くまの子ウーフ「おつかいかぞえうた」

  • 2018.08.01 Wednesday
  • 15:03

くまの子ウーフ「おつかいかぞえうた」 神沢利子さく

 

「ウーフ、いちばにおつかいにいってちょうだい」

と、おかあさんが くまのこウーフにたのみます。

 

(ウーフ、おりこうさんです)・

かいものかごをさげて、ウーフはでかけます。

 

何を買ってくるのか忘れないように

ウーフは 買い物数え歌を考え出し

歌いながら 歩いていくことにします。

が、途中で 狐のツネタに出会います。

ツネタはかいものかごをさげて 弟のコンを連れています。

 

ツネタも ツネタの買い物数え歌を 歌います。

 

ウーフは それを聞いているうちに 

自分の数え歌が分からなくなってしまいます。

 

しばらくして ウーフは ツネタと別れて市場へ。

でも、ウーフは 自分が何を頼まれたのか

すっかりわからなくなってしまいます。

 

市場では 魚屋さんがウーフに声を掛けます。

魚屋さんオリジナル買い物数え歌をうたって

ウーフに 魚を売ろうとします。

 

となりの八百屋さんも お野菜数え歌をうたって

ウーフに野菜をすすめます。

 

が、ウーフは考えます。

頼まれたおつかいは なんだっけ?と。

しばらく考えて・・・

 

ウーフは頼まれたものが何だったのかを 思い出します。

(思い出してよかったね。ウーフ)

 

帰り道、ウーフは、ウサギのミミちゃんに会います。

 

・・・・

 

まるでテレビの初めてのおつかいさながらに

ウーフが 市場へおつかいに行く物語。

 

なんだかほっこりするなあ。

この展開。

 

ウーフじゃないけど 最近、買い物リストはメモが必須の私。

ウーフのように 今度はメモじゃなくて数え歌で

必要な物を覚えていったらいいかもね。

(えっ??絶対無理??だって)

やっぱり??ね。

 

メモがいいと思うけど

そのメモ用紙を テーブルに置き忘れて出かけるという

体たらく。

 

幼い子の初めてのおつかいはかわいいけど

うっかりボケ始めのおばちゃんのおつかいは かわいくない!!

 

わかっております!

 

くまの子ウーフ ととろ図書館で 貸し出ししています。

 

 

 

 

JUGEMテーマ:読書

だるまちゃんとだいこくちゃん 加古里子(かこさとし)著

  • 2018.07.17 Tuesday
  • 08:08

だるまちゃんがだいこくちゃんのところに遊びに行くと

だいこくちゃんがうちでのこづちというおもちゃを修理していました。

 

だるまちゃんが そのおもちゃでどうやって遊ぶのかを聞きました。

 

だいこくちゃんが うちでのこづちを振ると

こづちから いろんなものが ぽこぽこでてきました。

 

だるまちゃんは うらやましくなって こづちが欲しくなりました。

 

そこで 家に帰って・・・

 

かんかん ぎこぎこ・・・

 

かたちもすてきなうちでのこづつができました。

 

そして・・・

 

 

・・・続きは(ととろ図書館で)本を読んでね!

 

 

だるまちゃんシリーズで子供たちに大人気の絵本作家 加古里子さんは

今年(2018年)5月に亡くなられた。

92歳だった。

 

亡くなられる直前、お仕事をされている様子が

NHKのドキュメンタリー番組になっていた。

創作活動への飽くなき情熱が びりびりと伝わってきた。

ご高齢ということもあり、長年の執筆活動で痛めたという背中が

なんとも辛そうだったが、

作品に関して 一切妥協しないという気迫が

テレビの画面から溢れていた。

 

JUGEMテーマ:読書

 

注文の多い料理店

  • 2018.05.16 Wednesday
  • 11:32
古い本を見つけた。

イーハトヴ童話
「注文の多い料理店」
宮沢賢治著

亡き父の持ち物の中にあった。

宮沢賢治ねえ。
そういえば、「注文の多い料理店」は 怖いお話だったなあ。

有名だけど 細かいところまで覚えてない。
読んでみよう!

開いてみると なんだか古めかしい字体。
旧仮名遣いで 印刷も まだらで読みにくいぞ!

この本には 注文の多い料理店以外にも 8つの作品が収められている。

それらのどれも読んだことがない。
さっそく読み始めた。

「猫山とりぐんど」
何?????

しばらくして気がついた。
横書きのタイトルは、右から左へと書かれている。
「どんぐりと山猫」
だよ!

宮沢賢治の世界。
なんか新鮮。

美しくて 残酷で
悲しくて 優しい。

なんとこの本、
大正13年11月10日印刷
大正13年12月1日発行
定価金 一圓六拾銭

という古書だった。

父の生まれる前だよ。
どういう経緯で この本が父の手に渡ったのか?

そうね。
昔は 時間の流れが 本当に緩やかだったに違いない。


それにしても、
屋久島というのは 懐古趣味に浸るには なんとも 適した場所ではある。








「世界音痴」穂村弘著

  • 2017.10.15 Sunday
  • 11:18

「世界音痴」穂村弘著

 

「初めての短歌」穂村弘著と出会ってから

すっかり彼の短歌の詠み方のセオリーにはまってしまった。

 

「ユニーク且つまっとうでない短歌」なるものに魅了されて

http://americajijo.jugem.jp/?eid=977

はや、2年の月日が経つ。

 

今回はエッセイ「世界音痴」を読むことに。

 

なんだかなあ。そのかなり変わった世界観。

不器用さ。社会に対する不適合な具合が 覚えがあるわけで・・・。

 

だから彼の短歌のセオリーが無性に心に響いちゃったのかもと

納得の一冊。

 

涙など流して果ててカラッカラ誰が勝ち組?誰がルーザー?(みつこ)

 

 

JUGEMテーマ:短歌

今すぐに幸せになれる?(アドラー)

  • 2017.07.19 Wednesday
  • 17:42
「幸せになる勇気」 岸見一郎・古賀史建

他人の思惑から自由になること
=嫌われる勇気
=自分の課題と他人の課題を仕分けすること
=変えられるものと変えられないものを見定めること

それが自立すること

とアドラーは言う。

所詮 人間は 他人をどうこうすることはできない。
自分の力で 努力で 変えられるものは 己の考え方や行動だけ。

そして、それを行動に起こせば その瞬間から 悩みは解決する。

とアドラー。

確かに!

でも、わかっていてもできないのが人間というもので
だから悩みは尽きないわけで。。。

そこからの実践編が
「幸せになる勇気」





この本の帯には
「愛される人生ではなく愛する人生を選べ」
「ほんとうに試されるのは歩み続けることの勇気だ」
とある。

アドラーのいう「幸せ」がまたおもしろい。

幸福
=自分以外の人のための貢献すること。
が、ここには 重要な注意点がある。
他人のために何かするからといって
見返りを期待してはいけない。

人間というのはめんどくさい生き物で 何か行動を起こすとすれば
自分のためのだし
そうでなければ、他人に喜んでもらいたいから行動するわけで
純粋に社会の為 他人のために何かできるものだろうか?

が、そこをアドラーは ユングやフロイトとは違う彼独自の理論で
実践する方法を教えてくれる。

読んで 理解できたような気がして
やってみようと決心した。
が そのハウツゥーをここで説明するのは やめておく。

しかし、夢物語でなく 実際にできそうと思うくらいの説得力はあるので
なんか人生にもやもやしているというのなら
この二冊 読んでも後悔はしないと思う。

お勧めです。





嫌われる勇気はここをクリック
「嫌われる勇気」

アドラー「嫌われる勇気」

  • 2017.07.18 Tuesday
  • 13:13
「嫌われる勇気」岸見一郎・古賀史健

アドラーの心理学に出会ったのは去年。同名のテレビドラマだった。

刑事物ドラマ。
若いけれど なかなかユニークで優秀な主人公が
周りとは違う視点から事件を解決するというような筋書きだった。

このドラマ、視聴者が アドラーの心理学を 誤解して捉えかねない
という理由で 抗議があり 早々終わってしまったと聞いた。

しかし、アドラーという名前さえ知らなかった私に
きっかけを与えてくれた。

本の帯には
「すべての悩みは 対人関係の悩みである」
「人はいま、この瞬間から幸せになることができる」
とある。

魅力的な言葉だ。

さっそく読んだ。

本は、哲人と青年の対話という形でアドラーの個人心理学を解いていく。

まるで哲学。
フロイトやユングなどと同時期に活躍した人だというが。。。
難しい!

今 この瞬間から 特別な自分でありたいと思うことをやめて
普通であることを選べば 悩みは解消。
劣等感から解放されて 幸せになれるという。

狐につままれたような話だが 妙に説得力があり やってみたくなる。

が、そんな簡単なはずはなく もやもやとしながら
次の著書
「幸せになる勇気」


(続く)
「今すぐに幸せになれる?」






屋久島流、晴耕雨読

  • 2017.04.17 Monday
  • 13:38
「屋久島発、晴耕雨読」長井三郎著

時には同じものを読んで 「面白い」と気があうこともあるらしい。

おっとっとが 屋久島の北のほうにあるコーヒー屋さんで見つけたという
この本、甘っちょろい私の屋久島愛を 蹴散らして 粉々に砕いてしまう。

著者 長井三郎さんは 屋久島生まれ 屋久島育ち、早稲田大学卒。屋久島在住。
1951年生まれというから 少しお兄さんだが 似たような年だ。

日本国という同じ国で 同時期に 子供時代を過ごして来たはずなのに
本の中の長井三郎さんの子供時代は 私のそれとは似て非なるものだ。
牧歌的で懐かしいものだけれども 一方で もっともっと 壮絶というべきか?
高校生の頃にやったという土葬されたお墓を掘り返すアルバイトのお話など
びっくりを通り越して腰が抜けてしまいそうだ。

そんなこんながあって、今この瞬間、屋久島が未だに持ち続けている良いところは
私たちが 利便性を追求し 時間と共に 失ってしまった何かだということを 切々と教えてくれる。

読みながら
「お前たちには屋久島の良さなど 分かるはずがない。
そんな薄っぺらな気持ちでここに来るんじゃない」
と 痛烈に怒られ 謗られ 責められているような気がする。

「もっと謙虚な気持ちで生きろ!」

今日も 屋久島は 荒れている。

風の音と絶え間ない潮騒、山から流れ出る水の音、風に擦れる木々のざわめきの中で。。。


「九十歳。何がめでたい」佐藤愛子著

  • 2017.04.10 Monday
  • 20:52
「面白いらしいよ」と母。

母は 去年 圧迫骨折と腸閉塞で半年近く入院、年が変わり やっと家に戻ってきた。

その母の様子を覗きに 実家に戻った時の会話だ。

へえ。佐藤愛子?最近 読んでいないなあ。

学生時代、愛子さんのエッセイ、大好きだった。よく読んだ。
結婚してからも その軽快さや豪快な語り口が好きだった。

が、ある時気付いた。

「なんだかなあ。男尊女卑のような。。。前時代的だし。。。非合理的だし。。。 あまりにも潔(いさぎよ)すぎて 損だよなあ」
と思うようになり 好きでなくなった。

それからしばらく愛子さんの書くものとはご無沙汰だった。

それにしても、愛子さんらしいタイトルだなあ。

「読みたい?」
と母に聞くと
「お腹を抱えて笑いました とか評判らしいよ」
と読みたそう。

で、さっそく注文して 読み始める。

「こみ上げる憤怒の孤独」から愛子節炸裂。
29個のエッセイ。
何を読んでも 必ずどこかで 笑える。

愛子さん、九十歳をすぎてますます血気盛ん。怒っていらっしゃる。
懐かしいわあ。この感じ。

細川ガラシャ夫人 三浦綾子著

  • 2016.11.29 Tuesday
  • 20:59
先日、同三浦綾子氏の「千利休とその妻たち」を読んで
深い感銘を受けた。その続きのような気分で これも読み始めた。

細川ガラシャについての知識といえば 利休と同じ時期、戦国時代を生きた人物、
キリスト教徒として 非業の死を遂げたと言うことぐらいで それ以上の知識はなかった。

ガラシャは洗礼名。名は玉子。


物語は、玉子の両親 明智光秀とその妻煕子の結婚から始まる。
父光秀と母煕子は その時代には珍しい 仲睦まじい夫婦であった。
そんな彼らに慈しみ育てられた玉子は 幼い時から美しく聡明であった。

いかに光秀が優れた武将であったかが語られる。
その娘と生まれた玉子は美しく聡明にすくすくと育っていく。
細川家は明智家とは盟友で 共に織田信長に使えていた。
信長の命により忠興と玉子、二人の結婚は決まる。
嫁いだ後に悲劇は起こる。

物語は明智光秀が なぜ主君の信長を倒さずにいられなくなっていったか?
光秀は主君信長を倒した極悪非道の悪臣として世に知られているが本当は?
戦国時代の複雑な領主同士の力関係、人間模様を詳細に語っていく。

光秀の三日天下。秀吉の活躍で 光秀は直ぐに 敗れた。
結果は無惨であったから 破滅に向かうその辺りを読んでいくのは辛すぎて
時間がかかった。

玉子は光秀の娘、殺されてしかるべきだったが
忠興の玉子に対する執着が彼女の命を救う。
が彼女は、夫と子供たちと離れ 人里離れた山の中に
数年間 隠れ住まなくてはならなかった。

戦国時代の女たちが いかに 男たちの戦争の道具として扱われ
心など無いもののように扱われたか?
絶望と寂しさと 思うようにならない生き方を強いられ
簡単に命を奪われ。。。

そんな中で 玉子が だんだんとキリスト教に救いを求めていき
時代の波にもまれて果てるその時
彼女は信仰ゆえに 静かに終わりを迎える。

信長、秀吉、家康以外の 中小の大名たちの物語。
華々しく歴史に名を残さなかった逆臣 明智光秀を別の観点から見ていて面白い。


容疑者Xの献身 東野圭吾著

  • 2016.11.14 Monday
  • 11:11
容疑者Xの献身 東野圭吾著

タイトルを見て すぐに福山雅治扮する天才物理学者の顔が浮かんだ。
「ガリレオ」とかいう探偵ドラマがあったような、
なんだか見たことあるような。。。
でもどんな物語だったっけ???

ーーーー
うだつの上がらない醜男、高校の数学教師石神の並々ならぬ洞察力を
垣間見せる描写から 物語は始まる。

無骨な石神は密かに弁当屋で働く靖子に好意を寄せているが、
彼らはアパートの隣同志という間柄で それ以上の関係はない。

ある日、事件は起きる。
靖子と娘の美里親子をつけまわす靖子の別れた夫、
冨樫に暴力を振るわれて 娘と母親は 冨樫を殺してしまう。
自首しようとする靖子をためらわせたのは 娘美里の事件への関与と
娘を殺人者の家族にしてしまっていいのか?という迷い。

その二人に 死体の後始末とアリバイ工作を申し出る石神。

彼の天才的な頭脳は 親子を守るために 鉄壁の作戦を考える。

石神の作戦通り 刑事の追求は 微妙なところで 真実からズレて行く。

が、湯川教授登場!

石神の頭脳対湯川のそれとの対決が始まる。

物語の結末は 思いもかけない方向へ。
石神の靖子親子への壮絶なまでの献身に 唖然とさせられる。

小気味良い湯川教授の洞察力と彼と同程度かそれ以上の石神の戦い。
真実を知った湯川の 友人石神への友情。

引き込まれてどんどん読んでしまった。

福山雅治ファンには小気味良い作品。


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