秋の蜂

  • 2023.09.10 Sunday
  • 05:14

今日 2023年9月9日(土)

予報では

最低気温 19度C

最高気温 32度C

数日ぶりの30度超え そういえば、昨日もちょっと暑かった。

その前は 最高が25度C前後で 涼しくて ホッとしていたのに・・・。

 

最近富みに暑いのがこたえる(年だわ)。

きっと 蜂たちも 今日は、秋の蜂から夏の蜂になって

元気を盛り返しているかも。

 

 

ひそひそと羽音と風と秋の蜂(美津子)

 

 

季語=秋の蜂 (九月 秋)

蜂は冬眠するがその直前まで秋の花野や、庭先の花壇などで活発に動いている。

中秋もすぎることになると、小虫は羽化して成虫になる。

その若い蜂が巣にしがみつくように群れている。

____現代歳時記(成星出版)より

 

 

 

 

 

 

五七五のマジック

 

俳句は 五七五の十七音で世界を描く。

 

作者の世界観と気持ちをたったの十七音で伝えるなど、無理なのでは・・・。

しかし、やらなければならない。

 

そこでの心強い味方が季語だ。

季語には 「本意」という膨大な情報が内包されている。

 

言葉を厳選し、余分なものを削ぎ落とし、それらを繋げる。

あれこれやっていくうちに 不思議だ。

世界が 広がっていく。

 

十七音の勝負は いつのときもマジック!`

 

 

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虹の取っ手

  • 2023.06.02 Friday
  • 15:24

箱庭の市井に虹の取っ手かな 

                  (高木美津子) 季語 虹(夏)

〜〜〜〜〜

 

★俳句のルール★

俳句は難しいとよく言われる。

季語、切れ字の使い方、音数の数え方、それに伴う字余りの可否などなど 

ルールというか暗黙の俳句の作法があるからだろう。

だが、基本は、五七五の定形というそのリズム感と

一つの作品に一つの季語という最低限の約束だけだ。

 

最近は 自由俳句というそれさえも気に留めずに作る俳句もある。

もうそうなると何でもありで それを俳句と呼ぶのか?

というのは 人それぞれ。

私は個人的に 季語の偉大さに魅了されているし

読んだときのリズムは大事だと思うので

自由俳句はちょっと苦手だ。

 

何年も五七五、五七五と作っていくうちに 

作り方のコツがあることは 何となく分かるような・・・。

 

文字数が、五七五しかないから 感動をどのように表現したら 

より伝わるのか?を常に考え、独自の表現を探し、

なおかつ 俳句の基本から外れすぎないようにと

工夫している・・・つもりだ・・・。

〜〜〜〜〜

 

 

 

 

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外つ国の

  • 2022.04.02 Saturday
  • 13:11

外つ国の玄関に座す内裏雛(高木美津子)

 

今日は 2022年4月1日(金)。

 

エイプリルフール。

が、近くに冗談を言う相手も居ない。

というわけで エイプリルフールはスルーすることに。

 

そういえば、そろそろお雛様をしまわないと・・・。

 

今年も 南カリフォルニアOCの我が家では

2月の半ば頃から 内裏雛が玄関を飾った。

 

お雛様といえば・・・

 

「お雛様を仕舞い遅れると 娘が 嫁に行き遅れる」

という日本の言い伝えは しっかりと心に刻まれている。

そのこだわりが 心のどこかに引っかかっている。

 

にもかかわらず、それをしまうのはいつも4月になってからと決めている。

 

我が家を訪れるお客様とて 

「え、まだ飾っているの?」

と、我が家の3月3日過ぎにも関わらず飾られているお雛様を見ると

一様に驚く。

 

まだ独身の娘がいるのに なぜそんなに遅くまで飾っておくのか?

って???

 

それには ちゃんと理由がある。
 

うちの田舎では 4月旧暦でお雛祭りを祝った(現在どうなのか?わからないが)。

その子供時代の習わしは 「行き遅れる」の言い伝えと同様、

心の隅に刻まれている。

 

そんなこんなで、我が家では、お雛様を 4月までの二ヶ月ちかく飾っておく。

旧暦でお雛祭りだったからと言い訳をして

一旦飾ったお雛様を できるだけ長く飾っておきたい

というのが 本当のところかもしれない。

 

お雛様だって 年に一度のこと、そのくらい日の目を見たかろう!

 

そして、流石に2ヶ月近く飾れば

そろそろしまってやらないと

と4月の初めころには 箱の中に戻す。

 

だから、時期を逃さずにきちっともとに戻すことができるというメリットがある。

 

お雛様、今年もありがとう。

来年またね!

 

4月1日 エイプリルフールではなく

今年も、我が家のお雛様は 無事に箱へとお戻りになった。

 

 

木目込みの内裏雛↓

 

 

 

 

 

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入選???

  • 2021.10.28 Thursday
  • 12:33

10月23日(土)の夜の新俳句大賞の結果発表ライブ・・・

 

穴のあくほど見つめ、

最後の最後まで どこかに自分の名前が無いかと探し・・・

 

無残にも(・・・当たり前だけど) どこにも見つけられず

6月から3ヶ月半、密かに心に秘めていた楽しみは 

粉々に砕け散った・・・。

 

失意のうちに ↓一日を腑抜けになって過ごし

http://americajijo.jugem.jp/?eid=1347

 

その夜のこと

奇跡が、・・・???

 

Eメールをチェックすると・・・

新俳句大賞から

パスワード(伊藤園新俳句大賞事務局:ファイル受信用)

という謎のメール。

何?????

ファイルを開けるパスワードがそこには記載されている。

?????

2次審査通過のときにもこういうメールが来たなあと

思い出す。

 

ということは、

どこかにファイルのURLお知らせメールが来ているはず・・・

 

あちこち探すと・・・ソーシャルのジャンル(クズメール)に振り分けられて

(6270032)第三十二回伊藤園お〜いお茶新俳句大賞 結果通知

というメールが・・・

内容は___

 

高木 美津子 様

 

「第三十二回伊藤園お〜いお茶新俳句大賞」に

ご応募いただきまして、誠にありがとうございました。

 

この度は、ご入選おめでとうございます。

 

そして、ファイルのURLがあり、

パスワードを入れると・・・

 

なんと、佳作入選の賞状

 

入賞はしなかったけど

佳作だって!!

 

そして、その賞状には、

 

佳作入選は ボトルには掲載されない

 

との記述。

 

単純な私は 佳作がどんだけのものかはわからないけど

それだけで幸せに。

 

まあ、いいじゃない。

ボトルに載らなくても。

 

もしかして、2次審査に受かった人は

全員佳作???なのかな??

 

でも、でも よくやったぞ!私。

褒めてつかわす。

 

金子兜太先生もこの大会の選者だったんです↓

 

 

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古新聞の記事(伊藤園おーいお茶新俳句大賞)

  • 2021.10.25 Monday
  • 03:53

腑抜けになっている。

あーー、やっぱりだめだったかあ。

 

何が?

「伊藤園おーいお茶新俳句大賞」の入賞を逃したのだ。

https://itoen-shinhaiku.jp/result/

大賞のオンラインのライブ結果発表が

昨夜(日本時間は1024日 午前11時から)あった。

 

今回の応募総数 206万句弱。過去最高数だったらしい。

すごい数だねえ。

 

この俳句大賞への応募歴は 2回。

 

初めての応募は前回の2020年、31回大会だった。

その大会の存在を知ったのは、

夏井いつきさんのユーチューブ俳句番組だったと思う。

 

それまでも、時々、気がついたときに NHK俳句に応募したり

と、やらないよりまし程度のアクション。

当然のことながら 引っかかったこともない。

 

初回は、とりあえず、お茶の句を応募した。

当然だが、見事 箸にも棒にもかからずに終わった。

去年の結果発表は、コロナ禍ということで 

今年と同じオンラインのライブだったが

それを観て 初めて それが新俳句というジャンルだと

知ったというお間抜けな私。

 

そして、一度応募したということが ご縁を生み

去年秋口に、伊藤園からEメールで32回大会の案内が来た。

そこから、ホームページにたどり着き、

過去の入賞作品を研究??したりとか、

お茶の句じゃなくていいのねと納得したり・・・。

そうこうしているうちに、その俳句大会の規模の凄さを知ってびっくりしたり。

 

去年の応募も 195万句以上あった。

 

あまりに凄すぎて 笑ってしまったが

入賞するとお茶のボトルに自分の作品が印刷されるらしいこともわかった。

いいじゃない。楽しいね。

 

こうなればダメで当然と今回の32回大会へ2度目のチャレンジ。

応募した。

 

そして、応募したことも忘れてしまっていた今年6月のはじめ

選考委員会からEメールで2次審査通過のお知らせがあった。

応募がいくつあったのかは その時は知らされなかったが

とにかく2万句の中に残ったというお知らせだった。

 

びっくりした。

自分がどんな句を作って送ったのかも忘れていたけれど

最終選考へ向けて その句を作ったときの気持ちや

その句が自分の作品である旨の確約やら 

アンケートを記入するようにとのEメールの内容だった。

 

その時は 嬉しかったなあ。

これって もしかしてすごいこと???

えーー、入賞の可能性あり!ってことだよね。

と、一人でニヤニヤした。

 

が、現実は そんなに甘くはない。

そこからまた審査があり、2000句に絞られるということだった。

 

ハハハ!

それから昨日まで かすかな希望に胸膨らませつつ

落選がわかるまでは 入賞の可能性ありだ!!

と、楽しい時間を過ごしていた。

 

あーーあ、結果出ちゃったよ。

残念!

無念!

 

俳句歴???

いやあ、言いたくないかも 

なんと28年。

 

でも、33回大会へ向けて 頑張るよ!

今回、2次審査 通ったってことを励みに。

 

花の塵古新聞の記事の顔(みつこ)

 

部屋を片付けていたら古い新聞記事の切り抜きが出てきた。

学生時代の自分がそこにいた。

そこから無数の思い出と温かい思いがフラッシュバック。

さくら色の過去が舞い散っているようで・・・。

 

 

続く(この夜 奇跡起きる・・・)↓

「入選???」

http://americajijo.jugem.jp/?eid=1348

 

 

 

 

 

 

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自宅待機は解除されたけど。。。

  • 2020.06.08 Monday
  • 11:48
今日は 2020年6月8日(月)。

昼。気温27度。
梅雨のないカリフォルニアには 今日も空いっぱいの青空が広がる。

3月中旬に出された自宅待機命令は6月になり徐々に解除されつつある。
先週からレストランのオープンも許可された。

世の中は動き出した。

閉塞感は取れ ホッとしている。

が、南カリフォルニア、OC(オレンジ郡)の新コロナ感染者数は 解除後に徐々に増えている。
数字を見る限り とても安心できる状態ではない。

この数字、どこと比べるかが問題で
日本と比べると 圧倒的に多い。
が 隣のロサンゼルスカウンティに比べると少ない。

少ないとは言え、安心はできないので マスクとなるべく不要不急のお出かけはしない。
という いまだに自主的な自宅待機の暮らしをしばらく続けるつもり。。。



とっときのガラスの器さくらんぼ  (高木みつこ)
季語=さくらんぼ(夏 6月)

茫々の

  • 2019.05.23 Thursday
  • 09:49
故郷 静岡県 熱海の海


茫々の五月(さつき)の海や迫り(せり)上がる
(みつこ)


白南風(しろはえ)

  • 2019.05.12 Sunday
  • 14:20


白南風(しろはえ)や磯に砕ける波白し (高木みつこ)


季語=白南風:夏
梅雨が明けた後 あるいは梅雨の晴れ間の南風。明るく晴れやかな気分を感じさせる。



春を待つ蓬莱橋

  • 2019.03.26 Tuesday
  • 15:45



フェイスブックで 友人が
「春を待つ蓬莱橋」
とこの写真をアップ。

これは ナイスショット!
俳句になる風景。


蓬莱橋カタカタカタと春を往く
(みつこ)


蓬莱橋は我が故郷、静岡県島田市にある。
今時には珍しく木製。

歩くと 懐かしい木の音がする。

江戸時代には「越すに越されぬ大井川」と称された 流れの急な大井川に
明治18年 地元の農家の人たちによって架けられた。

今でも 要通行料。
大井川が大雨によって氾濫すると木製の橋は簡単に流されてしまう。
今まで何度も被害にあい 土台はコンクリートになったものの 上の部分は未だに木。

世界一長い木製の橋と認定されて 観光スポットになっている。

最近、テレビドラマの撮影にも一役かっているようだ。



kosuke さん、写真を使う許可を頂き ありがとうございます。

降り込められて・・・

  • 2019.02.05 Tuesday
  • 13:34

今年は雨が多い。

珍しい。とても珍しい。

こんなに雨が続くなんて・・・。

 

 

 

いっつもピーカン青い空がオレンジカウンティの売りなのに・・・。

 

 

雨に降り込められて 家で過ごす。

でも、何して過ごす??

 

ちょうどいいから今流行りの「こんまり」に精を出す。

 

友人の話だとこんまりさんの名字「近藤=こんどう」が

なんと片付けるという意味になり、

KONDO」という動詞になっているとか!

びっくり!

驚き、桃の木、山椒の木!

 

 

断捨離を決意する朝初時雨  (高木みつこ)

 

季語=初時雨(冬) 

 

 

 

 

 

 

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