ユニクロ恐るべし!
- 2014.09.08 Monday
- 09:54
無謀にも、ユニクロ開店2日目と言うのに、そこでアルバイトしている
娘の様子を見にのこのこと出かけていった私。
ユニクロが、私の興味をそんなにもそそったのには いくつかの理由がある。
一つ目は、ユニクロは 今や日本を代表するサクセス企業だ。
アメリカにはすでに数店舗展開し 人気を博している(らしい)し、
ヒートテックなどお値段がほどほどで 品質の良いものが
手に入るので 私の中で ユニクロは なかなか高得点を獲得している。
二つ目、娘が そこでアルバイトするというので 私の好奇心はいやが上にも増す。
さらに、何日か前に送られてきた 一枚の封書。
たかが学生アルバイトを雇うのに、あんなに詳しい身上調査をするってすごい。
先週だったと思うが、娘宛に、郵便物(封筒)がユニクロから届いた。
中身は 身上調査の結果報告だった。娘は、調査をされたとき、
結果を送ってくれるようユニクロにリクエストしたという。
見てみると、名前、住所、ソーシャルセキュリティーナンバー、
借金の有り無し、交通違反の有無、犯罪歴の有無など、仔細に渡っていた。
個人情報をこれだけ集められるとは、・・・。
お金もかかるだろうなあ。びっくりだ。ユニクロ、恐るべし。
開店の前に、夜を徹してお店の商品を並べたり、オープンに備えての
社員教育に借り出されたと娘から聞いていた。
これまで お店番などしたことの無い娘、
いったいどんな顔をして お店に立っているのかしら?
同じような年恰好のスタッフが大勢居て 見つけるのに苦労したが、
たくさんのアルバイトの若者たちに混じって 彼女も 働いていた。
声をかけると
「お母さん、お客さんのふりをして商品を見ながら話してよ」
と怒られてしまう。確かに、仕事中だからね。
「30分したら 夕食をとる時間だから 一緒にご飯を食べよう!」
というので、慰問団としては
「いいよ」
ということになり、30分後にモールの中のレストランで待ち合わせることに。
30分後に 現れた彼女、「疲れた、疲れた」を連発しながら
楽しそう。1時間の食事休憩。食べながら 彼女から ユニクロのうちわ話を
聞かされた。
今回のユニクロ新装開店にあわせて 日本から責任者が何人か来ているという。
彼らが行った社員教育では、いろいろ初めてのことを教えてもらったという。
たとえば、立っているときの足の開き具合(きっちり35度)、
正しい姿勢(猫背はだめ、何かに寄りかかってはいけない)、
商品のたたみ方(自分の体を使って 洋服を畳むのだそうだ)、
などなど、厳しく教えられたとか。娘は 洋服の畳み方が難しくて
なかなかできなかったから かなり練習したそうな。
今はできるようになったらしい。
そして、こんなことも・・・、
「グランドオープニングの日、お店が終わってから 売り上げ目標を
達成するべく 日本から来ている責任者の人たちは、商品を千ドル単位で
お買い上げしたんだよ。すごいねえ」と娘。
「エーー!自社製品を売り上げ達成のために買わされるなんてかわいそう!
どこで買っても同じ商品じゃないの?」
と私が言うと、
「このお店でしか売っていない商品があるの。日本では買えないし
アメリカのほかのお店でも買えないっていうのがあるからね」
ですって。へーー!そうなんだあ。まあ、それならお土産ってことで
いいかもね。
ちなみに、娘も 自分の欲しいものを 従業員値段で買ったという。
と言うわけで、ユニクロは どこのお店でも買えるものと
そのお店の特徴を出す品物と両方を取り揃えているらしいとの
内部情報を仕入れた私だった。
ちなみに、従業員への休憩時間などは アメリカと言う土地柄
かなり神経質に きっちりと取らせるようになっているらしい。
休憩を取るのは従業員の権利ということで、厳しいからね。アメリカは。
ブラック企業なんて汚名を着せられたら大変だし・・・。