初めてのトラフィックスクール 1

  • 2012.05.12 Saturday
  • 16:04
これは、1997年 アメリカ生活を始めて2年目の出来事。

隣の隣の隣町の教会でやっている無料の英会話教室に
必死で通っていたころ、次女がひざの靱帯を切断するという
怪我をした。

その日は 英会話教室のあと 娘をお医者さんに連れて
行かなくてはならず、急いでいた。
フリーウェーを 調子よく走っていたら
知らないうちに ポリスカーを追い越してしまったらしい。

私は あえなくポリスの餌食になり 御用となり
違反チケットを もらうことになった。
(いらないものをもらったってしょうがないんだけど・・・)

数ヵ月後、罰金を払い トラフィックスクールにいく羽目になった。

が、英語の理解力は 情けないほど頼りなく、しゃべれない、

聞き取れない、読んでも意味が解らない、という三重苦の真っ只中。

自分の言いたいことをしゃべれないのはもちろんのこと、

聞き取りは、膜のかかった絵を見ているようなもの。

いつもぼんやりとした情報しか得られない。

想像力をたくましくして、鮮明でない部分を補うという具合。

(あんまり今と変わらないね。いつまでたっても進歩していない)

しかし、時々想像力だけではどうにもならないこともある。

 

おまわりさんに捕まったときも 大慌てだったけど

その後。裁判所で行われる交通教室だなんて、

英語がわからなくて本当に大丈夫なのか?


しかし、心の隅にどんな物か見てやろうという好奇心も無きにしも非ず。

なんでもかんでも経験だからとポジティブ思考?

というより野次馬根性丸出し?!?!?!

 

はたして、その顛末は???

 

スピード違反で、切符を貰ってしまった私は、

トラフィック・スクールを受けることにした。

罰金を払うと、しばらくして案内が郵送されてきた。

 

そこには、オレンジ・カウンティー内の4つの裁判所(教室)と

いつ教室が開かれるかという予定が記されていた。

「裁判所(コート)で交通違反教室?なんだか怖い!」が、感想。

 

捕まったのは、アナ・ハイム(ディズニー・ランドがある)だった。

チケットに記された裁判所(出頭要請)はアナ・ハイムだったが

教室の場所は、家の近くの裁判所を選べる。

 

最寄りのニューポート・ビーチのコート(裁判所)を選んだ。

日時は、土曜日の8時間×1日講習(朝8時から午後4時)か、

ウィーク・デイの4時間×2日講習(夕方7時から11時)かの二者選択。

 

木曜日の4時間×2日間講習を受けることにした。

そして、場所と日時を電話で予約。

 

案内に、受付は6時開始、630分には受付が閉まる、とあった。

確か、遅れると入場できないのでくれぐれも時間厳守と記されていた。

当日、5時30分過ぎ遅れてはならじと家を出発。10分程度の道のり。

時間厳守と記されてあったので、早めに到着。

 

友人の一人曰く、「2分遅刻したら入れてくれなかった。

アメリカ人は時間にルーズだし、予約も入れてあるし、

2分くらいと思ったんだけど。」と嘆いていた。

 

確かに アメリカ人の時間の観念は、たいへん大まか。

しかし、トラフィック・スクールに関する限り時間厳守。

 

緊張でコチコチ。なにせ、たった一人で英語の中に飛びこむんだから。

知り合いも居ない。こんなちんぷんかんぷんで果たして用が足せるのか?

という心配もあった。

清水(きよみず)の舞台から飛び降りるとはまさにこれか?

 

 

5分前に目的地に着いた。すでに、人々は集まり始めていた。

車を裁判所の駐車場に入れる。パーキング・スペースはたっぷりあった。

大方が、勤めがえりらしい。

建物の前の広場に、入り口から3本くらいの人の列。

途中がぐちゃぐちゃしていてはっきり何本か判り難い。

どこの列に並んだら良いのか解らず、まごまごするばかり。

前の方(列の始まる入り口の辺り)まで、見に行ったり、

並んでいる人たちの会話に耳を澄ませてみたり。

しかし、知らない人に声をかけて尋ねる勇気は無い。

右往左往の挙句、やっと列にもルールがあると解る。

大きな違反、些細な違反というような具合に並んでいた。

 

並ぶ場所を確認後、しばらく時間があり、辺りを見まわす。

食べ物の移動販売トラックが、すぐ脇の道路に陣取っている。

教室は、この時間から始まり11時まで。

勤め帰りで、夕飯を食べられない人が多いに違いない。

この移動トラック食べ物販売は、おおはやり。

ハンバーガー、ホットドッグ、コーヒー、水のボトル等など、

思い思いの物を食べて、飲んでいる。

 

なんで、夕飯にこんな物を?

日本人の私には、この食べ物の感覚はちょっと???

が、彼らには、これらはりっぱな主食である。

何か飲み物でもと思ったが、列を外れてはならじと我慢する。

 

いよいよ受け付け開始。

入り口で、郵送された領収書を見せ、

どの教室に行くかを指示され、中に入る。

「裁判所ってどんなとこかな?」と思いながら、指定された部屋へ。

「うんうん!なるほど、裁判所だよ。」確かにコートである。

良くアメリカ映画に出てくるあの情景。

公聴席の部分に、席を取る。心細くて周りを見まわす。

アジア人らしき人はいるが、日本人とは限らない。

誰にも声を掛けられないまま、後ろの方の席に着き、待つ。

 

トラフィック・スクールは、定刻通り7時に始まった。

 

いよいよ始まった。(続く)

 

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