お師匠様に見つかった!

  • 2015.10.13 Tuesday
  • 10:51
 数日前に 羅新川柳の9月の会報が届いた。

関三脚氏が主催するこの会に入会したのが 

2012年の5月頃だった。S&Sの勉強会で関氏の講演を聴き、

アメリカで川柳は100年もの歴史があると知った。

そして、川柳には、「人生が苦しいときにそれ笑い飛ばすことができる」

すごいパワーがあると感動、興味を持った。

 

関氏に講演の感想などをイーメールでお伝えした。

すると、川柳会への入会を促された。

が、作るのは別の話。大体、頭が固いので、

川柳のように洒脱なものが自分にできるとは 思わなかった。

固くお断りした。にもかかわらず、熱心に誘っていただいたこともあり、

まったく初めての世界の扉が開いた。

 

それから三年半が経とうとしている。

それまで 川柳など まったく作ったことがなく、

最初の一年間は、入会してみたものの毎月の作句(3句提出)に

途方にくれたものだった。

あまりに何もできないので 川柳は 私には向かないと

あきらめようとしたこともある。

その後、パイオニア川柳会というやはりLAで長く続いている川柳同好会、

そして、その後できた浪漫川柳会にもお誘いいただいて入会した。

そして、あろうことか今ではオレンジカウンティーの

日系無料月刊雑誌の「オレンジの小道」という半ページの

コーナーで3ヶ月に一度の割合で皆さんから川柳をまとめる

ということもやらせてもらっている。

 

くしくも201510月号は 24回目で川柳が載っていた。

 

羅新川柳会報には 会員の皆さんの投句が並んでいて 

作品と作品の間には赤ペンで関氏の添削やコメントがびっちり載っている。

作句のヒントにもなり、ある意味成績表のようでもあり、

毎月楽しみにしている。それは郵便で送られてくる。

郵便受けにそれを見つけると いつも、真っ先に開封する。

 

今回も、「どれどれ今月はどんなかな??」と見てみると・・・

なんとそこに「この間、Kジョンさんのセミナーで頂いた本に、

高木さまが川柳欄を受け持っているページがあり大感謝!応援しています」

と赤ペンの文字。

 

あっちゃー!見つかってしまった。お師匠様には知られたくなかった。

だって、「川柳初心者がそんな大それたことをしているとは!とんでもない」

と思われるに決まっている。

 

それを見て、すぐさま 私は関先生あてにイーメールを書いた。

_____

川柳夜話と羅新川柳9月 届きました。いつもありがとうございます。

さて、お恥ずかしというかあつかましいと言うか!!

とうとう見つかってしまったのですね。

「オレンジネットワークという日系無料情報誌の半ページを

住山先生主催の文章会『猫の会』のメンバーで 埋めてください」

というお話があったのが2年前のことでした。

短歌で半ページをされていたグループのかたがたが 

高齢化という理由で おやめになったという事情でした。


猫の会のメンバーの皆さんからそのときに、

まとめ役をおおせつかり 「とてもできない」とお断りをしたのですが・・・。

結局、自分の勉強にもなるからと思って お引き受けしました。

もともとが短歌のページでした。

最初は、一番慣れている俳句でと思ったのですが、

そのころ住山先生ご夫妻も羅新川柳への投句をはじめられていたので

自分自身も始めたばかりの川柳と

まったくやったことのない短歌も加えて

なにもかもはじめて尽くしで挑戦しようと

まったくのむちゃくちゃをはじめたというわけです。


俳句、川柳、短歌の3種類を一ヶ月ごとにまわして作っています。

あっという間に2年が経ちました。早いです。

その3分の一が川柳ですので 8回分が川柳です。


毎回、真剣勝負です。確かに勉強にはなっております。


分をわきまえず、申し訳ありません。

自分も勉強しながらなので 手ほどき本を教科書に 

創作のヒントなども 載せております。

なにかお気づきの点などありましたら 

ご教授 お願いいたします。

 

と。

 

それにしても、人間というものは 年をとると

どんどんあつかましくなるのか?まったくもって お恥ずかしい。

 

が、たとえ半ページであっても、自分の名前を入れて、

それが、活字になるとあれば、真剣勝負にならざるを得ない。

何もしないで漫然と投句だけしていたら

こんなに一生懸命勉強もしないだろうし(なにせ生来ののんびりやなので)、

今後も続けていく限り一生懸命にならざるを得ない。

「苦労は買ってでもしろ」というのはこういうことなのだろう。

そうでもしなければ、怠け者の私は なんにも動かないでいるかもしれない。

 

「チャンスは 後ろがはげ頭」ということわざもある。

いつもならチャンスを逃してばかりいる私だが、

これをチャンスと思って ずーずーしく がんばるぞ!!



日本よりも日本(詩吟)

  • 2015.06.15 Monday
  • 14:26
 LAダウンタウン、リトル東京に 久しぶりに行った。
 

数日前、詩吟の公演があるから 是非にとお誘いを受けた。

詩吟??

門外漢で まったく解らないし 興味もない、

ダウンタウンへ自分で運転していくのも無理、

と、お断りをしたのだが、

日本からの師範の先生たちが来て吟ずるのでかなりのものだから

と、熱心にお誘いいただき 

おまけに 連れて行ってくださるという。

 

そこまで言ってもらったら 

これも何かのご縁 行ってみようじゃないの。

取材だ!

ということになり 出かけたのだった。

 

公演を見るまでは

詩吟???

メロディーもないし なんだかうんうんうなっているだけだし

というぐらいにしか思っていなかった。

が、違った。

 

まず、ここオレンジカウンティーにも 熱心に詩吟に励んでおられる人たちが

かなりの数、居ると知った。

知り合いのご夫婦も熱心に詩吟に通われていて 

たいそう楽しんでいるとうのは知っていたが・・・。

 

聞いたところによると、

太平洋戦争の時、日本人の人たちが送られた強制収容所で

詩吟は熱心に 行われていたという。

日系人の歴史 そのものというか

それは、日本よりも日本らしい日本文化がここにある理由というべきか?

興味深い。

 

人間いくつになっても 初めて体験することに出会う。

この詩吟の公演もそのひとつになった。

 

今日のイベントの内容は・・・

「日米親善吟剣詩舞道交流会」

南カリフォルニア詩吟連名と日本からの市銀連名の人たちによる吟詠と

「かぐや姫」という詩吟と剣舞で構成された出し物の3部仕立ての

公演だった。

 

何の知識もないど素人でも 楽しめた。

 

実のところ耳心地がよくて

居眠りしてしまった。

(熱心に詩吟を勉強されている方たちには申し訳ないと思いつつ

睡魔に勝てなかった私。すみません)

 

詩吟が あんなに耳心地がよいものだとは驚きだ。

剣舞も切れがあって かっこよくって

素敵だった。

 

そうそう、公演中に居眠りする私のような不埒なやからはさておき

会場は 満員御礼。すごい賑わいだった。

南カリフォルニアの詩吟の人気に びっくり!

1時の開場時刻の30分前から 公演開始を待つ人で 

シアターの周りには 行列ができていたし

久しぶりに訪れたリトル東京もすごい人出だったし

アメリカに暮らす日本人のパワーを感じた一日だった。


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