宣教師たちの足跡

  • 2006.05.01 Monday
  • 05:43



この時季のカリフォルニアは美しい。

野草の黄色いマスタードフラワーが 
海岸沿いの山々に咲き乱れる。

この黄色い花、菜の花だとばかり思っていたのだが
去年(2005年) 4年生だった娘が 

カリフォルニアの教会について

学校の授業で勉強したときに、

マスタードの花だということが判明。

 

それによると・・・

1769年に ヨーロッパからやってきた宣教師たちは

サンディエゴの教会を建て



1823年、サンフランシスコに教会を設立するまで




どんな苦労があっても、彼らは決してあきらめなかった。

彼らは 新大陸を植民地化するという政治的な目的の元に
自らの信仰心に支えられ

土着のインディアンたちを教育し、

農業を教え、
ともに暮らしながら 

インディアンたちを 教会に帰依させていった。

宣教師たちは、少数の兵士やインディアンを連れて
砂漠地帯カリフォルニアの海岸沿いを徐々に北上しながら
険しい丘陵地帯を切り開き、道を作り
一日(徒歩)で 次のミッション(教会)にたどり着けるように
21個の教会を50年以上かけて建てていった。

そして、ミッションをたどっていく旅人たちが

迷子にならないようにと 道しるべのために蒔かれたのが 
このマスタードの花の種。



250年近くたった今でもこの時期になるとその黄色い花は
いっせいに咲き誇り、カリフォルニアに初夏を告げる。

 

これら カリフォルニアの海岸沿いに転々と存在する21個の教会は
遠い昔のスペインの宣教師たちの苦難を今に伝えるものだ。


<参照>

Mission San Diego de Alcala (1769)
Mission San Carlos Borroméo de Carmelo (1770)
Mission San Antonio de Padua (1771)
Mission San Gabriel Arcángel (1771)
Mission San Luis Obispo (1772)
Mission San Francisco de Asís (1776)
Mission San Juan Capistrano (1776)
Mission Santa Clara de Asís (1777)
Mission San Buenaventura (1782)
Mission Santa Barbara (1786)
Mission La Purisíma Concepción (1787)
Mission Santa Cruz (1791)
Mission Nuestra Señora de la Soledad (1791)
Mission San José (1797)
Mission San Juan Bautista (1797)
Mission San Miguel de Arcángel (1797)
Mission San Fernando Rey de España (1797)
Mission San Luis Rey de Francia (1798)
Mission Santa Inés (1804)
Mission San Rafael Arcángel (1817)
Mission San Francisco de Solano (1823)
 

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コメント
いま、日本で「ニュー・ワールド」という映画が封切られています。
ポカホンタスを題材にした作品ですが、西欧人と先住民の衝突と融和が描かれているそうです。
先住民たちは当初、植民者たちに概して友好的だったようで、歴史の本を読むと、現在のアメリカの農産物の7分の4はインディアンに教えられたものであるという記述もあります。
宣教師たちの栄光のミッションというポジフィルムの裏に、先住民のトライブの崩壊というネガフィルムが埋もれているのかもしれません。
  • Y.M.
  • 2006/05/02 11:16 PM
今日、それぞれの教会は歴史建造物として保存されながら 今も使われているのですが、各教会ごとに資料館を持ち、当時の様子を知ることができます。

それを見ると、先住民たちと宣教師たちは結構仲良くやっていたようです。

でも、不況が植民地化の道具である限り 矛盾をはらんでいたのは確かですよね。
植民者→入植者に訂正します。
ヘンな日本語を使って、日本人として恥ずかしい。
  • Y.M.
  • 2006/05/04 12:41 PM
ニューワールドといえば、
ポカホンタスは 東海岸での入植の歴史。

西海岸への入植の歴史はもっと前になると思います。

そうそう、娘のクラスに ポカホンタスの子孫だという子がいました。

10年ほど前に通ったアダルトスクールでは、自分のおばあさんやおじいさんがピルグリムだったという方にもお会いしましたし、

そんな歴史的な人が身近にいるなんて、アメリカが歴史的に日が浅いことを物語っています。

ほんとうに。プリマス・ロックがアメリカ人にとっての「神話」ですものね。
  • Y.M.
  • 2006/05/05 9:08 AM
だから、学校での歴史の勉強といえば 
ほとんどが 現代史のみ。

低学年では、ピルグリムの入植を主に習います。
高学年になると 独立戦争を 詳しく習います。

神代の昔から長ーい歴史を持つ日本とは
勉強の仕方も違います。

社会が若い、だから合理的ということがいえると思います。

これもアメリカを形作っている重要な要素ですね。
Mitsukoさん、こんにちは。LAのFusakoです。ご無沙汰していますがお元気そうでご活躍ですね。今年のLAの寒さは異常。やっと山が黄色に染まり始めてにぎやかになってきましたが。Mitsukoさんは以前Irvineにお住まいだったと記憶していますが、IrvineのYale Circle 沿いのジャカランダの並木道をご存知ですか?昨年Yale Circleを通ったときとてもきれいで印象的でした。情報がありましたらレポートお待ちしてます。今年は寒くてSouthBayでもジャカランダはまだまだのようです。。。。では、また。
  • 2006/05/09 6:09 AM
Fusakoさん、お久しぶりです。

アーバインのジャカランタのつぼみはまだまだ固いです。

そうそう、土曜日に パロスバルデスカントリークラブにいきました。
海風が冷たかったです。

今年は 本当に寒いですね。
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