蜜蜂と遠雷 恩田陸著
- 2023.08.14 Monday
- 12:28
久しぶりの読書だった。
2017年 直木三十五賞、本屋大賞ダブル受賞作品。
という折り紙付き。
だから、当然かも知れないが
娘に「面白いよ。」と勧められて 読み始め、
なんと、一気読み。
かなりの長編なので 2日間を要したが
ワクワクしながらどんどん読んだ。
本はいいね。やっぱり!
学生の頃は 手当たり次第に本を読んでいたけど
いつの間にか、だんだん読まなくなった。
日本からカリフォルニアに引っ越した当初は、
あえて 日本語から遠ざかっていた。
日本語を読むくらいなら 英語を覚えようと必死だった。
しかし、その時期を過ぎて 英語の勉強もしなくなったのに
ますます、本から遠ざかって・・・。
短いエッセイなど 面白ければぼちぼち読むが
小説は よっぽど面白くないと読み続けられない。
だから、久々のヒット!
日本で行われるピアノの国際コンクールに参加する若き天才ピアニストたちの物語。
読みながら、ネットフリックスのアニメ「ピアノの森」と
登場人物たちの天才ぶりやコンクールの周辺事情など
似通ったところもあったりして
「ピアノの森」のところどころを思い浮かべたりしつつ
魅力的な登場人物たちにグイグイ惹きつけられた。
いいなあ。
音楽の才能!
音楽、好きだけど ピアノはバイエルの初歩の初歩。
ボケ防止と思って 時々弾いているが
うちのピアノは ポロポロとは鳴ってくれない。ただの騒音。
ちっともうまくならない。
チェロも 大学のときにちょっとだけ触れて大好きだけど
弾けるというには程遠い。
好きなのになあ。音楽は私に微笑んではくれない。
羨望の念も相まって 天才たちの物語に没頭。
しばし この世のうさを忘れた2日間だった。
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