歴史的な大山火事
- 2018.08.09 Thursday
- 08:42
日本では、西半分が猛暑、
東日本と北日本は速度の遅い台風に
要注意という今日。
どうか大きな災害になりませんように。
一方、カリフォルニアは 台風とは無縁。
ハリケーンと呼ばれる台風はアメリカで東海岸南部を襲うが、
私の住んでいる南カリフォルニアは雨降らない砂漠地帯だ。
その砂漠地帯に水を引き 緑を育て 畑を作り、人々は住んでいる。
自然を コントロールして 快適な住環境にしている。
あたかも、自然を自分たちの思い通りにできると
人々は考えているかのようにみえる。
これが砂漠だとは思えない緑豊かな住宅地をみるにつけ
自然の恵みと同時にその脅威をも受け止めて暮らす日本の暮らしとは
そこに住む人々の考え方が 根本的に違うのを感じるのだが・・・。
そのカリフォルニアで、唯一 人間が抗えない大きな自然の力を
感じる自然災害は 山火事だが、
気温が上昇し 空気が乾燥する夏は まさに山火事の季節。
その大きさが歴史的だという山火事が
先月から北カリフォルニアで起こり、燃え続けている。
焼失面積は東京都と同じ広さになったと 今日のニュース。
そして、二日前から とうとうここオレンジカウンティーでも
山火事が起きている。
我が家の近くの交差点から山のほうをみると・・・
矢印のところが 煙。時折 炎まで上がっている↓
案外早く消えるのではないか(希望的観測)と思っていたが、
現在、5パーセントしか鎮火していない。
やっかいな 連日の暑さと乾燥、それに風が加わって
消火活動は進まない。
何百人という消防士たちが 懸命に消火活動を行っているが
今日で3日目、山のほうを見ると
昼間にもかかわらず 赤い炎が見える。
この火事、暑さによる自然発火かと思ったら
犯人らしき男が昨日逮捕され 取り調べ中だそうだ。
これは自然災害でなく人災。
これも毎度のことで どこかで山火事が起こると
面白がって火をつける輩が出る。
人間というのはどこまで愚かなのだろう!
愚かといえば、
トランプ大統領は、北カリフォルニアの大火事について
「カリフォルニアは山火事を消すために水を無駄にしている」
などというとんでもない言いがかりをつけてきて
物議を醸しだした。
カリフォルニア政府は それに対して正式に反論した。
それにしても、トランプさんたら 相変わらず無茶苦茶。
早く山火事が収まりますように。
赤い印が オレンジカウンティとリバーサイドカウンティーの間の山火事の場所↓
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