林真理子「野心のすすめ」

  • 2014.05.20 Tuesday
  • 09:48

この間、林真理子さんにお会いした。

LA で講演会が開催され 是非お会いしてみたかったので

チケットを買って 駆けつけたのだ。

 

講演会に行ってみて 驚いたことがいくつかある。

 

まず一つ目は 講演会場に集まった大勢の日本人の女性の数。

こちらのイベントで アラフォー世代が あんなにびっちりと集合するのを

いままで 見たことが無い。

400席以上の座席のうち98パーセントが女性で 男性はスタッフも入れて

10人もいたかいなかったかという数。そして、彼女たちの大半が4050代。

映画会やコンサートなどこちらで行われるイベントにいくと
いつもは、もうちょっと年齢が高い。

今回は、断然若い人が多くてびっくりした。

聞いたところによれば 講演会のチケットは 売り出すとすぐに売り切れたという。

林さんの人気のほどが うかがえる。

 

次に驚いたのは、こんなに熱狂的なファンが大勢いるのに

林さんを知らない世代があるという。

30代以下の若者は 林さんを知らないらしい。

そういえば 会場にもそれ以下の年代は あまり見受けられなかった。

ご本人もそういっておられたけれど そうなんだなあと

あらためて納得。

 

三つ目に驚いたのは 林真理子さんご本人についてのこと。

とってもソフトでお話がうまくて いい感じ。

私の知っている「強運な女になる」などのエッセイの中の林さんは 

強烈に野心家で ギトギトしていて

のんびり屋の私には ちょっとついていけないというか

別世界の人という印象が強い。

同世代で 成功している人に学びたいと思って 講演会に行ったのだが

静かにニコニコと講演してくださった林さんは 私が思っていた人とは

かなり違っていた。一言で言えば、とても大人の雰囲気。

去年だったかドラマ化された「下流の宴」について、

彼女がどんなところからねたを拾い どんなふうに作り上げたかを
とても分りやすく 説明してくれた。へーー、そういう風に物語って
出来上がっていくんだなあ・・・と。

そして、ついこの間お亡くなりになった大御所「渡辺淳一」先生と
林さんが 親しかったというお話。
大変 興味深かった。

一時間の公演時間が 
あっという間で 30分ほど伸びた。
までは 作品を通してファンだったのだが、

生の林さんにお会いしてますますファンになった。

帰り際、本を買った人には サインがもらえるというので 
ちゃっかり一番に並んで、
握手までしてもらった。

ミーハーなことをあまりしない自分としては すごーくがんばった。
上出来。すっかり舞い上がって帰宅した。

 

帰ってきてから 去年 話題になったという「野心のすすめ」を読んだ。

そしたら、やっぱり、その一方ならぬ野心は 

あの生でお会いした静かな雰囲気からは かけ離れているような・・・。

 

そこで、またまた混乱してしまった。

 

「野心のすすめ」林真理子著によれば、

彼女の唱える野心というのは 「もっと価値ある人間になりたい」という

真っ当な向上心だという。

「野心・・・」を読みながら、自他共に認めるのんびり屋の私は 

彼女が唱える野心が重たくて 苦しくて 読むのをしばし中断した。

本の中で、野心が もの凄いエネルギーを発散していた。

だから彼女は 成功した。それは 納得。十分に分った。

「ああ、でも、しんどいなあ。よくやるなあ」と思いながら続きを読むうちに、

そういえば、すっかり忘れていたが、私にだって野心はある。
ちょっぴりだけど 向上心だってある。・・・
ということを思い出していた。

 

「野心をものにしたければ 人並み以上の努力すること、

えげつないほどの努力をすることだ」と林さんは言う。

 

が、・・・無理無理、私には 無理。努力嫌いだし、えげつないのもだめ。

自分から食いつくことはまずしない。

なんとなく毎日を生きている。林さんとは間逆な人生。

 

だから、この差が出るわけね。・・・すっかり納得。

 

そして、つくづく自分が情けなくなり 久しぶりの自己嫌悪。

めげたなあ。

あまりにもめげたので ついフェースブックで愚痴ってしまった。

すると、

「人それぞれでいいんじゃない」

「自分なりの野心でいいのでは・・・」

とのご意見が・・・。

 

しばらくしこたまへこんでいたのだが、

次元が低すぎると自分を卑下するより 

自分を信じてちっちゃくちっちゃく進んでいけるよう

がんばるほうがいいかもしれないと 思い直した。

 

そう、小さな一歩も一歩だからね。

自分なりにがんばるよ。

 

でも、一冊の本で ここまで考えさせてくれるって

やっぱし林さんは 凄い。

”野心あり夢再燃の講演会”(高木子猫)

「強運な女になる」↓

http://americajijo.jugem.jp/?eid=639

「下流の宴」
http://americajijo.jugem.jp/?eid=231

握手までしていただき 大感激!!
少しは 彼女の強運を貰うことができただろうか?

JUGEMテーマ:自分が読んだ本
コメント
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    
<< April 2019 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM