デンバー空港はアメリカ一らしい。
広大な敷地に 3つのゲートとメインターミナルが配置され 電車(地下鉄)で繋がっている。
空港の周りには 民家もなく その地下には 有事の際に 大統領がそこから指令を出すような施設があるという噂も。
リフト(白タク)を使い30分ほどで 空港のユナイテッドエアーのセクションに着く。
ここからが また初めて体験。
建物に入るとそこには 長い行列が できている。
1、荷物タグをプリントアウト
2、荷物をチェックイン
との表示。
普通のチェックインは?
と 初めての私は 戸惑う。
うろうろしつつ 周りを見渡すが チェックインの場所は 他には見当たらない。
落ち着こう!
時間はたっぷりある。
並ぶ前に トイレに行こう!
ちょっと落ち着いたところで やはりここがスタートだとにらんで 行列に並ぶ。
早めにきて良かった。
行列は徐々に進み セルフチェックインのマシンのところへ。
やはりチェックインはここでよかった。一安心。
予約番号を打ち込む。
と、フライトを変えるボランティアには300ドルとか400ドルとか選ぶ画面。
「NO」を押して次へ。
スーツケースを預ける30ドルを払うと荷物タグとチケットが印刷されて出てくる。
やはりオーバーブッキングなのね。
チケットには、やはり座席番号はなくまたしても出発時のことが思い出される。
しかし、一度経験済みなので まあなんとかなるに違いない。
出てきた荷物タグを そこにいた係の人が手際よく貼ってくれて 直ぐに荷物を預けるカウンターへと移動する。
混んではいるが割合スムーズに手続きが進む。
荷物を預けたら 次はセキュリティチェックだ。
いったいどこ?
どっちへ行けばいいのか?
しばし考える。
全く親切じゃないなあ。
案内が 分かりにくい。
またちょっとうろうろ。
どうやらこっちの方角らしいと当たりをつけて進むと。。。
ピンポーン!
角を曲がるとまたしても大行列が現れる。
オレンジカウンティのような小さな地方空港とはまるで違うロサンゼルス国際空港に匹敵する大きさのセキュリティチェックエリアに大勢の人が並んでいる。
いくら時間に余裕があるとしても これは侮れないとびっくり。
順番は程なく回ってくる。
が、荷物を乗せるトレーが足りなくてトレーを待たなければならないほど。
そこでは、靴を脱ぐ必要がなく(アメリカの空港のセキュリティチェックでは 靴を脱がされるところが多い)、やれやれと思ったら 何故か金属探知機に引っかかり MRIのような体を一周スキャンされるマシンで もう一度検査。
またしても そこで時間をくう。
そこでは、同じように金属探知機に引っかかる人が続出。
皆 体をぐるりとスキャンされている。
ご丁寧に その後 セキュリティスタッフにボディーチェックされる人も。
私は、ぐるりと一周のみで そこもなんとか無事通過。
いよいよ搭乗口を目指す。
これから先は来たときの逆を行く。
しばらく進み 地下へと降りる巨大なエスカレーターのところへ。
地下を走る電車に乗り Bゲートへ。
なんとも広い通路の動く歩道
時間をチェックするとお店によってスナックを買うくらいの時間はある。
朝ごはんもお昼ご飯も軽かったので 何かお腹に入れようと売店を物色。
こんな時おにぎりがあればいいのに。
そんなものはない。
フルーツカップと水を買う。
そして、ついにジョンウェイン 行きの搭乗口に着く。
出発ゲートのカウンターには すでに 航空会社の地上スタッフが。
座席番号を貰わなくちゃ。
くれるかな?
ダメ元で聞いてみる。
一緒に乗る家族はいますか?
と聞かれ
「いいえ、一人です」
と答えると すぐにチケットが発券される。
おや、来たときとはえらい違いだ
と思いながら もらったチケットを確認すると 真中の座席番号が。
一難去ってまた一難。
窮屈なフライトになりそう!
まあ、来たときのようにドキドキはないけど 座席のラッキーもないってことね。
それから 数十分後 オレンジカウンティを目指して 飛行機は無事に飛び立つことに。
そして、2時間半後、五泊六日のデンバーへの旅は 無事に終わった。
オーバーブッキングの恐怖
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