの苦難を今に伝えるものだ。


<参照>

Mission San Diego de Alcala (1769)
Mission San Carlos Borroméo de Carmelo (1770)
Mission San Antonio de Padua (1771)
Mission San Gabriel Arcángel (1771)
Mission San Luis Obispo (1772)
Mission San Francisco de Asís (1776)
Mission San Juan Capistrano (1776)
Mission Santa Clara de Asís (1777)
Mission San Buenaventura (1782)
Mission Santa Barbara (1786)
Mission La Purisíma Concepción (1787)
Mission Santa Cruz (1791)
Mission Nuestra Señora de la Soledad (1791)
Mission San José (1797)
Mission San Juan Bautista (1797)
Mission San Miguel de Arcángel (1797)
Mission San Fernando Rey de España (1797)
Mission San Luis Rey de Francia (1798)
Mission Santa Inés (1804)
Mission San Rafael Arcángel (1817)
Mission San Francisco de Solano (1823)
 

人気blogランキングへ

calendar

S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< May 2006 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM